その六
小物を探しに承芽の店に行くみたい。
瑞葉達は、役に立ちそうな雑貨を探しに承芽の両親が営む爽山に行くことにした。
「確か地下だったと思うけど」
地下に下りると奥に向かう。
「これとかどうかな」
承芽は『長い箱』という透明の長い入れ物を見つけて指し示す。
瑞葉は五十センチある透明の箱を手に取る。
「これなら水菜や長葱を側面から簡単に取れそう」
瑞葉達は一階にある会計に向かう。
「笹芽さん、これ買います」
「瑞葉ちゃんいらっしゃい、みんなも来てたのね」
「この箱を水菜と長葱の保管に使うんです」
「なるほど、便利かもしれないわね」
そう言って、笹芽は袋に箱を入れる。
「あとこれも」
会計を済ませたところで承芽が別の箱を持ってくる。
「なにそれ」
生実が尋ねる。
「『球集め』っていう、どこかに隠した球を集める遊びみたい。今日は遊びの日なんだし、これをやってみよう」
「どこに隠すの?」
瑞葉が尋ねる。
「やっぱり森がいいんじゃない?」
結菜が提案する。
「よし、晴沢の森に行こう」
隠す場所が決まると承芽は会計は済せ、四人は外に向かう。
「それじゃあ笹芽さん、森に行ってこれで遊んでみますね」
四人は晴長森に行くことにした。
「とりあえず、瑞葉の荷物があるから、まずは瑞葉の家に行くことにしよう」
承芽がそう言うと、四人は商店街西側の坂を登っていった。
次は球集め。




