第1集 献身慈悲のナインペイン 第4章 トップ・ドッグマウス ー4ー
気がついたら朝だった。
一応全パーツを調べ終わったところまでは覚えている…
けど、そこで気が抜けたのかいつの間にか眠ってしまったようだ。
ベッドに横から上半身だけうつ伏せになって寝ていたようで、寝返りでパーツを壊していないかと心配になって周りを確認しようとすると、フィーヴィーの顔が目の前にあった。
「あっ、ご主人様おはようございます…」
「!?……ごめん、いつの間にか寝ちゃったみたいだけど…ずっと見ていたの?」
「はい。私は眠らない人形ですから……ご主人様の寝顔が可愛くてずっと見ほれてました。」
寝ちゃった私が悪いのだけど、そう言われるとゾクっとしてしまった。
機巧部分が壊れていても基本は核心から魔法の力の制御で動かしている存在だから、頭を横向きに動かすぐらいはできるのか。
とりあえず、起き上がり窓から外の景色を見渡してみた。
よく晴れたいい朝だ。
今日は部品やら何やら沢山買わなきゃいけないから助かる。
ふと、昨日から風呂に入っていないどころか着替えてすらいない事に気がつく。
店が開くまでにはまだ時間はあるし外にも出ることだし…
まずは風呂に入るか。




