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人形技師ウィル・フォーメン  作者: 敦賀正史
第1集 献身慈悲のナインペイン
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序章

「ごしゅじんさまー、次の街がみえてきましたー」

「あんまり列車の窓から顔を出すと危ないよ」

 次の街に到着するのが待ちきれないのか、さっきから彼女がそわそわしている。

 彼女の名前はフレイムヴィレッジ。

 私は訳あって私の事を主人と慕う彼女と旅をする事になった。


「新しい街には何があるでしょうか、ご主人様?まだ見た事のないものがあるかもしれません」

「うん、それは到着してからのお楽しみだね」

「手強い賞金首がいるかもしれません。ご主人様に修理してもらった機能を試せますし、修理費用を稼ぐチャンスです」

「毎度の事だけど、あんまり危ない事はやってほしくないなあ…」

「私以外のリビングドールにも会えるかもしれません。どういう方なのか楽しみです」

 そう、彼女…フレイムヴィレッジは人間ではない。

 リビングドールと名付けられた人の様に考えて動く人形である。

 私は他のリビングドールに出会うため、リビングドールの彼女と旅をしている。


「祖父の顧客リストによると、この街の人にも一体出荷しているみたいだけど、まだ無事で動いているといいなあ」

「それに、もしかすると…完全漆黒の手がかりも何か掴めるかもしれません」

 完全漆黒を倒すために旅をしている彼女に、人形技師の私は付き添っている。


 あの日の出会い…あの事件の末…

 私は彼女はお互いの目的の為、一緒に旅をすると決めた。


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