114話≫〔修正版〕【堕零竜人】
短いのはもはや謝罪しかでてきません。
日間ファンタジーBest.8位
Soul‥Move〜新世界でもう一度〜
本当にありがとうございます。
この話は敵の紹介みたいになりました泣
時間があれば加筆します。
よろしくお願いします。
【概念魔法】とは、
この世界が現実に変わった後に
システムから解放された世界で遺された人々が編み出した、
想いを力に変換する魔法である。
強く願えば願い事が叶う。
だがそれは代を重ねるごとに低くなる内包魔力が原因で使いづらくなっていき、
やがて時代の波に飲まれ、
歴史の中に埋れていき忘却された。
システムの束縛から解放されてから数十年しか使われる事が無かった忘れられし魔法。
それが【概念魔法】。
××××××××××××××××××××××××××××××××××
戦士は勢いに任せ城壁を越えてくる魔物達を殺していく。
「うらぁぁぁあ!!!!」
戦士の1人、身なりからして冒険者であろう10代半ばの人族の男が上段に剣を構えて突進する。
「ギャイィァアァァ!!!」
振り下ろしを腕一本と引き換えに防いだノーマルデーモンは逆の手から生える爪で10代半ばの冒険者の胸を貫いた。
「ぁ…ガッ……ゴポッ……………」
もちろん今のように殺される者も後を絶たないが…
それ以上の勢いで戦士たちは魔物を殺していく。
後ろから英雄が俺たち、私たちをみてくれている。
そう口ずさむものまでいた。
別の方向を見れば冒険者風の10代後半の女性がシミターを振り回しながら戦っている。
相手はこれまたノーマルデーモン。
このまま行けばあの男のように殺されるだろう。
だが、ノーマルデーモンの背後で影が揺れて一瞬ノーマルデーモンの動きが不自然に止まった。
それに気を取られたノーマルデーモンは次の瞬間、首からシミターを生やしていた。
崩れ落ちるノーマルデーモンの影は近くの建物から出てきた1人の男と繋がっている。
(…面白い…あれもスキルなのか?)
そのクランは見た目の派手さは無いが堅実に1体1体を仕留めているようだった。
人間というのはやはりスキルを完璧に使いこなしている者が多い。
スキルの数が少ないからだろう。
沢山のスキルに手を伸ばしている俺と違ってそのスキルに精通しているような感じがする。
使うタイミングも、精度も、この世界の人間の方が俺より何倍も巧みだ。
自らの戦う事を志願した屈強な男達も武器を手にとって戦っている。
屈強な男達は包丁や角材を手に持ち、魔物に対して型のない攻撃を繰り出していた。
もちろんそれだけなら屈強な男達といえども即死する。
一般市民である彼らと魔物ではレベルが違いすぎるからだ。
だが人間とは群れる動物。
彼らは力のある集団の傘下に入る事で命を繋ぎ止め、戦っていた。
それは王国軍の兵士達だ。
彼らの統率力はみていて凄い。
陣形や動きは単純すぎる気もするが、纏まりがあって何処かの部隊だけ孤立するなどといった事がなかった。
そして数十分後、
俺たちは魔物を僅かに押し返し、
戦線は城壁を取り返すまでに至った。
壁の内側に入り込んだ魔物は殆ど駆逐できたと言っても良い。
だがそこからが問題であった。
城壁の上を通る通路に立って壁の外を見れば、
遠くに見える北の【深淵の密林】からは絶え間無く
[混沌小鬼]、
ゴブリンの上位種の[混沌赤鬼]、
醜悪な豚面の[豚頭人]、
動く木の化け物[木人]を主体とした大部隊がわんさかと溢れ出してきていた。
数は2万を越すだろう。
そしてその後に続くのは20匹程の[剣角熊]と、
[斧角兎]だった。
そして森から出てくる魔物がぴたりと止み、
最後尾、1体だけ桁外れの魔力を放出している存在がゆっくりと森から姿を表した。
ー[堕零竜人]ーlv:64
古に零落した竜の血を引く民。
諸説は様々だが、
有力な説は、
現在確認されて居ない亜人種/竜人が何かしらの邪法によって凶暴化し竜の血が色濃くでてしまい野生化したものだと言われているが定かではない。
知能はそこまで良く無く少しの会話が限界と言われている。
流石にこれには希望を砕かれたのか、
俺に続いて城壁の上の通路に登ってきた者達はその魔物を視界に収めた瞬間に皆膝を地面につけて声にならぬ声をあげていた。
もしも魔物の大群抜けたとしてもその後ろに控えるのはブレードホーンベアーとアックスホーンラビット。
それだけなら人間側の戦士達の全滅を考えればギリギリ相手出来るだろう。
だが、その背後に見えた魔物は人と同じ大きさであるにも関わらずAランク。
大陸に4人しか居ない冒険者達と同じレベルなのだから…
しかもランクが同じとは言え魔物の個体差はピンからキリまであり、
過去Aランクの冒険者が同ランクの魔物に瞬殺されたケースもあるらしい。
ここに集まっている兵は皆、
冒険者で言うDとCの中間程であり数人居る隊長はB程実力があるようだ。
今回集まっている冒険者の殆どはDランクやCランク、
1人Bランクが居るそうだが、
ブレードホーンベアーとアックスホーンラビット20体と迫りくる雑魚の軍勢を相手取るのが限界である。
後ろの堕零竜人までこられたらひとたまりもないのだろう。
数分と持たずに街は陥落する。
俺は視線の先に堕零竜人を見据えて城壁の外に1人で降り立った。
俺の目には堕零竜人の口が裂ける様に嗤ったのが見えた。
【SideOut】
『半人族[lv:36]』 :【剣士】/【戦舞技師】/【全属性魔術師】
雪埜 奏
必要経験値/規定経験値:3490/3700
能力:【戦舞技補正:強】【鈍感:大】
【剣豪:Ⅰ】【魔力探知:強】
【体力補正:強】【筋力補正:中】
【解析の眼】【弱点解析】【縛りの咆哮】
【竜種の咆哮】【野生の本能】
【下克上】【全属性魔法】
【魔力量増大:中】【隠密】【暗視】【魅了】
【砂塵の爪甲】【魔法操作:強】【思考加速】
【並列思考】【瞬間移動】【予測の眼】
【血分体】【下位従属】
【魔法威力補正:中】【魔法命中率:強】
【超回復】【粘糸精製】【識字】【色素調整】
【剥ぎ取り補正:弱】【異次元収納】
【毒耐性:弱】【麻痺耐性:弱】
【雷耐性:弱】【炎耐性:弱】【氷耐性:弱】
【武器作成:Ⅰ】【格闘術補正:弱】【幸運補正:弱】
残存Point:[12]
所持金:[1096300エル]
称号:【魂を鎮める者】
【英雄の国の者】
こんばんわ。
先日開催したアンケートの結果発表でございます。
先日は50名以上の方々のご協力もあり、
想像以上に白熱したアンケート!(作者主観)
昨日はドキがムネムネで明日試験なのに勉強忘れてましたオワタ(((o(*゜▽゜*)o)))タヒ
有効票はmokamoka 様間でとさせて頂きます!
重複票は面倒なのでそれも合わせちゃいましょう。
結果はそれでも変わらなかったので問題無しです(*_*)
それでは、スタート。
①このまま連続投稿して今書き上げが完了している146話まであげてしまい、
そのあと不定期更新にする。
27票 重複票1票
合計28票
②毎日1話ずつ更新するようにする。
19票 重複票6票
合計25票
③もう一気に投稿しちゃう
4票 重複票1票
合計5票
④ソウルムーブオカマ陣営のオカマウイルスの散布によるカーディリア侵食。(嘘)
0票 重複票1票
合計1票
⑤作者雲隠れの術。(不本意)
0票 重複票0票
合計0票
よって①番になりました!!
今までのようにストック切れるまで
纏めて連続投稿して行きたいとおもいます。
思ったよりも④の人気がなくて私的には…
いえ!ソウルムーブの世界観を大切にしてくれていると思っておきます!←勘違い
これからもソウルムーブをよろしくお願いします。




