104話≫〔修正版〕
時間軸はすこしさかのぼります。
短いですが、主人公サイドではないので長くかけませんでした。
いずれ3話を一括りにしますのでご了承ください。
よろしくお願いします。
【■■■Side】
己は自然と口角が釣り上がるのを感じた。
【完全記憶能力】までももっていたか…
彼は無意識にその力も使っていたが、
もうあの世界の真実の一端を掴み暴いて見せた。
1000年振りだ…こんなにも"楽しい"という感情に踊らされるのは…
己も1000年前といえばすこしふざけていた時期もあった。
管轄する世界を覗き込み人間のアイディアを拝借したり、
ゲームを乗っ取り世界を創ったり、
そこに人を放り込んだり、
若かったな…だが手痛い目を受けて今はこの通りだ…
己は自らの脇腹に走る巨大な傷跡を見て懐かしんだ。
あの者が何処かで生きているのは知っているが、
今はどうしているだろうか。
我に傷をつけ、しかも殺す寸前まで行った男…
イツキ=アマネ……
己は直ぐに思考を切り上げ世界を見渡す。
今、観察している対象を見逃さないようにだ。
そこでふと、己は気がついた。
そういえば、あの男には守る物が少な過ぎる…
故にまだ弱い。
もしかしたら己の創り出した世界が、
その様な簡単なミスで無くなってしまうところであった。
そこで、己は思いついた。
そういえば、あの男の世界には血族が居たではないか。と
己は再び釣り上がる口角に気がつく事なく重みのある重低音の声を発していた。
「どうする
【No:105-平行世界地球】の男よ…再び来るぞ…
【No:204-箱庭世界カーディリア-】の転機が…」
その低くも心に残る声は、
己しか居ない部屋に反響しながら消えて行った。
【SideOut】
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