103話≫〔修正版〕
よろしくお願いします。
ここでもフラグの回収です
で、だ。
この世界が何かしらのタイトルの【VRMMO】の世界の1000年後だとしよう。
たしかに前の世界ではタイトルこそ忘れたが数回だけ、
【VRMMO】をやっていたこともあった。
だが、所詮仮想空間であり、現実では無いがゆえに満足できず行く所まで行って辞めた記憶がある。
それにもし関係あったとしても1000年も前だったらゲーム如きの知識は役にたたないだろう。
頭が冷静になってくるとそれよりも疑問に思える事がうかんでくる。
何故、ギルドマスターであるダインは俺にその事を話した。
冒険者である俺に何をさせたい?
俺は明確な意思を伴った視線をダインにぶつけた。
「流石だな、あれほどの情報を渡したのにもう整理したのか…」
やっぱり只情報を渡したわけじゃないのか…
戦いを何回もしかけてきたのも俺の実力を図る為か?
いや、ダインは結構アホっぽいしな…
まぁ、いい。
俺はダインに睨みをきかし変な動きをしたら一撃で殺せるようにスタンバイした。
楽に殺せるとは思わないが少なくとも相討ちには持っていく覚悟だ。
「安心せい、もう何もせんよ。って言っても信じてもらえぬか。」
「当たり前だろ、信用できるわけない。で、俺に何故情報を渡した?」
「簡単じゃ、カーディリアに1000年前と同じ事が起こる。何処から始まるのかは分からない、だが確実に近づいている…」
「英雄譚に何が隠されている…?」
この場合ゲームで言えばグランドクエストか?
ふとその時だ、アレが俺の脳裏に浮かんだのは。
【異世界wiki(笑)】は何故あそこまでこの世界と類似していたんだ…?
いま考えればおかしい事ばかりじゃないか…
ページを思い出せ…
全ての項目を思い出せ!
記憶された脳裏に展開した【異世界wiki(笑)】のページをシナプスを限界まで走らせ思考する。
あった…
記憶の中てイベントの項目を流し読みしていた時に目が止まった。
No:1ー【楽園の世界】ー
No:2ー……………
No:…ー…………
…
No:70ー【魔物の大侵攻】ー
No:71ー【魔物の王】ー
No:…ー…………………
No:…ー………………………
英雄譚の言葉と酷似した表記に。
「カナデ…英雄譚までも心当たりがあるのか…?」
ダインは驚愕したようにおそるおそる問いかけてくるがそれどころでは無い。
すぐにNo:1とNo:70No:71の内容を思い出す。
-----No:1ー【楽園の世界】ー-----
私達の間での通称と言った所か。
その世界の現在の名前である。
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-----No:70ー【魔物の大侵攻】ー-----
【魔物の王】の前哨戦のような物であり、
事前に各都市と連絡を取るなりの対策を取らねば波状攻撃で拠点を破壊され、勝てない。
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-----No:71ー【魔物の王】ー-----
【魔物の大侵攻】を食い止めるか、
撃退できなかった場合、
【魔物の大侵攻】の1週間から2週間後に必然的に起こる不可避の大イベント。
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これが…俺の異世界に持ってこれたヒントか…
「魔物の大侵攻の後、2週間以内に魔物の王が現れる筈だ。」
「なんだと!?何故そんな事が分かる!?」
おれは所々の言葉を濁しながら説明した。
その時ふと俺は気がついた。
【異世界wiki(笑)】はこの世界がVRMMOだった時のの攻略サイトだったんだ…
【SideOut】
『半人族[lv:32]』 :【剣士】/【戦儛技師】/【全属性魔術師】
雪埜 奏
必要経験値/規定経験値:710/3300
能力:【戦儛技補正:強】【鈍感:大】
【剣豪:Ⅰ】【魔力探知:強】
【体力補正:強】【筋力補正:中】
【解析の眼】【弱点解析】【縛りの咆哮】
【竜種の咆哮】
【野生の本能】【下克上】【全属性魔法】
【魔力量増大:中】【隠密】【暗視】【魅了】
【砂塵の爪甲】【魔法操作:強】【思考加速】
【瞬間移動】【予測の眼】【血分体】【下位従属】
【魔法威力補正:中】【魔法命中率:強】
【超回復】【粘糸精製】【識字】
【色素調整】【剥ぎ取り補正:弱】
残存Point:[16]
所持金:[1096300エル]
称号:【魂を鎮める者】
【英雄の国の者】




