91話≫〔修正版〕
短い話が多いのでバンバンあげてます。
よろしくお願いします。
ダインについて行き、冒険者ギルド3階の会議室に着いた。
「カナデも腰を下ろすといい」
ダインは会議室に対面しておかれたソファの1つに座り、片手で俺にも着席を促してきた。
それに従いダインと向かい合わせになる様にソファに腰を下ろす。
先に口を開いたのはダインだった。
「さて、話を始めよう。推測は出来ているが、カナデは何故そこまで【エスナの地下迷宮】に執着するのだ」
これは想定の範囲内の質問であったため特に隠す事なく話す事にした。
「俺は4階層に居るCランク冒険者、ローランドのおっさんを助けに行くんです」
「や、やはり…強制転移魔方陣か」
一瞬苦悶の表情を作ったダインだが、
直ぐに表情を正して言葉を続けた為、
俺はその事には気がつかなかった。
「なら好都合じゃ。カナデ、お前に同行させたいAランク冒険者がおる」
「…なっ……なぜだ!!?!」
……信じられない。
予想の範囲外のダインの言葉。
タイミングが良すぎる。
なにが目的なんだ…
「まて、話を最後まで聞け。
勿論双方に利益がある。奴は今、武器が無い。
奴は武器の素材としてエンシェントアンデットドラゴンの素材を欲して居るらしい。だが、武器が無くとも奴の持つスキルは強力だ。どうだ?メリットは十分にあると思うが」
確かにメリット尽くしだ。
俺には戦力が手に入り、
最下層での戦いも充実するだろう。
それに最下層まで向かう時間もかなり短縮される。
そうすればローランドの生存の確率が相当高くなる。
逆にそのAランク冒険者は、
素材を取るのは能力が未知数の俺と同行せずにでも出来るのにわざわざ俺に付き合わされる。
もちろんエンシェントアンデットドラゴンとの戦闘で死ぬ可能性が高い。
ついでと言えばそれまでだが、
この世界でそんな日和見な話があるわけが無い。
しかも行き先はダンジョンだ。エンシェントアンデットドラゴンに辿り着いてさえ死ぬ可能性が高いのに、
辿り着くまでの道のりですらAランク冒険者を殺す可能性を含む場所。
よって推測される嫌な事は2つ、
・Aランク冒険者の性格に難がある。
・ギルドマスターが俺に恩を売ろうとしている。
「なぜそのAランク冒険者は俺に協力するんだ。」
「仲間を助けたいと思うのはお前だけでは無いのだろうさ。」
…なんなんだ?
その後問い詰めてもその事ついては個人情報をむやみに晒すわけにはいかないと言われ言及する事は出来なかった。
それにダインはAランク冒険者としか言っていない。
「ダイン、そのAランク冒険者の…名前…それと二つ名を教えるべきじゃないのか」
「ふ、ふむ…Aランクの名だけになびかないのは褒めてやろう。
奴の名はカマバール・リードレール、
2つ名は……【滾るオカマ】だ…」
まぁ…ね
予想はしていた。
でもね…うん…
「ま、まぁ!性格は良い奴なんだ。
それに二つ名とは違いしっかりした男で、
ランクにも恥じない強さを持っている。
それにエンシェントアンデットドラゴンを討伐出来た暁にはたんまりと報酬を出す。どうだ?これで満足だろう」
なんか魂が抜けかけているうちに随分と譲歩されている気がするが、まずエンシェントアンデットドラゴンを倒す事がどれほど難しい事だか分かっているのだろうか…
「何故俺にそこまでするんだ?俺は只のDランク冒険者だぞ?」
俺の問にダインは含みのある笑みを見せてから、面白いと言わんばかりの表情を顔に貼り付けながら話した。
「将来有望な者には多少贔屓しなければな。それにお前はまだ強さを隠している気がしてならん。先行投資というやつよ。ワッハッハッハ!!」
「正直、感謝する。だけど借りは1つだけだ。それ以外は受け付けないからな」
ダインは俺の肩を思いっきり叩きながら笑い始めた。
よほど俺に恩を売れた事が嬉しいのだろう、
推測される嫌な事、
・Aランク冒険者の性格に難がある。
・ギルドマスターが俺に恩を売ろうとしている。
…どっちもでした。
俺はAランク冒険者、カマバール・リードレール通称【滾るオカマ】と落ち合う為に、
ダインに指定された待ち合わせ場所まで向かう事にした。
【SideOut】
『半人族[lv:26]』 :【剣士】/【戦舞技師】/【全属性魔術師】
雪埜 奏
必要経験値/規定経験値:450/2700
能力:【戦舞技補正:強】【鈍感:大】
【剣術補正:強】【魔力探知:中】【体力補正:強】
【解析の眼】【弱点解析】【縛りの咆哮】
【野生の本能】【下克上】【全属性魔法】
【魔力量増大:中】【隠密】【暗視】【魅了】
【砂塵の爪甲】【魔法操作:強】【思考加速】
【瞬間移動】【予測の眼】【血分体】【下位従属】
【魔法威力補正:中】【魔法命中率:中】
【超回復】【粘糸精製】【識字】
【色素調整】【剥ぎ取り補正:弱】
残存Point:[1]
所持金:[105900エル]
称号:【魂を鎮める者】




