90話≫〔修正版〕
よろしくお願いします。
次の次辺りでやっと
ローランド救出編です。
死んでるでしょうか、
生きているでしょうか。
私がシリアス苦手だと言う事を先に言っておきます。
意識が浮上していく。
僅かに目を開けばすでに外の空は明るみ始めている事がわかった。
今日は27日目の朝、
昨日はギルドでギルドマスターのダインとの静かな戦いの後、
【猫丼亭】に帰り、残念系猫耳店長ことドイノフさん41歳♂(猫耳)が作ったご飯を食べた。
しかもドイノフさんの料理の腕は半端ない。
なんやかんやでしっかりと睡眠し、
今、起床した。
今日の目的は再びエスナに潜る事。
理由は言わずもがな。
既にローランドと別れてから4日が経つ。
1週間経ったら終わったと思った方が良いだろう、
せめてそれよりも早くたどり着きたい。
あのレベル差だ、相当のスキルが揃ってないと即死だろう。
だが俺はローランドのおっさんの事を知らない、
だから賭けなどしたくは無いが、
俺のスキルで解析しきれないおっさんのスキルや、
精神の強さ、つまり心の強さに賭けるしかない。
太陽が完全に登り切る前に準備を済ませて
店主ドイノフさん41歳♂(猫耳)に数日街に戻らない事を告げ、
今日の追加料金3200エルを払い、
宿を後にして冒険者ギルドへと向かう。
一応、冒険者ギルドで【エスナの地下迷宮】に関係する情報が無いかを確認しに行くのだ。
なにか情報が更新されているかもしれないし、
もしかしたらあの後に誰かが強制転移の罠にかかった事が分かるかもしれない。
まぁ、強制転移なんて数十年に一度あるかないかの頻度らしいのですぐに再発動などありえないだろうが。
冒険者ギルドに着くとギルド内は閑散としていた。
混む時間帯では無いのだろう。
まだ日の上りから1時間も経っていないのだから。
俺は直ぐにギルドの受付まで行き、
エイラでもシナモンさんでもない目の前に居た第3の受付嬢に話しかけた。
「ようこそ冒険者ギルドウォルテッド支部へ、今日はどのようなご用件ですか?」
「【エスナの地下迷宮】についての最新情報が知りたい。」
俺は受付嬢の手にポーチから取り出した銀貨を3枚ほど情報料として握らせながら聞いた。
すると受付嬢は、
少々お待ちください。
と言い、奥から資料の紙を数枚持ってきて俺に手渡した。
「こちらが【エスナの地下迷宮】に関する最新の情報となります。資料は受付でのみ閲覧可能ですので持ち去らないようにお願いします。」
資料は2枚あり俺はその資料に目を通した。
そして最悪の事態が書かれていない事に僅かに安心した。
【エスナの地下迷宮】の最新の情報を纏めると、
・ボス級魔物や各階層を徘徊する魔物に特に変わった事は無し。
・ここ1週間、罠でにかかり死亡した人数は、確認出来ている内では23人となった。
・強制転移の罠が発動した形跡は4日前に1度。それから発動した形跡は無い。
要約してしまえばこの3つくらいだろう。
欲しい情報はある程度手に入った。
俺は資料を受付嬢に返却し、
張り出されている依頼を見ながら冒険者ギルド出ようとした時、後ろから声がかかった。
振り向けばそこにいたのは若干の青さを残す白髪の男性、
歳は50位に見えるがスーツを着ていても分厚い胸筋を隠し切る事が出来ず相当鍛えている事が伺える。
髭も綺麗に整えられていて清潔感があり表情は柔らかくとても好印象を抱かせるが、
青い瞳が好戦的すぎるのがいただけない。
その人物、
冒険者ギルドウォルテッド支部ギルドマスターであるダインが居た。
「カナデ。ワシはお前が【エスナの地下迷宮】に行くと聞いたのだが。」
多分さっきの受付嬢か、
【オルペイの竪琴】、
【ピアロマイアスの麗槍】あたりから漏れた情報を繋ぎ合わせたんだろう。
ならダインは俺が【エスナの地下迷宮】に執着している事を知っている筈だ。
そしてダインはそれ位の推測は出来ているだろうから俺を引き止めたんだろう。
俺はダインの言葉にゆっくりと頷き、
肯定の意を示した。
「なら、ワシに1つ良い話があるんだが。聞いていかぬか?」
ダインの柔らかな表情は変わらないのに、纏う雰囲気が変わったのを察知した。
ふざけている様子はない。
まるで俺1人で行くのを引き留めているかの様だ。
確かに、俺1人で行っても死ぬのがオチかもしれないが、
俺はクランに所属していないし、
今から行く階層に知り合いの【オルペイの竪琴】や、
【ピアロマイアスの麗槍】に頼み込み連れて行くわけには行かない。
よって俺は1人で行くしかない、
ギルドマスターのダインには何か案があるのだろうか。
気がついたら俺はスキルで思考を始めていたのか、
目の前のダインは訝しげな表情を俺に向けていた。
だが、俺が思考の海から上がったのを素早く察したのか直ぐに表情を改め問いかけてきた。
「…どうじゃ、決してお前に損はない筈じゃ。聞くだけ聞いて行くと良い、」
どうやらダインの問いかけを断る理由がなさそうだ。
俺はそれに首肯し、冒険者ギルドの会議室に向かった。
【SideOut】
『半人族[lv:26]』 :【剣士】/【戦舞技師】/【全属性魔術師】
雪埜 奏
必要経験値/規定経験値:450/2700
能力:【戦舞技補正:強】【鈍感:大】
【剣術補正:強】【魔力探知:中】【体力補正:強】
【解析の眼】【弱点解析】【縛りの咆哮】
【野生の本能】【下克上】【全属性魔法】
【魔力量増大:中】【隠密】【暗視】【魅了】
【砂塵の爪甲】【魔法操作:強】【思考加速】
【瞬間移動】【予測の眼】【血分体】【下位従属】
【魔法威力補正:中】【魔法命中率:中】
【超回復】【粘糸精製】【識字】
【色素調整】【剥ぎ取り補正:弱】
残存Point:[1]
所持金:[105900エル]
称号:【魂を鎮める者】
一部修正




