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Soul-Move -新章開始-  作者: 癒柚 礼香
【エスナの地下迷宮】
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84話≫〔修正版〕

よろしくお願いします。



【ロザリアSide】



私達は逆の方向に歩き出した黒髪の人を直ぐに追いかけました。


もちろんお礼を言うためです。


冒険者ギルドから出てきたのですからやはり冒険者に違いありません。

果たしてどれほど高ランクの冒険者なのでしょうか。

私達は期待に胸を膨らませながら走ります。


「すみませぇーーん!」


「ちょっとまってくれぇぇ!!!!!!」


ポールとカロンはやっぱり男の子ですから私達を抜いて走り去ってしまいました。


「ちょ、わたしを置いていくなぁぁー」


エマも駆けて行ってしまいました。


…いつもの運動神経の悪さは何処へいったの?


私も走る事にします。

おいてけぼりは嫌なので。


カロンの叫びが届いたのでしょうか、

黒髪の方が振り返り私達を見ました。


「では!」


「よし!捕獲だ!!!」


「行きましょう!」


「見つけたにゃ!」


誰がどのセリフかはご想像にお任せします。

そうして私達は彼を取り囲み、

ちかくにある酒場に連行しました。


そのあいだ黒髪の人は何が起きたのかわからなかったようで「えっ?えっ?」

とか言ってましたけど私には聞こえません。


聞こえませんとも。


エマは彼の腕をとって胸を押し付けてますね…チッ。


私はしたくても胸が無いのに…


カロンは彼の前を歩いています。

とても上機嫌で今にも飛び跳ねそうです。


あ、飛び跳ねました。


まぁ、命の恩人で自分よりも強い人間ですもの、強さが好きなカロンには最高でしょう。


ポールはカロンの隣を歩いています。


時々彼の方を見てうねっています。


確かに私も思った事があります。

灯りが多くなく、暗くてよく分かりませんが彼の瞳と髪は僅かに紫色な気がするのです。


まぁダンジョン内では気がつかなかっただけでしょう。

今は気にする事では無いです。


私は何処にいるかって?

勿論黒髪の人の隣です。


でもエマみたいに腕を絡ませるなんて恥ずかしくて出来ないです…


なので彼の裾を少しつまんでいます。

それでも頬が熱くなるのが分かりますが…


私達は彼にお礼がしたい。

なので自然と酒場に連行という形になりました。


そしてギルドから15分程歩いた所にあり、

【鷲の止まり木亭】からは徒歩5分にある酒場、

【ブルンジ】に着きました。


ここは安くて量が多く上手い料理と、

安くて上手いお酒を出してくれると評判の、

ウォルテッドの冒険者御用達の場所です。


店に入ると今日は余り人が多くないのか、

空いている席がちらほら見つかりました。


私達はそのうちの1つのテーブルに座りました。


黒髪の人はやっと酒場に連行された事に気がつき、私達がビックワームの時に会っていたパーティだと気がついたのか落ち着いています。


「まずわたしの名前はエマっ!回復魔法の使い手だよっ!」


「僕はポール、使用できる魔法は雷属性です」


「俺はカロン!!岩属性の適性は無かったが、今は皆を護る盾剣士だ!!」


「私はロザリア、見ての通り猫人族にゃ。職業は剣士にゃ」


「よろしく、俺はカナデ、今は剣士をやってるよ」


その後私達は自分達の事を助けてくれた事のお礼と、その事の顛末について話しました。

まぁ簡単に言えばエマのミスですね。

今となっては笑い話で済むのだから良かったですが。


「なら尚更助けられて良かったよ」


黒髪の人、カナデさんはその事を聞いて心底ホッとした顔で言いました。


確かに私達は有効な手段をほとんど持たずに戦いに挑む事になってしまったのですから、カナデさんが来なければ今頃はビックワームのお腹の中でしょう。


どうやら本当に良い人のようです。


私達は説明の前に注文したエールの残りを一気に飲み干します。

そしてテーブルに広げられた様々なおつまみやご飯を食べていきます。


おつまみは野菜の揚げ物に塩をまぶしたモノや、

プレーンラビットの唐揚げなどでした。

カナデさんはプレーンラビットの唐揚げが出てきた瞬間に目の色が変わりがっついていましたが、本人は無意識のようで、

勿論その間も会話は続いていました。


「モグモグモグ…と、所でカナデ殿の冒険者ランクは幾つなのだ?」


カロンは口から食べた物を飛ばしながらカナデさんに質問しています。

本当に汚らしいです。

いつもエマや私が注意しているのに全く聞かないんですよ…

本当に脳みそまで手遅れなのでしょうか。


…話を戻しますが、

正直に言うと私もカナデさんの冒険者ランクは気になるのです。


ビックワームを単独であそこまで簡単に屠れる人は中々いませんからね。


エマもポールもお酒が入りやや上気した顔をカナデさんに向けて、体をテーブルに乗り出して聞く気満々です。


「ん?…Eランクだけど?」


「「「「えぇぇぇぇぇ!!!!」」」」


私達の声がうるさかったのか周囲からは野次が飛んで来ましたがそれどころではありませんね。


「俺はさっき登録したばっかだしね、そ、そぅ!それまでは個人的にダンジョンや森に潜ってたんだよ。」


な、なるほど…それならまぁ納得が出来ます。

冒険者に登録する人の全員が初心者な訳ではないですしね。


カロンもポールも納得したようで頷いています。


って、あれ?ポールは船を漕いでいるだけでした。


そういえばポールは酒を呑むと煩くなるか即沈黙かのどちらかでした。

お酒を飲ませるのは控えるべきでしたね。


今日はカナデさんがいるから即沈黙でしたか…

相変わらずやけに使えないポールですね。


エマはそんな事どうでも良いみたいです。

カナデさんにあった時から完全にハートを撃ち抜かれてるみたいですね。


露骨にボディタッチしてもカナデさんはエマの気持ちに気がついた様子も無いみたいですが、これはエマは前途多難ですね…


がんばってください。


そんなこんなで結局私達とカナデさんが別れたのは夜中になってしまいました。


一応私達の名前も覚えてもらったし私達もカナデさんの顔と名前は覚えました。


また何処かで会いたいですが、

私達【オルペイの竪琴】のパーティが次に向かうのはトリステイン王国の王都ヴォールクローネの衛星都市の1つ、

衛生都市アマナドに向かいます。


ちなみに衛星都市アマナドは城塞都市ガルテンと王都の間にある都市です。


理由はそこにあるダンジョン【巨人の階段ティーターンダンジョン】に潜り、更にレベルを上げるためです!


なので私達は王都の周りの街や村を点々としながら数日かけて衛星都市アマナドに向かいます。


私もいつかはカナデさんのように強くなりたいですっ!


では私達はこれで。


おやすみなさい。




【SideOut】




『獣人族/猫人族(ワーキャット)[lv:12]』 :【農民】/【剣士(ソードマン)


ロザリア


必要経験値/規定経験値:360/1100


能力(スキル):【筋力補正:弱】【剣術補正:弱】

【食いしん坊】【俊足補正:弱】


加護:土神アンティアの加護




称号:new!【強きの背を追う者】




new!【強きの背を追う者】


獲得経験値にボーナス:弱







感想頂けたら幸いです。


楽しんで読んでくれている読者が少ない様なので少し気にしている今日この頃…


今日は投稿する小説が多いので

6時、7時、8時で分けて更新していきます。

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