39話
ほほう
かなりの説明回です泣
よろしくお願いします。
エミリーとあんな事があった翌日
※遭遇し魔法を見せつけ会話しただけです
ここで目を覚ましてから17日目
やはり昨日の魔法を使った疲労が完璧に抜け切らなかったのか
目を覚ました時は既に太陽が真上にあった
だがしっかり寝た為か体内の魔力は回復し
【魔力量増大:弱】のスキルを取得する前よりも魔力量が増えている感覚がしっかりと分かる
ふと思う
なぜ増大なのに弱なのだろうか
そう感じステータスのスキル一覧を開き
【魔力量増大:弱】の欄をみる
今までスキルの効果は大まかにしか把握していなかったし
今日は確認に使うとする
それに今の装備にどれだけの防御力があるのかもしっかりと確認しなければ
装備は今まで忙しかったりしてなかなか見る事が出来なかった為後回しにしてきたのでかなり気になる
もし初期装備のような装備だったら魔物を倒して素材を剥ぎ取らなければならない
【異世界wiki(笑)】
にも剥ぎ取りは専門の知識が無いと大変で
剥ぎ取った素材も低品質になる
そう書かれていた
ほんと誰が書き込んでるんだコレ?
もう(笑)では済まされない気がする
ー閑話休題ー
スキルを1つずつ確認すると
【戦舞技補正:強】
戦舞技発動時の威力.速度が[強]上昇
戦舞技使用時発動
【鈍感:中】
精神的負担[中]軽減
デメリット.色々と鈍くなる
常時発動
【剣術補正:強】
剣術の腕前[強]上昇
達人レベル?
抜刀時発動
【魔力探知:中】
半径15mまでの魔力反応を感知
反応はその個体の形が表示
【体力補正:強】
体力[強]上昇
もはや疲れ知らず
【解析の眼】
解析したい物.人.空間に意識を集中する事で大まかな情報を得る事が可能
空間は呼ばれている名称しか表示されない
人は名前とレベル
物はある程度まで詳しく表示される
【弱点解析】
固有派生能力。敵に意識を集中する事で視界に敵の弱点が赤くうつる
【縛りの咆哮】
自分よりLevelの下の敵を高確率で硬直させる
【野生の本能】
人や魔物で言う第六感が研ぎ澄まされ、嫌な予感や、チクリとした反応、と言う曖昧な知らせ
だが、信頼度は高い
【下克上】
自分よりレベルの高い敵との戦闘でのみ
戦意[中]上昇
戦闘力[中]上昇
痛覚[中]軽減
速度[弱]上昇
【全属性魔法】
風.雷.火.炎.水.氷.土.岩.光.闇の全10属性の魔法の使用が可能
下位.中位.上位の[弾/球][槍][盾]の基本形態及び、各属性の固有魔法が使用可能
ただし発動可能な魔法は各個人の魔力量による
【魔力量増大:弱】
魔力の貯蔵量が増大するスキルの最下位
自身の内包する魔力量UP[弱]
表示された説明を大まかに纏めるとこのような感じになった
今の所有用なスキルが多いようです
とてもありがたい
そしてスキルの獲得率は本当にランダムらしい
スキルを持っている者を倒すと40〜70%程の確率で手にはいるようだ
振れ幅が大きいのはレベルや個体によって獲得率が変わりすぎてよくわからないのだとか
弱い魔物や人を倒してもスキルを得るのはかなり低確率だそうだ
他には特定の行動をずっと繰り返し続けたりする事だそうだ
例えば剣の修行とか。
後、人間はスキルにあったジョブを得た後に、スキルを追加で1つか2つ獲得できる可能性もあるようだが、これは個人差があるようだ。
後はレベルを上げたり自分のスキルに無い他の技を磨く事でスキルを手に入れる事も可能だそうだが、どうやらこの世界の人間は魔物を倒しても俺ほどの経験値は入らないようだ。
こればっかりは特典だと納得せざるを得ないだろうか
これは先日エミリーから聞いた事であり、かなりありがたかった
魔物を倒した時の経験値まで把握しているのは意外であったが…
俺の現在のジョブは【剣士】と【戦舞技師】の2つ
【剣士】に途中から付いてきたスキルは多分【剣術補正:強】だろう。
【戦舞技師】の方はよく分からない
スキルはこれから手に入るのかもしれないし手に入らないかもしれない
もう1つエミリーから興味深い事を聞いていた
それはエミリーが「なんで芋虫達を倒す時わざわざ魔法を使ったの?剣を持っているのに」
から始まった
もちろん俺は剣だと倒すのに時間がかかるだろ?
と答えた。実際俺が使える戦舞技に広範囲殲滅系の戦舞技は無い
もしかしたら存在するのかもしれないがいまは置いておく
それに対するエミリーの答えは衝撃的で反応を返せなかった
「戦舞技の中には武器に魔法属性を付与する技があるの。何々属性戦舞技って感じで、その人がもつ加護の属性の魔法を付与出来るの。まぁ大体の人は出来ないけど…
カナデは氷魔術師みたいだし
使えると思ってたわ。使える人は効率が良いからってそっち使う人も多いから。」
知らない事を聞き興味が湧いた
勿論その後は正直に知らなかったと答え
俺もかなり質問攻めする事になった
要約すると
戦舞技の中にはその人の使える魔法の属性を付与するタイプの戦舞技がある
それは誰でも使えるものでは無いらしく
火の属性の加護があってもー火の場合はオレンジの髪と瞳になるー火魔法が使えない人間がいるのと同じで
戦舞技を扱えるからって誰でも
魔法属性を付与した戦舞技を使える訳では無いとのことだ
この情報を得られた時
俺は内心で歓喜した
考えすぎだとは思うが、これを知らなかったら俺はレベルが上がり村や街や国に行った時
人に会った時にその対策を考えられないが故に隙を突かれてしまい、もしかしたらこの正体不明の技に殺されてしまっていたかもしれない
次に待ちに待った装備についてだ
俺は自らの着る服を摘み
スキル【解析の眼】を発動する
表示されたのをまとめてみた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
胴装備:古の■■の纏衣
腰装備:古の■■の纏脚
足装備:古の■■の纏足
ーーーーー
totalスキル
古の■■の遺能
打撃耐性[弱]↓
斬撃耐性[中]↓
貫通耐性[中]↓
魔法耐性[弱]↓
精神耐性[弱]↓
ButST:[風化]
全ての遺能が一段階↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ズボンは少し赤みがかった謎の黒
少し短いブーツも黒い革製
Tシャツは身体にフィットするこれまた謎の素材
上着はこれまた何かの革製レーザーコート
エネミー……
敵対者か?悪魔か?この装備の色からして悪魔関連か?
それにしてもスキルの耐性が付いているのはあり難い
何度か激戦の時もこの装備に助けられていたのだろう
でも打撃の耐性はやはり革製だからだろうか
少し心許なかった
バットステータスの[風化]は
全ての遺能が一段階下がるらしく
これの解除方法はまったく分からないし、今のままでもまだつかえそうだ。
ちなみに剣の方は
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【古の■■の剣】。
ーーーー
スキル
古の■■の遺能
打撃耐性[弱]↓
斬撃威力[中]↓
貫通威力[弱]↓
魔法装填[中]↓
自己修復[中]↓
ButST:[風化]
全ての遺能が一段階↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これにも全ての遺能が一段階下がる[風化]がついている。
それと自己修復、これは大変使えそうな名前だ、刃こぼれも使用者の魔力か大気中のマナを吸う事で修復されるらしい
魔法装填は|剣に魔法を乗せる際の相性だそうだがよくわからない
装備にしても剣にしても随分なサービスだな。これ
後、称号についての説明も読んだ
【魂を鎮める者】
精神的負担[中]以上の非敵性人物を手にかける時のみ任意で発動可能
その人物の精神的負担を[無]にする事が可能
俺はこの称号をいつ取得したのか覚えている
忘れないと言ったからだ
この称号はゴブリンに苦しめられて精神的な負担が酷かったであろう
あの少女の贈り物なのかもしれない
俺はそう自分を納得させた
美化かもしれない
でもあの少女の最後を知るたった1人の人間なのだ
これくらいしたって良いだろう
今度墓参りにでも行こう
思考が一段落したので集中していた意識を周囲に広げるように背筋を伸ばしリラックスする
既に空はオレンジ色に染まり
あと数分のうちに夜の幕が垂れてくるだろう
そういえばエミリーの髪と目もこんな感じの綺麗なオレンジだったな
そんな他愛ないことを考えながら
夕日を見つつ今日も木の上で眠りにつく
【SideOut】
『半人族[lv:13]』 :【剣士】/【戦舞技師】
雪埜 奏
必要経験値/規定経験値:1399/1400
能力:【戦舞技補正:強】【鈍感:中】【剣術補正:強】
【魔力探知:中】【体力補正:強】
【解析の眼】【弱点解析】【縛りの咆哮】【野生の本能】【下克上】
【全属性魔法】
new!【魔力量増大:弱】
残存Point:[1]
加護:なし
称号:【魂を鎮める者】
まだ設定が所々甘く
穴もかなりあると思うので矛盾点などありましたら一言感想にお願い致しますm(_ _)m
4/17.[修正]
4/26.[修正]カナデSideの表示の削除