37話【アルゲンタビス】
二分割でし
いつも二分割してしまいすみません
よろしくお願いします。
意識が浮かび上がらない
なんとなくステータスを見ようと念じてみた
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『半人族[lv:13]』 :【剣士】/【戦儛技師】
雪埜 奏
必要経験値/規定経験値:1399/1400
能力:【戦儛技補正:強】【鈍感:中】【剣術補正:強】
【魔力探知:中】【体力補正:強】
【解析の眼】【弱点解析】【縛りの咆哮】【野生の本能】【下克上】
【全属性魔法】
残存Point:[2]
加護:なし
称号:【魂を鎮める者】
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これって何処でも見える物なんだな…
意識の中だと立体のタッチパネルみたいに表示されるようだ
残存Pointは[2]
交換出来るスキルを確認する
意識を失った原因は多分魔力の使いすぎで
魔力が枯渇した事が原因だと思うし多分それが正解だろう
魔法を補助するタイプのスキルを見ていく
目に止まったのは
【魔法威力:弱】[1]
【魔法命中率:弱】[1]
【魔力量増大:弱】[1]
この3つだろうか
【魔法威力:弱】は単純に魔法の威力が[弱]上昇するスキルだ
【魔法命中率:弱】も魔法の命中率が[弱]上昇するスキル
最後に【魔力量増大:弱】
これは魔力量が[弱]するスキル、今1番必要だと思うスキルはこれだ
魔法を放つたびに魔力の枯渇をおこして気絶していたらきりがない
このスキルを使いまくりスキルを派生させ
さらに強力なスキルにするのが目的だ。
1Pointを消費して【魔力量増大:弱】する事に決めた
ーー
1Pointを消費しました
残存Pointは1
【魔力量増大:弱】を取得しました!
ステータスをお確認下さい
ーー
俺の意識はゆっくりと覚醒していく
頭の裏には柔らかい感触
疑問に思い目を開くと
真上には俺を見つめるオレンジ色の髪を肩まで伸ばした色白の活発そうな女の子の顔があった
「こ、こんにちわ?」
「は、早かったですね起きるの…魔力が枯渇していた筈なのに」
それは【魔力量増大:弱】のスキルを取得して体内の魔力量が少し増えたからだとおもうよ?
なんて言えない…
どうやらこの女の子の膝を借りて寝ていたようだ
日の傾きからしてまだ昼頃だと思われる
女の子の言うとおり
思ったより早く目を覚ませたようだな
「もう大丈夫だよ…っと…」
立ち上がった時に視界がグラつき少しふらついてしまう
「だ、大丈夫?」
女の子は心配そうに立ち上がり俺の腕の裾をちょこっと掴んでくる
とても心配してくれているのが伝わってくる
「少しめまいがしただけだよ、
それと介抱してくれてありがとう。」
「い、いぇ、たまたま居合わせたので…」
女の子顔が少し赤いが介抱してくれて疲れているのだろうし
そう言う事にしといてあげるか…
俺の方からあまり詳しく聞くのは良くないだろうしな
こんな所に居るって事は何かしら事情があるだろうからね
そう言えば人とこんなに長く会話したのはここで目を覚ましてから始めてだな
「あの…」
女の子が少し遠慮がちに口を開き何か言いたそうにしている
「どうかしたの?」
「あ、貴方は一体何者なんです?」
あ、逆に聞かれました
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