エミリー・アーミアル
6000字程度のエミリーの後日談?のような物です。
エミリーファンでない方はごめんなさい。
他のキャラもリクエストあれば執筆いたします。
あの甘くて、蕩けそうになる夢の様な時間を共に過ごしたあの日から、
カナデさんは姿を消した…
数年に渡り、ヴォールクローネの市民やロートヴァイス城に勤務している兵にカナデさんの身体的特徴を聞いていると、
あの帝国の落日と魔物の激変の日まではこの国に居たことが分かる。
黒髪に透き通る様な白い肌。
最後にカナデさんを見た兵士によると、
カナデさんは異形の身となっていたらしい。
多分かなり無茶をしてなにかしらの力を手にいれたのだろう。
その力は龍を一刀の下に屠る程の威力があったと、その場に居合わせた兵は言っていた。
それ程の力を手にいれたカナデさんは今、どこにいるのだろうか。
あの帝国の落日と魔物の激変と言う二つの出来事から五年が経った。
あの事件の直後、帝国の皇帝は手のひらを返した様に王国に降伏をした。
最初は訝しんだルミフォリア王だったが、皇帝が帝位を退いた時点で王国は最低限の軍を残して警戒を解いた。
残念な事にドヴォルザーク元国王は龍との戦闘で命を落としてしまったが、
彼は今、トリステイン王国の英雄達の一人として祀られている。
英雄達とは、勿論カナデさんの事でもある。
そしてその場に現れた強大な力を持つ古の英雄、イツキ様や、カナデさんの過去のクランメンバーと言われる六人の方々がいる。
どの方も凛々しく雄々しい、まさしく英雄の器という物だ。
私自身はあの出来事で竜に一矢報いた事で僅かながら昇進し、
今では巨鳥部隊を統括する巨鳥隊統括隊長を補佐する立場の一番隊隊長まで上り詰めた。
トリステイン王国所属戦闘飛行部隊と言えばかつての帝国の精鋭部隊といわれていた翼竜部隊と並ぶ、王国の花形といわれていた部隊なのだから、
そこの隊長となれば平民のあたしからしたら大出世ね。
「あのっエミリー様!…あ、握手してください!」
あたしはあの時から変わった。
いきなり目の前に飛び出してきたそばかすの可愛らしい十歳前後の茶髪の女の子の手を握り、優しく微笑む。
「君もアルゲンタビスに憧れているの?」
「は、はいっ!わ、わ、私も!エミリー様みたいな操者になりたいです!」
懐かしい。
あたしもこうやって空をかけるアルゲンタビスの操者に憧れて部隊に志願したんだっけ。
「がんばればなれる。あたしだって諦めなかったから今ここにいるんだからね」
「は、はいっ!ありがとうございます!!」
そうやって満足げに去って行く女の子の後ろ姿を眺めながらあたしは空を見上げた。
真っ青な青空はどこまでも続いている。
風があたしのオレンジ色の髪をなびかせて顔にかかるが、気にしない。
カナデさん、あたしは、あの時とはもう違う。
森の中で最初に出会った時は、異国情緒のある不思議な音色の鼻歌に魅せられた。
そして不思議な程に黒く美しい黒髪と黒目に興味を持った。
すこし恥ずかしいハプニングもあったけれど、あの河原での出会いはとても衝撃的だったわ。
エイミーは帰ってこないけれど、エイミーが最後に助けてくれたからあたしはカナデさんに会えた。
エイミーには感謝してもしたりない。
今もこうしてあたしがアルゲンタビス部隊の隊長でいられるのも、エイミーのおかげなのだから。
あたしの駆るアルゲンタビスの名はエルヴィン。
雄のアルゲンタビスで、エイミーの子供だ。
今日は休日で、久しぶりに休暇を貰っている。
五年前に回った場所をみて回るのも良いかもしれない。
あたしは最近、一気に背が伸びた事もあり、大分印象が変わったと周りの人間にいわれる様になった。
オレンジの髪は相変わらず癖っ毛もあって毛先が跳ねているけれど、相変わらず肩の辺りで短めに切られている。
肌も相変わらず日焼けせずに白いけれど、革製のレザーベストから覗く腕は細長く、中に着ている薄い黄色のワンピースの下から伸びる脚はあたし自身自慢できる程に綺麗に伸びていた。
足を包むのは新しいレザー生地のブーツ。
あの時カナデさんが見惚れてくれた服装を今日は着ている。
サイズこそスタイルと身長が変わってしまったから着れなくなってしまったけれど、今の給料ならそれくらい新調するのも簡単だったわ。
ここにその服を見てくれるカナデさんがいないのが残念だけど、今隣を歩いたら目線が同じになるかもしれない…
そうしたらもしかしてキ、キ、
「キスしちゃうかもしれ!!…はっ…」
あ、危ない…
城下町でそこまで顔がしれているとは思わないけれど、さっきみたいにあたしを知っている人がいるかもしれないのだ。
何人かにいぶかしむ様な目線を向けられたけれど、
もう大きな声を出さなければ大丈夫はず…
あたしは恥ずかしさで火照ってしまった頬を抑えながらそそくさとその場を後にした。
ここをカナデさんと手を繋いで歩いたあの時が懐かしい。
バカ!あたし!なんでそこでもっと腕を絡ませなかったのよ!
この五年間で何度も過去の自分に浴びせた罵倒を繰り返しながらも表面上は顔色に出さずに自然と街並みを物色する。
しばらく歩くとかつて王都で1、2を争う名店と名高かった【プルーメ菓子工房】お菓子や甘味を振る舞うカフェに近い待ち合わせ場所についた。
ここであたしは待ち合わせをしていた。
かつての上司であり、現在も上司であるあたしの尊敬する女性。
「あっ!もうきてたんですね!イザベル統括隊長!」
後ろで1つにまとめているポニーテールは透き通った空のような水色をしているにも関わらず、本人曰く手入れはしていないらしい。
ポニーテール以外の髪型も絶対に似合うと思うのだけど、イザベル統括隊長は触れさせてくれない…
常夏の島の海のような透明度の高く透き通っていた水色の瞳はあたしを映し出してやや不機嫌そうに細められた。
水色の眉も同時に顰められている。
あれ?あたしなにかしたかな…
「こらっ!今は勤務時間外よ!イザベルさんって呼びなさいよ。いいわね?」
「あ、ごめんなさい、イザベルさん!」
「相変わらずなんだから、もう」
イザベル・ドゥ・アルベンハイト
今は様々な功績と実力が認められて、ルミフォリア国王直々にアルゲンタビスの統括隊長を若くしてその身に任されている。
確か子爵位を持っていた筈なのだけれど、イザベルさんは平民である私達を差別する事なく、今もこうして交友関係が続いている。
「ささ!いきましょイザベルさん!今日はご馳走してくれるんですよねっ!」
「まぁ、私から誘ったのに奢らないわけにも行かないわね。先輩だし…ふぅ…財布が辛いわ…」
「えーイザベルさんは貴族様ではないですかぁ…それに統括隊長っていったらもう…」
あたしはイザベルさんの肩にしな垂れかかり、わざとらしく流し目を送ってみた。
イザベルさんはあたしを押しのけると呆れた様に手を降って歩いて行ってしまった。
「はいはい、統括隊長っていってもお父様にお金を仕送りしたりしなきゃいけなくて余り残らないのよ。ほら、おいて行くわよー」
歩き去ってしまうイザベルさんを追いかける私は背後からイザベルさんを抱きしめた。
今日は勤務時間外なのだ、多少のスキンシップくらい許してくれるだろう。
「あーもう。まったくこの子は調子いいんだから…」
「んふふ、イザベルさん!大好き!」
「ふぅ、まったく中身はちっとも変わらないのね、……胸だけ大きくなっちゃって…」
一人言を言ったつもりになっているイザベルさんだけれども、しっかりとあたしに聞こえていた。
直接言ってしまうと大変な事になるので言わないけれど、イザベルさんの胸の大きさをあたしは数年前に抜いてしまったのだ。
どうやらイザベルさんはそれを気にしている様で、夜は毎日ベッドで座りながら自分の胸を必死に揉んでいる。
なんで知っているかと言うと面白いからベランダから覗いているのだ。
これを知られたらあたしは多分生きて帰れないと思うから言わないけど。
そうして少し歩くとプルーメ菓子工房についた。
イザベルさんに今日の都合を聞かれた時に真っ先にあたしがここを提案したのだ。
今日はあたしに付き合ってくれるらしいので、
イザベルさんもカナデさんとのデートのコースを味わってもらう算段だった。
内装は女性向けであり、五年前とは大分装飾や壁の色が変わっている。
数年に一度、お客様の目を楽しませるために頑張ってリフォームしているらしい。
そして相変わらず男性客は1人か2人しか見当たらなかった。
日当たりのいい窓際の席に腰を降ろし、二人で対面してメニューを手にとる。
「あの…イザベルさん?言いにくいんですが…」
「どうしたの?」
「ロートヴァイスパフェの中頼んでもいいですか?」
「…よりにもよってこの店で一番高いメニューを頼むのね…まぁサイズだけ控えめなのは愁傷な心がけだけども…まぁいいわ。奢るって言っちゃったしね」
イザベルさんは苦笑しながら店員さんを呼ぶためにスラリとした細い右腕を持ち上げた。
右腕の裏には僅かに裂傷の跡が走っていた。
これは五年前の竜との戦いでイーベを駆っていたイザベルさんが不意打ちで爪をかすらせてしまい肉が削げてしまったらしい。
痛々しい傷跡だけれど、イザベルさんは竜につけられた傷はどんな物でも勲章と言うだろ?と言ってむしろ自慢げだった。
それは男の人に限るって後についていた筈なんだけどなぁ…
強気なイザベルさんらしいといえばらしいのだけど。
「お待たせしました。ご注文をお伺いします」
「ロートヴァイスパフェの中が一つと、ロートヴァイスの大が一つで」
「ロートヴァイスパフェのサイズが中と大、それと紅茶のセットが二つですね?少々お待ちください」
「イザベルさん…」
「大は私のだぞ」
「…」
イザベルさんはあたしに負けず劣らずの甘党だ。
最近はお腹がでてきたと悩んでいるらしく、部屋に戻ると自分のお腹をつまんでいる。
なんでこんな事を知っているのかと言うと以下略。
数分して出てきたパフェは、アイスやチョコでコーティングされた棒状のクッキーの様なお菓子がバランスよく盛り付けられた、まさしくロートヴァイス城に似せられたパフェだ。
因みに値段は中が1500エルで大が2000エルだ。
今の給料からしても其れなりに値段の張る一品だ。
もちろん味はそれに見合うだけある。
既にイザベルさんは優雅さを忘却の彼方に放り投げ、紅茶をずずずと啜り、ロートヴァイスパフェをかきこんでいた。
そういえばこのパフェをカナデとそ、その…
(か、か、間接……き、き、き、…キスしたんだった…)
表面上は取り繕いながら紅茶を啜っていたけれど、手は震えて頬はゆでだこの様に真っ赤になっているのは目の前のイザベルさんでさえ気がつかなかった。
というよりパフェに夢中で気がつなかいのだろう。
その後は馴染み深いヴォールクローネ市街をひたすらイザベルさんとお喋りしながら練り歩く事になっている。
「あっ!あそこに居るのは!!」
「よくもまぁ、王城に忍び込んだり城下町に降りてきたり、飽きないなぁ…この猫も」
「ほらクロちゃん!おいでー!」
いつも通りと言うべきか、この数年間変わらずに路地裏に現れる黒い子猫を見つけたあたしは駆け出して近くであらかじめ買っておいた串をあげる。
その後も様々な所を周りの、久しぶりに王都の賑わいを肌に感じる事が出来たのだった。
。
楽しい時間はすぐに過ぎ去るというのはあながち間違えではないとあたしは思う。
現に日はくれはじめ、
夕焼けが王都の街並みを照らし、ロートヴァイス城は紅蓮の炎に包まれたかのように赤く染められていた。
五年前もこんな夕日があたしとカナデさんを包んでいた。
…また会えますよね?
あたしはそう言って、カナデさんは悪くないと言ってくれた。
それが嘘だとは思わないし、会えないのは何か事情があるのかもしれない。
今はそう信じる事しか出来なかった。
ただぼーっと街を歩く人々を眺めている。
イザベルさんも其れなりに疲れたのか気持ち良さげに船を漕いでいた。
ふと、目の前を黒い影が通り過ぎた。
なんと無しに目を向ければ見えたのは、
黒髪に、黒目。
そして腰にさした光と闇の不思議な両手剣。
見間違えのない、カナデさんだった。
あたしはこの五年で磨き上げられたしなやかな体躯を全力で活性化させ、一気に立ち上がった。
そして声をあげた。
「かっ、カナデさんっ!!!カナデさん!あたしです!エミリーです!」
だけれども、カナデさんは瞬きを終えた瞬間にはもう居なかった。
噴水の前には突然声を上げたあたしを訝しげに見ながら通り過ぎていく人々と、眠りから覚まされたイザベルさんと、地面の石のタイルに膝をつくあたしだけだった。
報告はあったはずだ。
リグザリオ・ホーリライトと名乗る賢者様が公表した英雄は帰還したと言うお触れが。
五年前、全ての戦いを終えたあたし達の前には七人の英雄が立っていた。
皆何処かかなしげであったが、悔しさの影にはどこかやり切ったような表情がみえかくれしていたのを覚えている。
「この方々が千年前のカーディリアで名を馳せた七光と呼ばれる英雄のクランの方々じゃ。六人なのはここに本来はカナデ殿がおったからなのじゃが、彼はこの度の戦いの元凶を倒しに行った切り戻っておらん。魔物の消滅など、戦いが優勢に働いたことからカナデ殿はやってくれたのだろう」
アマツキ様は英雄譚で知っていたから、お顔までは知らずとも知識にはあった為にすぐに国の兵隊や重鎮たちは理解したか、他にいた六人については理解が及んでいなかった為にリグザリオ様が説明してくれた。
そして、そこにはカナデさんが居なかった。
「か、カナデ殿とやらが倒しに行った元凶とは…」
文官の一人が耐えきれずに行った。
それはあたし自身も知りたかったし、その場にいた英雄以外の人たちは皆、リグザリオ様がこれから話す言葉に耳を傾けていた。
「本当に聞きたいのか?」
「え、えぇ勿論です…」
リグザリオ様のこの時の言葉が今はわかります。
あたしたちを創り出した者が裏にいたなんて知りたくなかっただろうしね…
「神、じゃよ。千年と少し前、このカーディリアを創造した神さ。そしてここにいるアマツキ様を含めた七人の英雄は、黎明の期にこの大陸で最強の名を冠していた人達じゃよ」
「か、神が我らを…殺そうとしていたのか…」
リグザリオ様は悲しげな表情で妾たちは神にとってはその程度なのだろう。
とおっしゃった。
と、いうことは、カナデさんは…
「ま、まて!つ、つまりカナデ殿は…神を殺したのか…」
「……」
「な、なんてことを…」
がやがやと騒がしくなる謁見の間を不安げにあたしは見つめた。
助けてくれたカナデさんが貶められようとしている…
「お前ら全員だまれぇぇ!!」
そこで王よりも早く声をあげたのは銀色の髪を靡かせた狼の様な特徴を持つ美男子だった。
彼は荒れ狂った様に息を荒げ、充血した瞳から漏れ出す殺気を謁見の間にいる全員に向けてはなっていた。
この人の気持ちを、あたしは理解した。
この人は、カナデさんの為に怒っているんだ。
「グルル…お前らな…俺たちは確かにお前たちの為に戦ったんじゃない!
でもな!カナデは違った!つい最近蘇った俺らとは違ってな!
あいつはずっとこの世界で苦しんできたんだよ!でもあいつは心まで壊しても最後にはこの世界の皆を助ける為に俺たちをここに残したんだよ!!
分かるか!俺たちはカナデに頼まれてここにいるんだよ!
俺たちを祀るならカナデにありがとうの一言でも送れってんだよこの野郎!!!」
その言葉は自分の気持ちを全て吐き出した言葉だったんだろうと思う。
彼は涙を流しながら叫んでいた。
「良く言いましたわ。キバ。見直しました」
「う、うっせー…」
軽くウェーブした美しいブロンドの髪を靡かせた上品な女性がキバと呼ばれた銀髪の男を褒めていた。
なにより彼の言葉はそこにいた英雄たちの気持ちを代弁したものだったのだろう。
騒いでいた謁見の間の人たちは皆バツの悪そうな顔をしてうつむいていた。
「話をいいか。古の英雄たちよ…」
そこで空気を切り裂く様に王位を授かった代10代目トリステイン王国国王ルミフォリア・ノイン・トリステイン様はおっしゃった。
「カナデ殿はお父上の横で我もお会いしたことがある。誰よりも優しくて強かな方であった。我は忘れない。彼がこの世界を救ってくれたことを。たとえ私怨が混ざっていようとも、我が国が神の児戯によって滅びかけていた所を助けられたと言う事実は変わらない。彼とこの場にいる古の英雄達を王国の英霊の中でも最高位の者とここに定め、永久にこの称号を与える。異論のあるものはいるか」
そうして、異論を出せるものなどいないと分かり切っている宣言を最後に、謁見の間から英雄達は消えた。
リグザリオ様は帰還したと言っていた。
なら、カナデさんも帰還してしまったのだろう。
もと居た世界に。
なんで言ってくれなかったのか。
あたしはカナデさんがどこの世界から来たといっても受け入れたのに、カナデさんは教えてくれなかった。
それだけが少しだけ心につっかかったままだった。
夕焼けに染まる城を前に噴水の前に設置されたベンチで船を漕いでいたイザベルさんがあたしの声に反応して立ち上がり、
声をかけて来たのが分かったけれど、
あたしは動けなかった。
膝をついて夕焼けに染まる空を眺めているあたしは涙を流していた。
その時、肩に軽く触れる手があった。
「あ、ごめんなさい。ちょっと知り合い見つけたかと思ったけど違っちゃいました。もう行きましょう。イザベルさ……」
イザベルかと思い、あたしは残る元気を振り絞って振り向いた。
「ただいま。待たせてごめんね。エミリー」
そこにいたのは懐かしい笑顔をあたしに向けるカナデさんだった。
最後の一文、あればエミリーの見た幻か、
それとも現実か。
エミリー視点なので謁見の間での描写は大まかにしか書いておりません。
カナデが不在で不安だった当時のエミリーの心理的な状態からして、この程度の情報しか頭に入ってこなかったと考えました。
執筆力不足ですすみません。
時間をおきまして、
新しくソウルムーブを書き直してあげるかもしれません。
その場合はこちらと活動報告の両方でお知らせしますので、よければお読みください。
読みやすく仕上げる所存です。
リクエストやご感想お待ちしております。