34話
駄筆ですが
よろしくお願いします
目が覚めてから16日目
最近、良く視線を感じるようになった
多分歌いながら水浴びをした時からだろう
いつも【魔力探知:中】の探知範囲の圏外にいる様でそれが人間なのかなんなのか分からない
依然、放置しているが
何日かして接触が無ければこっちから逆に監視もしくは接触
してみようとおもう
そんな訳で今日は
芋虫の大移動を見つけました
何故だろう
先日まで特に芋虫の数は少なかった
毒の食べ過ぎで個体が少なかったのじゃ…
ここに少なかったのは別の場所に集まって居たからなのか！？
だっていきなり今日になって100匹くらいの芋虫の行列が
目の前を通るんですもの
しかも途中でぶつかった芋虫を巻き込んでどんどん行列は大きくなっている
近くにいるゴブリンでさえも手を出しかねているようだ
これは本当に驚いた
俺を見ているであろう視線も酷く狼狽してるのか
さっきから気配が動き回っている
何かまずい事なのか？
討伐しといた方が良いのかもしれない
「…このままじゃ！…はっ…」
いや、既にばれてますよー
って女の子だったのか
でも何で森の中で俺を観察してるんだろう
カナデの記憶あるこの世界の女性はゴブリンの集落に居た2人と
助けた少年と共に居た意識の無い少女だけだ
女っ気ないねぇ…
ー閑話休題ー
どうやら本当に仕留めないとまずいみたいなので、広範囲の敵を仕留められるように
スキル【全属性魔法】を発動
氷属性上位弾発動
上位氷弾
真上に上げた左手
その先に5m程の巨大な氷の弾が顕現する
これでも相当威力を制御している
大きさだけで言えば中位程度の大きさ
だが、これが案外魔力制御の練習になる事を知ったのは焼肉をやろうと思い火属性中位魔法を試した時まで遡る
背後にゴブリンが出てきて滅殺する前日
実は森を焼却処分しそうになっていたのだ
そのときに慌てて火属性中位魔法の制御を行った時運良く下位程の大きさに制御する事に成功した
そのあとから少し魔力の制御の調子がいいのだ…
ーまたまた閑話休題ー
そんなわけで現在、
背後で僅かに息を飲む気配がする中
見せていいのかは分からないけど
剣を片手に突っ込むよりはマシな倒し方だと判断した
上位氷弾の発動キーを言わずに今の俺が出来る極限まで氷の弾を圧縮する
そうして出来上がる中位程の大きさに安定した高位の威力を秘める氷弾…
その凶悪な氷弾を操る手の平を
ゆっくりと振り下ろし発動のキーを唱える
「…上位氷弾…」
放たれる5m前後の氷弾は高速で芋虫の行列に飛来する
そしてその行列を背後から抉った
氷の弾の通り過ぎた後に残るのは凍った道とあまりの衝撃と一瞬で氷点下まで下がった温度により息耐えた無数の芋虫のオブジェ
少し魔力を使いすぎてしまったかもしれない…
まだ各属性の最上位固有魔法は使えなさそうだな…
今度魔法関連のスキルの取得も真剣にかんがえよう……
俺は男の意地で最後の力を振り絞り
振り返って女の子が居るであろう方向に向いた
草むらから顔を覗かせる少女は驚愕を顔に貼り付け、口を開きっぱなしにしていた
視界にオレンジ色の髪が入ったと認識した
そこで意識が途絶えた
【SideOut】
『半人族［lv：１３］』 :【剣士】/【戦舞技師】
雪埜 奏
必要経験値／規定経験値:１３９９／１４００
能力:【戦舞技補正:強】【鈍感:中】【剣術補正:強】
【魔力探知:中】【体力補正:強】
【解析の眼】【弱点解析】【縛りの咆哮】
【野生の本能】
【下克上】【全属性魔法】
残存Point:［3］
加護:なし
称号:【魂を鎮める者】
経験値2500を獲得しました。
Levelupします
必要経験値がリセットされます。
1Point獲得!
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