136話≫〔修正版〕
短いですがウォルテッド編への導入部分?です
よろしくお願いします。
【???Side】
時間とは停滞を良しとせず、
何者を待つ事もなく、
ただゆっくりと刻まれてゆく。
「……ヴ…ヴァ…ア"ァ"ァァァァ……」
ある忘れ去られた街の地下では古に眠りし3体の巨人が蘇り斧を手にとった。
「ヒッヒッヒッヒッアハハハハッ
…ゔっ…ッゴホッゴボッ…ぶひ」
ある城の牢獄からは鎖に繋がれた1人の貴族が消えた。
『『『グロァァァァァ!!!』』』
『『『ギェァァア!!!!!』』』
そして…ある森からは強力な2万の魔物の軍勢が現れ、
まるで街を威嚇するかの様に吠えたり地面を踏みしめたりしていた。
知識ある物がみればそれは精神を追い詰める常套手段だと気がつくだろう。
あの魔物が人々の精神を追い詰める作戦を取った。
それが示すものとは、
魔物の最後尾…
ケタケタケタケタケタ。
亜竜を駆る1体のヒトガタが嗤った。
漆黒人形
主に可愛がられ、
主の死と同時に魔に堕ちて、
流れ出た主の血を浴びて目を覚ました。
[災害指定級]の魔物
数百年前、力の無かった人形は
罪を着せられて人里を追われ、
心まで漆黒に染まった。
そして今、復讐をする為に、
【黄昏の山脈】から現れた。
ケタケタケタケタケタ。
その人形は、只嗤いながら、
生息地域【迷いの大森林】最深部
Sランク:亜竜種
狂乱翼竜の背に跨っていた。
【SideOut】
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修正しました。