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見習い魔術師の100の呪文  作者: ユキカゴ
第三章 ミシェール
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第六十六話 サポート

「ニホン国は、お前の力がほしいそうだ…もらっていくぞ、お前の力を」


黒き腕についていた目から発光が。

その発光は紫で、周りを包んでいくかのようだった。

が、それらが俺の魔力を吸い取るようにも思えた。


「お前・・・俺の・・・まりょく・・・を」


「そうだ、お前の魔力・・・いわゆる生命力を抜き取る」


こいつも…エイピロと同じようなもんを…


「っざけんじゃねぇ…」


俺は、どう考えても届かないと頭で理解していながらも、もがき、そしてガリッツの頭を右手でつかもうとする。

左手は、ガリッツの左手を掴み、俺はもがき続けた。


「…そこまでいきがるのか…ならば」


俺は、薄れゆく意識の中、海へと落とされた。

そして、今船の上ではガリッツと戦うシフォンとシェイノが。

倒れているムサイの三人がいるのだろう。

…3年分の力でも、グラムの真価を得ても…

弱い自分が…情けない。

俺は、そう思った。


そして、現在に至る。


「…俺自身、今の状況がわかってたり、わかってなかったりだ…教えてくれ」


「…いいでしょう、ここ最近起きた出来事から話すべきね」


まず、この国はヴィアーチェからミシェールへとかわった。

この事実が、この国に女尊O卑の概念が生まれた。

…というか、卑のない国。

なんていうか、珍しい。


「この国では、今フォーミルを攻めようとしてる・・・人員の確保はできてるし、その上…私の血を使って、強化兵団を作り上げてるわ」


強化兵団トライアングルアイズへい…。

いったい何人いるんだ…それとも、何十、何百人規模なのか…?


…それぞれがそれぞれの目を持っていたとしたら…


「…少なくとも、シェイノだけでも相当なもんだった…それよりも上がいるのか?」


「間違いなく先鋭部隊はシェイノちゃん以上だよ」


シェイノ以上がゾロゾロいやがるのか…こりゃあ骨が折れそうだ


「この国に侵略をするとするなら、ここからは私がサポートするわ」


何故…こいつは…このシェイノの姉は俺に協力をしてくれるのだろうか…

…それを考え始めたのは…


まだ、先の話だ。




他の仲間とはぐれ、シェイノの姉クリスに助けてもらったロシル。

他の仲間がどこへ行ったのか、その行方を知るため、クリスと共にミシェールの地下工房へとむかうそこでは、元【アルフェグラ】のレビナがいた。

そこで、ミシェールの王の悪行を聞き、反ミシェール軍に加勢する事になったのだが・・・

次回 女島ミシェールの地下工房

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