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見習い魔術師の100の呪文  作者: ユキカゴ
第一章 フォーミル  オアシス編
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第三十八話 リンク

「シフォオオオオン!」


「ロシルゥウウウウウウウ!」


バキンッカキッガキンッ!

激しい刃と刃のぶつかり合い。

シフォンとの戦いは・・・あの城以来だ。

・・・あの時のあいつは、全力ではなかった。

迷いがあったからだ・・・。

しかし・・・今は・・・


「うぉおおおおおおおおおおおお!」


「『シュート』」


出た・・・妙にダサいフォルムの・・・一本槍エディアルカ・・・。

確か、あの時は・・・”牙突”を使ってたな・・・。

能力は・・・直接触れた相手の魔力を奪う・・・!


「アクセルリンク・・・ドライヴスラッシュ」


「な、なんだ・・・!?」


シフォンは、自分の体制を低くし、エディアルカにした後、俺に向かって物凄い速さで突っ込んできた。

・・・間違いない、牙突だ!

けれど・・・なんか・・・前のと、スピードが全然違う!


「まずっ・・・くそ、来い!グラ「遅い」」


俺の腹部に、またあのエディアルカの刃先が刺さる。

そして、魔力の吸引が始まったのか、体の力が無くなっていく。

力が・・・はいらねぇ・・・


「すまないな・・・ロシル・・・終わりだ」


「ぐ・・・ぁ・・・」


負ける・・・のか・・・。

くそったれ・・・。


「ロシルせんせーーーー!!!!」


と、俺とシフォンのあいだに、何かが通り過ぎた。

そして、辺りに竜巻のごとく砂埃すなぼこりが立ち込めた。

それが、今度はシフォンへと突撃し、それを繰り返すうち、俺からエディアルカが抜ける。


「ぼく、参上!あの天に輝くお星様より、あなた様の王子様として、参上したよ!」


「あは・・・あはは・・・と、とりあえずは助かった、ありがとう」


「いえいえいえいえ!!!!これでも、先生の一番弟子であるからね!ぼく頑張っちゃうよーーーー!!!そ・の・か・わ・りぃ・・・今夜は、あさまでベェエエエエトゥゥゥゥ「ロシルさん、大丈夫ですか!」」


そう、そこに現れたのは、神速のトライアングルアイズを持つ少女、イユだった。

さらに、続いてムユがくる。

加えて、シェイノの近くにサユがいた。


「お前ら、いいのかよ・・・城は、ラグナの守りは!」


「私ら、ムサイ部隊は、今よりロシル隊長を頭に付く事となったんだよ、ロシル隊長」


たい・・・ちょう・・・?

えぇ!?はぁ!?ちょ、ちょっと待てよ!

俺は、状況が全然つかめないまま、操られたシフォンと対峙した。


「ごめんなさい、シフォンさん・・・少し、痛いでしょうけど、我慢してくださいね」


「あぁ・・・やっ・・・てくれ」


ロシル分隊とシフォン。

シフォンは一人じゃあ倒せない・・・けれど、この4人なら!


「あんまり、調子乗らないでくれるかな?フォーミル兵の雑魚さんたち」


さらに・・・壊れた建物の上から下へニヤリと微笑むタキシード姿の男が言った。



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