裏第四話 宣戦布告
---ツィツェル---
『こちら、レビナ・・・作戦開始時間、1分前だけど・・・何か、ある?』
『Bチームから、Cチームレビナ隊長へ・・・こちら、オーヴァルだが・・・そっちに偵察兵が向かったようだ、確認をしてくれ』
『Aチームから、本部エドワードへ、こちら、ロキじゃが・・・そっちからクェイの情報を教えて欲しいんじゃが?』
通信塔に本部を置く俺経由で、それぞれのチームへ電波が発信される。
そして、俺はそれらを統合し、状況の把握、また伝達を行う係りだ。
・・・ここでは、連携が伴われる。
まず、ツィツェルに送ったスパイ、ルイスからの報告で、俺たちの現状が向こうにデマとして届けられた事を確認した。
「クェイは、今ツィツェルの本拠地・・・九牛殿へ地下の廃坑経由で向かっている、あいつの現在地は、ツィツェル 14の25番地点だ」
今は、互いに情報を贈り合うことが先決だ。
どうであれ、正確な情報を得たと思う仲間の信頼は上がるだろう。
士気もまたコントロール下においておく必要がある。
いざという時の連携が必要だからな。
「いたづら小僧の花火ってもんが、どんなもんか・・・見てみようぜ、アルフェグラ諸君」
『『ああ』』
俺の声と共に、一斉に答えが帰ってくると、すぐにプツンという音と共に回線が落ちた。
そこには、ツィツェルの軍隊が、敵軍が軍備を後数ヶ月で終えるという報告から、こちらもと、軍備を整えるしたくをしていた。
しかし、エドワード指揮の元、突破口でもあり、同時に入口とも言える三つの城壁が大量の爆撃から、大量のアルフェグラ軍の兵隊共が一斉攻撃を開始した。
「な、なんだあああ!奇襲か!?幹部からの情報だと、まだ・・・くそっ!ガセか!やられた!」
そう、ガセ情報に溺れた兵士たちは、混乱し、そこを突く事で大量の兵士を、一箇所ではなく、多数箇所へ分散。
数では劣れど、武装もできてない兵士たちなど、武装完了した兵士たちからすれば、ネズミも同然であった。
「ツィツェル・・・残念だが、終わりだな・・・さて、あいつの準備もできたようだし、宣戦布告と行くか・・・」
----戦いは、----
「ここから、始まる」