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見習い魔術師の100の呪文  作者: ユキカゴ
第四章 二週目フォーミル
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第八十九話 土の化け物

俺は歩み、そして…そこで街と思える場所が見える位置まできた。


「街だ!」


俺はすぐさま駆けた。

…だが

直後、俺は何かによって吹き飛ばされた。

それを宙返りして体制を立て直す。

…なんだ、この身軽な…経験を得て動いたような…

感覚とも言うべき何かにしたがって動いた結果、こうなった。


「な、なんだ…こいつ…」


そこに現れたのは…土の体をした化け物だ。

もう、そうとしか説明がつかず、俺はただ逃げようと後ろを見る。

すると、既にそこにも土の化け物が迫っており、

俺は何か対策はないかと模索した。

と、そこで手に持っていた片方にしか刃がない剣を振り回す。

だが、それに動じず化け物は迫る。

最初は2体だけだったが、気がつけば6,7…と増えてきている。


「万事休す…か、くそ…なんなんだよぉおおおお!」


俺は…叫んだ…直後、

一筋の風が吹く。

それは段々と強く吹き…

そして、土の化け物は徐々に崩れていく。


「な、なんだ!?風!?」


土でできたこいつらは、風に体を飛ばされる。

そうだ、脆いんだ、こいつらの体は!

俺は先ほどの自分の身体能力を信じて、こいつらの体を踏みつけてこいつらの肩まで昇り、

そこから向こう側へと行って、包囲網を抜けてやる!

脆い体のこいつらは、おそらく踏みつけるとすぐにそこが沈んでしまうだろうが、一歩あればどうにかなるはずだ。

俺はすぐに体を動かして、地面を大きく踏みつけて飛んだ。

その時だ。

俺は土の化け物を越えようと思って飛んだのが予想外に飛び、そのまま余裕で

土の化け物を超えてしまった。


「嘘だろ!?俺、どんだけ跳躍力あんだよ!」


飛び、そして回転して着地する。

後ろにはこちらを見る土の化け物。

俺は…あの風を手のひらに包もうとする。

すると、そこに風が集まり…


「これは…」


風の球体ができあがる。

かなりの圧縮度だ。

俺はそれを土の化け物に放つようにして手を広げる。

すると、ものすごい勢いで風が放出され、そこの直線は、まるで何か大きなものが通ったように、

草が倒れ、土が撒き散らされていた。


「はぁ…はぁ…や、やった…やってやったぞ!」


俺は言い放つ。

そして俺は街のほうへ向き歩こうとした時、くらっと目眩がして倒れた。

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