望み
新たに分かるあいつ達の情報、家族の最後の望みを彼はかなえる事ができるのか!?
パソコンを触っていると
ポロンと音を立てて画面が表示された
ここから先はパスワードが必要です
パスワード?
KAREN
と打ってみるが
パスワードが違います
もしかして
KISARA
騎唆螺
俺のコードネームを打ち込むと
パスワードを認証しました
と表示される
進んだページには
一つのファイルがあった
それを開くと
文面が表示された
やっと、ここまで来たな燐騎
いや今は騎唆螺と呼ぶべきか
<白の死神>については父さんからの手紙で呼んだと思う。
あいつらはおよそ50人以上の組織である。
その中でもボスの側近と思われる人物が一人
銀髪の長髪に黒の瞳を持った男
<銀の化身>の呼ばれる奴だ
そいつは全てにおいて能力値が高く
俺達全員を持ってしても勝つ事は不可能だ。
<白の死神>を倒す事の出来る
唯一の事はその<銀の化身>を抹殺する事だ。
騎唆螺…お前ならきっと出来るさ
あいつらを<白の死神>を倒せるさ
<鬼羅>
鬼螺としか書かれて無かったが直感で和兄からの物だと分かった。
あいつがボスの側近ならボスは<白の死神>のボスはどれほどの者なのだろう
もしかしたら俺はとんでも無いものと戦う事になるのかもしれない…
白の死神に対抗できる唯一のものとして
黒の天使として
もっと…情報がほしいな…
あいつらの情報が…
俺は携帯を取り出しある人に電話をならした
「もしもし?燐騎くんかいどうしたこんな時間に」
出た相手は坂井刑事
『調べてほしい事があるんです。』
「なんだい?」
と言う声を聞くと
『白の死神…と言う組織について調べてください。』
と言うと
「白の死神?…まさか君自分で事件を解決しようと思っているんじゃないだろうね!?」
と坂井刑事
さすが刑事さんを侮っちゃいけないな
『それが…父さんたちが残した遺言ですから…じゃあ、お願いします。』
と言って電話を切った
『父さんたちが俺に託したんだ…自分達の命と引き換えに…最後の願いを』
俺がその望みを叶えないで
誰が叶えるんだ
俺は騎唆螺として
白の死神を銀の化身を
必ず潰してやる
それが俺自身の命と引き換えになっても
白の死神と黒の天使
存在しないそれが現れたのは、運命なのか必然なのか…はたまた
堕天使のいだずらか