暗闇の光
翌日、家族の死のナゾを知るために俺は再び家に忍び込んだ
屋根裏部屋から屋根伝いに目当ての部屋に入れるはず
窓のから目当ての部屋への入り口へと進む
『パスワードはKARENだったな。』
扉の近くの壁を叩くと出てきた文字盤を順番どおりに押す。
すると扉が開いた
『…まじで、開いたよ』
部屋の中に進むとなにやら怪しげな機械が沢山置いてあった
『なんなんだ…この設備』
ふと、机を目にすると一通の手紙が置いてあった
燐騎へ
これを読んでいると言う事は、俺達は殺されたんだな。
俺達を殺したのは<白の死神>と呼ばれる組織だ。
俺達は<白の死神>に対抗するための組織…
<黒の天使>だ…俺達が殺された以上
お前が後を継ぐんだ…燐騎
お前にコードネームを伝えておこう
「騎唆螺<きさら>」だ
この名前は必ず必要になる
父より
P・S
復讐なんて考えるな、そんな馬鹿げたことでお前まで命を落とすんじゃない。
最後の言葉…父さん達はあいつに
いや、あいつらに殺される事を知っていたんだ。
<白の死神>と<黒の天使>
それぞれの組織に隠された秘密は…
あまりにも不似合いな「騎唆螺」と言うコードネーム
全ての謎を解くために俺は目の前にあるパソコンの電源を入れた。
『父さん無理だよ。復讐をするななんて…無理な話だ』
あいつらは俺から全てを奪ったんだ。
必ず復讐してやる