カボチャ頭のランタン
作者:mm
あらすじ
迷宮がポコポコ湧く都市で、探索者として暮らすランタン。血生臭く平和に一人で気ままに暮らしていたが、なんやかんやあって一人じゃなくなるような話。あとなんやかんやあって集英社ダッシュエックス文庫様から書籍化しました。
感想
現代の記憶、価値観をうっすらもった主人公、ランタンの冒険譚。
舞台は暴力が身近な迷宮都市。当たり前のように犯罪が行われ、自衛できなければただ奪われるだけ。そんな世界で周りの人と違う価値観を持ち孤独感を抱えて生きてきた少年が痩せた少女と出会って温もりを知る物語。
最初はヒロインのリリオンのことをランタンに守られるただの幼い子供と思っていたのだが、気がつけばランタンのことを守る事の出来る強い女の人に変化していたのでそこらへんの人間関係の描写にも注目して見て欲しい。また戦闘描写が非常に巧みで魅せてくれる。お気に入りは序盤の犯罪組織との抗争。特に臨場感にあふれていて何度も読み返してしまった。
ただハーレム展開があるのでそういうのが苦手な人は気を付けて欲しい。ハーレム展開は中盤を過ぎたあたりなので、そこまでは何も気にせずに読める。
この作品を紹介するためだけにこのエッセイを作ったぐらいお気に入り。
文字数も多いので読み応えもバッチリ。
備考
書籍化作品
小説情報
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕
文字数:約400万文字
更新:半年なし(しばらく停止とのこと)2023/11/26時点
リンク
なろう
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