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〜プロローグ〜

〜静久視点〜


私の名前は矢宮静久〈やみや しずく〉。


都内の女子校に通う2年生。


突然ですが私には今大好きな人がいます。


それは2つ年上のお姉ちゃん。


まぁ、お姉ちゃんと言っても義理のお姉ちゃんなんですが。


私が小学生の時、両親が再婚して姉妹になったわけです。


さてさて、そんなお姉ちゃんはかわいい人で。


私にすごくすーっごく優しくて。


ちょっとおっとりしすぎな部分と、甘えん坊なところがあるけど、そこがまた可愛くて。


守ってあげたくなるお姉ちゃん。


そんなお姉ちゃんが一人の女性として大好きで。


今すぐにでも恋人になってもらいたいと思っているくらい大好きなんです。


だけど、昔の私はお姉ちゃんにそんな気持ちを抱いていなくて。


むしろ、冷たい態度で接していたから。


急に変えるわけにはいかなくて。


徐々に時間をかけていくしかないのです。


だって、いきなりお姉ちゃんのことが好きって伝えて。


それで引かれて、断られて…。


今の関係すら壊れてしまうって考えたら怖いし…。


…まぁ、いつか絶対恋人になってもらうから時間の問題ではあるんですけど。


だからそれまではこの気持ちを絶対に隠しておかないといけないんです。


というわけで、これから始まるのは私がこっそりお姉ちゃんのことをいっぱい愛し続ける物語。


…そして、大好きなお姉ちゃんに近寄る邪魔な虫達から守ってあげる物語。


お姉ちゃんは絶対誰にも渡さないから…。


ずっと一緒だよお姉ちゃん…。




〜楓視点〜


わたしの名前は矢宮楓〈やみや かえで〉だよ〜。


あることが原因で、都内の大学を休学中の19歳〜。


それでね、わたしには美人な妹がいるの〜。


わたしより身長が高くって〜。


ちょっと冷たいとこもあるけど〜。


いっつもわたしを気にかけてくれる優しい妹〜。


そんな妹が大大大好きなんだ〜。


あ〜!大好きっていうのはもちろん一人の女の子としてだからね〜!


まぁ〜これをしずくちゃんに伝えちゃったら嫌われちゃうかもしれないから言えないんだけどね〜。


せっかく最近少しずつだけど打ち解けてくれてるのに、嫌われたらわたし悲しいもん〜。


だからね〜。


今はこの気持ちを隠して〜。


姉妹関係を利用して、しずくちゃんのこといっぱい愛しちゃうんだ〜。


えへへ〜。


そんなこと言ってたらしずくちゃんに抱きつきたくなってきちゃった〜。


ちょっとしずくちゃんのとこ行ってこよ〜っと!


というわけで〜、わたしとしずくちゃんとの姉妹愛の物語のはじまりはじまり〜。


恋人になるまでは、あくまで姉妹として愛しちゃうからね〜しずくちゃ〜ん。

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