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第二十三話 お父様との会話



 夕食時、両親にアラン様の製薬について話した。


 「本当にすごかったのよ!飲んだら疲れがスーッと引くし、怪我も治るのよ?!」


 「まあまあ、すごいわね。」


 「ライン地方か…あの伯爵は研究熱心で有名だ。良い友達が出来て良かったな、ビアンカ。他にも友達は出来たか?」


 「…ええ。前にお話したラグエル様は相変わらず勉強や魔法を教えて下さいますし…。魔法実習で同じ班のフロレス様とも仲良くさせていただいています。そのフロレス様のお兄様とも知り合ったのですが、この方が何とも快活な方で、笑顔がとても素敵でしたわ!」


 両親は優しい笑顔で話を聞いてくれる。


 「それに、ご両親が王都でカフェをされているショーン様とも知り合いになって、いつかカフェにいく約束をしましたのよ!」


 「まあまあ、ビアンカ、学園がとっても楽しそうね。」


 「…それでビアンカ、その中に誰か気になる殿方はいるのか?」


 ………はい?


 「……いませんわ。」


 驚いて、不躾にこたえてしまった…。


 「そうか…。いや、陛下から再婚約の話をされたんだが、丁重にお断りしたよ?ビアンカは殿下を好いてはいなかったな?」


 !?


 「はい。お断りして下さいませ。あの方には良い方が既にいらっしゃいます。」


 ……再婚約……冗談じゃないわ。


 小説のストーリーから、かなりかけ離れてはいるけど、危険要素でもある殿下とマーガレット様からは出来るだけ離れていたいしね…。


 それにしてもお父様…私を早く婚約させたいのかしら…?





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