第2話 荒れ狂う小さな炎
第2話です。
どうぞ!!
『ゾンビハント』を始めて4時間。
私はグロデスクと言っても、柔らかいタッチで描かれた、ゾンビモンスターと戦い続けていた。
ゾンビに対する恐怖はない、ただクエストをクリアする度に、
「よっしゃー!!」
と、叫ばずはいられなくなってしまったのだ。
まるで、小学生くらいの少年が、喜び騒ぐように……。
自分がゲームに夢中になるのは初めて。
ハンティングゲームで性格が変わるのは、噂で聞いていたが、ここまで変化するとは思っていなかった。
クエストを相当進めたので、武器を強化しに鍛冶屋へコントローラーのスティックを動かす。
鍛冶屋のおじさんに素材を渡し強化……、となるはずだったが、そこで画面が固まった。
「なんで固まるの!!」
思わずコントローラーを床に、へこまない程度の力で叩きつける。
こんな時に役立つのが、問い合わせフォーム。しっかりと内容を書いて送信する。
このような不具合は、他にもあった。モンスターに攻撃が当たらない、倉庫を見ると素材やアイテムがなくなっている。
これでは続けようにも続かないので、念のためにクエストを30回ほどやってから、やめることにした。
「久しぶりに、レーシングゲームでもしようかな?」
この時手に取ったのが、少し前に購入したまま開いていない『コスモスレーシング』だった。
後書きですが、話題が切れたので不定期書き込みにします。
よろしくお願いします。