第1話 ゲーム警察になる前は
『何かも』外伝、第1話です。
どうぞ
最初に手を出したのは、『ゾンビハント』というハンティングゲー厶。
ネーミングセンス無しの、ただただゾンビ化したモンスターを狩るだけというものだった。
テレビに繋げて遊ぶので、コントローラーはワイヤレス。
ワイヤードの方が安くて入手しやすいが、片付けるのが大変なのでこれにした。
「初めて遊ぶけど、大丈夫かな?」
不安を感じながらタイトル画面へ、キャラクターを作成。
チュートリアルが始まると、慣れないボタン操作で終わらせ、本番の狩猟フィールドに移動する
最初の敵は、小型のうさぎで初期装備は片手剣。ゾンビ化はしてないがすばしっこくて、なかなか攻撃が当たらなかった。
「えーと、攻略本には、このクエスト? をクリアすると、拠点に入れるんだっけ?」
うろ覚え情報を、声に出しながらストーリーを進める。
拠点に移ると自宅の保管庫で初期所持武器を確認。
中には、大剣や太刀、双剣にランス、遠距離武器で銃が2種類あった。
種類は少ないが、物足りないとは思っていない。
次にスマホで、みんながどういうプレイスタイルを調べる。
どうやら、感染しないように剣士は至近距離で素早く、ガンナーは遠距離攻撃のみを行う。
私は、初心者ではあるが、みんなとは違うやり方でプレイしたいので、ガンナーの至近距離にすることにした。
武器は、ヘヴィボウガン。適正テストを運営しているサイトで出た結果。
だが、これにより、難易度が高くなりすぎたのである。
新しいクエストを受注。
開始されて敵を見つけると、すぐにHP全損。
操作方法を本で読んでも、思うように動かない。
そして、同じクエストをプレイすること15回目。
やっと操作を覚えて、クリアした。
そして、気づいた。私が1つのゲームに熱中していたことで、心の中にある何かが、書き換えられたのを……。
いかがでしょうか?
この作品は、500文字から1000文字前後で書くようにしようと思っています。
『何もかもがめちゃくちゃなんですけど!!』を、シリーズ設定にしたので、よろしくお願いします。