プロローグ
『何もかもがめちゃくちゃなんですけど!!』
の外伝始めました。主人公は同じです。
良ければ、本編と一緒にみてください。
2025年4月、私は栃木の実家から上京し、兄が通っている大学の附属高校に進学した。
成績は平均の普通の少女、兄が暮らすアパートの隣に、最低限の荷物を運び、兄と一緒に登校する。
もちろん、兄には行く曜日が決まっているので、1人の時もあった。
新しい学校生活だが、数学はNG。
主に、機械関係の勉強だけに力を入れていた。
そんな日々も長くは続かない。
5月19日
「巣籠さん、あなたのクラスから退学申請が届いているのですが……」
誰もいない放課後の教室で、担任の先生から言い渡された言葉。
私は、
「どうしたら、撤回できますか?」
と、問いかける。
「数学の勉強をしっかり受ければ、もしかしたら継続できるかもしれません」
先生も、曖昧で詳しくは知らないようだった。
明理は考える。このまま継続するか……、退学するか……。
継続したいが、数学を受ける自信がない。
だけど、しっかり勉強しなければ、継続できない。
最終的な答えは、
「先生、私、退学します。兄もいるので勉強したいですが、今の自分には難しいと思います」
これしか浮かばなかった。
同日、アパートに帰り実家に連絡。
けれども、親は家に帰ることを拒否。アルバイトも予定していたが、それも無くなった。
唯一の支えはゲームをすること。
それも、無許可無申請の邪道ゲームで遊ぶこと。
それが、ゲーム警察プレイヤーの誕生だった。
いかがでしょうか?
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次回もお楽しみに