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第一話 異世界転移しました!
あの日、俺は異世界に飛ばされてしまった。
ちょうど、大学から帰宅する帰り際に近所の神社に立ち寄ったときに門をくぐる直前に気を失い気付いたら見覚えのない神社に迷い込んだ。
見覚えのない神社に興味本位で鳥居をくぐり、気がついたら見覚えのない世界に来ていた。
…第一の世界 アルトライオ 雲の上…
「ここはどこだ?」
「なんで俺はここに?」
「やぁ、僕の名前はパディ・ロンドベル!君が時城問馬だね!」
浮いている猫が問馬に話しかけている。
問馬は「ね…猫がしゃべった~しかも浮いている?」
「あははは、そっか。君は知らないだよね?この世界のこと」
問馬が頷く。
「じゃあ、ついてきて」
高台から町が見渡せる場所に移動した。
「君は今日からこの異世界を巡る旅に出るんだよ。」
「えっ?」
と言ったと同時に背中を誰かに押された。
空中での記憶があまりないが一つだけ言わさせていただきたい。
俺は一度もスカイダイビングをしたことがない。だから下に確実に着地できるか怪しい。
そう思いながらもどうにかして下に無事着地しようと必死にあがいた。
そう、この物語は世界を巡る物語。