08 ◆ 地獄の鬼が異世界に転移するまで
ーーーバン‼︎!有罪です!
目を覚ますとそこは裁判所だった
「名前 三波 浩介
職業 高校生/不良
罪名
器物損壊 名誉毀損 虐め 脅迫 殺人未遂 強盗 窃盗 詐欺 破壊工作 轢き逃げ 騒音
他23件
判決 有罪
刑罰 地獄での労働〈鬼〉
以上から刑を執行す
」
どうやら、地獄に落とされるらしい
その後、ちょっと透けてる幽霊みたいな人に仕事の内容と期間、鬼の説明を受けた
地獄に落ちてきた犯罪者を逃げない様に監視したりバラバラになったやつを集めたりする仕事
期間400年
なげーよ!長すぎだよ!
鬼について
鬼の偉さは下級が赤、黄、青で中級が緑、上級が紫
となっている
肌が……
気持ち悪い…
ムラサキとか最悪じゃねぇか!バイ○イキーンとか言うことになりそうな感じなんだけど笑
突っ込んでもしょうがないか
そろそろ飛ばされるらしいし
はぁ
そうため息をつきながら俺は目を閉じた
◇◆◇◆
目を覚ますとそこは地獄だった
いや、わかってたよ!
めっちゃ地獄
なんか見渡す限り赤い
色々赤い
血とか
血だらけの人とか
赤い肌の鬼さんとか
グツグツ言ってる溶岩とか
地面から噴き出す火とか
真っ赤っかー
さてと、仕事すっか
すっかり身も心も鬼となった俺は棍棒を担ぎながら歩き出した
地獄の鬼は人間を苦しめることらしいし
針の山や、血の海、紐で首を絞める刑……
微妙じゃないか?
そう考えた俺はおもむろに立ち上がり手に持った棍棒を火で熱し始めた
やがて真っ赤に染まり不気味な音を立てているソレを持つと、剣山に串刺しにされたもがいていた女に振り下ろした
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
女は声にならない声をあげのたうち回り余計に針に刺されていた
同僚達は新発見をしたかのように驚いた顔をしながら俺の真似をし始めた
次に飢えさせ苦しめる地獄に来た
ひたすら労働をさせ苦しめていたが物足りない
そう思い鬼用のに配られた肉を取り出し目の前で焼き始めた
するとそこかしこから地響きのような音がなり、ヨダレを垂らしながら俺をみて来た
俺は先ほど焼き潰した女をさらに潰した肉を作ると彼らにばら撒いた
実は地獄では食べなくても死なない
さらにどんなに切り刻まれようと再生するのだ
つまり、食べた奴らは身体から再生した腕やら足が出て苦しみ
食われた方は人間の肉を突き破る嫌な経験をするのだ
予想通り本当の地獄と化した俺はその後鬼達に崇められすぐに昇格したのであった
◆◇◆◇
閻魔は戦果していた
今まで30%しかなかった苦しみ度が
500%越えだったからだ
何が起こっている!
そう言いながら地獄の様子を除いた
各地でおけな割れる斬撃
人間を球にしてのサッカーに野球……
なんということだ
全鬼のノルマが終わってしまっておる
ノルマとは刑期とは関係なく、人間を苦しめたかで刑が終了する規則で今回は、地獄にいる鬼全てがノルマを終え遊戯を楽しんでいたのであった
儂は急いで調べた
すると2週間前に鬼になった奴の仕業だと判明した
悪餓鬼
いや、これは間違いだな
そう思い儂は消しゴムで消した
つもりだった
しかし、実は消えていなかったのだ
消えたのは餓だけ
そして奴は進化した
悪鬼として
◇◆◇◆
神界某所
異世界と地球との魂や生物の管理をしている神は頭を抱えていた
少し前に間違えて異世界の住人に加護を与えてしまったのがバレてしまったことであった
その住人は魔族の鬼人だった
ふと神は考えた
地獄にいる奴と交換してごまかしちゃえ!
そう思いつくとすぐに行動にでた
リストから良さそうなやつを探し始めた
なに?なんで妖怪が地獄にいるんだ?
こいつは消えても大丈夫だろ
妖怪だし
そう独り言を言いながら神は加護を与えてた鬼人と悪鬼を交換したのであった
それから少し心配になった神は監視用に妖怪に女神をつけることにしたのであった
◆◇◆◇
地獄某所
とある鬼が暴れていた
なにやら喚き散らしており
「ここはどこだ!帰してくれ」やら
「助けてくれ!俺は魔王軍の兵だぞ」などと意味不明なことを叫んでいた
しかし、新任の鬼にはよくあることだった為放置されたのであった
◇◆◇◆
はっ!
目を覚ますとそこは洞窟だった
『はっ!』って声は出してないけどな?
それはいいとして、自分の格好だ
手には棍棒、上着はなく下には鬼の衣装……
ザラザラとした黒い肌にクリーム青い髪、ちゃんと二つ目で人型だ
あえて言うなら、筋肉質なのと、身長が190くらいあることだ
んん?おかしいぞ
俺は地獄で人間どもに苦痛を与えてだはずだが?
てか涼しいぞ!
地獄って灼熱の大気に火の吹き出す大地、暗雲立ち込める空、乾燥し、水分を奪われる様な空気のはずなんだがな
ここはひんやりしてるし、染み出した水が壁をつたって流れてるし
まぁ洞窟だからというのもあるかね?
そう独り言を言いながら立ち上がり、少し歩くと光が見えた
暗いところから明るいところに出たせいで白く見えたが目が慣れてくると違和感を覚えた
もし、地獄が涼しかったとして、火も噴き出してなかったとしてもこれはないだろう
青々とした草原、小鳥のさえずり、そして二足歩行の豚……
こいつが地獄にいるはずがない
だってこいつどう見てもオークだ
まさにファンタジー
これ、神ミスったんじゃないかな…
ミスって異世界飛ばしちゃいましたテヘペロ☆
みたいな感じだろ
閻魔様しっかりしろよ
◇◆◇◆
「ヘックション!なんか噂でもされたのかのぅ?」
「閻魔様、そうやって仕事をサボろうとするのはやめて下さい」
「いや!だって本当なのっ!」
そう言うと部下は、
「その顔で駄々をこねないで下さい……吐き気がします」
儂はめっちゃ傷ついたのであった…
◆◇◆◇
外に出た後、俺は変な女に絡まれていた
「私は女神のグレーシアちゃんです!あなたを監視するためにいるのです!」
俺は地獄に行ってから
いや、鬼になってからだいぶ変わったらしい
なんか殺さないといけない気持ちになり
すぐに行動に移した
不意に監視の女神に近づくと地面に叩きつけた
「え?ちょっと!こんなところで///」
「うるさい死ぬ」
そう言いながら棍棒を連続で叩きつけた
「え?ビィ!ぐげぇ……ざが……」
---ドンドンドン!
「までぃ!あ!……ま…」
------ドドドドドドドドドドドド!!!!
「い…………ゃ……………」
------ズガガガガガガガガガ!!!!
ほぼ不死の神に対して、再生する間も与えず叩きつけた後俺は満足気にさっていった
叩きつける様はまるで道路工事のようであった
「くははは!これが本当の壁ドンさ!」
そう言いながら俺は棍棒を振り回しつつ草原を走り出したのであった