05 ◆ 降臨した神、魔法実験でやらかす
見事掛け算と割り算をマスターしたエルはアマミに連れられ草原に来ていた
街から2kmほどに位置する草原であり、ゴブリンや、うさぎしかいない
エルが雑魚すぎる為、実践とレベル上げと言うのを建て前にして、自作の魔法陣を試しに来たのであった
妖術で分身したアマミは、分身体がエルに剣術を教え、本体は、魔法実験を開始した
「エル、体の芯がぶれているぞ!しっかり構えろ」
「ふっ!はぁはぁ……難しいです」
「仕方あるまい、レベル上げをしよう。ちょっと待ってろ」
「え?あ、はい」
「分身体を待ってる間、おれの魔法実験をみてな」
”ぼくのかんがえたさいきょうまほう”的な物だ
その名も超重力魔法
グラビティファイア
グラビティサンダー
フレアメデオ
の三つである
いずれも伝説とされる立体魔法陣を用いて作られたもので、まともな威力の魔法は一つもない
実際に放ちながら説明しよう
まず一つ目
グラビティファイア
これは周辺の空気吸収しながら重力魔法でを圧縮し中で核融合を起こしたものを爆発的なエネルギーを使って高速で飛ばす
この魔法は着弾した瞬間、あたりを火の海にする広範囲破壊魔法である
ーーーーゴァァァァ!!!!
「おお!すげー!これ此間のゴブリン村で使えば良かった」
「師匠、それでは我々は生きたまま焼かれてました」
「うーむ、そうか。あまり使えない魔法だな」
次!
グラビティサンダー
これは、周辺の物質、土、水、草、魔法、空気などを重力魔法でひたすら圧縮し、ブラックホール (仮 )をつくる魔法である。ブラックホール (仮)から放出されるブラズマを利用し攻撃する魔法である
一見、普通の雷魔法であるが、グラビティサンダーは触れた対象を灰にする外道魔法である
「師匠!あっちに盗賊が!」
「おお!いいのがいた」
哀れな盗賊よ……
「へへへへ、命が惜しければ、金をおいt」
「グラビティサンダーァァ!!!!」
ーーバズッッ!!!!
一瞬、紫電が走ったと思ったら次の瞬間盗賊約15人は灰になり風に舞っていった
「師匠!今度教えてください!」
「確かに使えるが素材が剥げない、見ろ!盗賊の持っていた金貨が液体になってるぞ」
「なるほど。改善の余地ありですね」
うん、やばいね
ーーーーーーゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
少しして、
地平線の彼方から砂煙をあげながらナニかがこちらに向かって来た
「はぁはぁ、エル!待たせたな!」
「え?なんすかこれ」
砂煙から現れたのは大量の魔物だった
ゴブリンやスライムと言った下級の魔物から
一つ目巨人やら、八首龍と言った災害級の魔物まで
「おいおい、分身よ、無理があるんじゃないか?」
「ははは、大丈夫大丈夫!エルのSPとHPがなくならないように回復させ続ければいいしさ」
「ほう、なるほど!お前、天才か!?」
「いやいや、本体が優秀だからこそな」
「「やっぱ、おれ天才だなぁ!!」」
「分身はエルのサポート、おれは、結界を張ってエルごと魔物達を閉じ込める」
「ういっす、よろぴく!」
そんな物騒な会話をしているとは知らず、大量の魔物を前に立ち尽くし、呆然としていたエルに分身は、悲惨な現実を告げる
「く……しまった!!エル!やばいぞ。結界に魔物達と一瞬に閉じ込められた!」
「ッッッ!!じゃあ、どうすれば!」
「よく聞け!おれの秘術を受けて貰う。一時的に体を神格し、無限の体力と生命力を得る。ただし、持って1時間だ!
おれは急いで結界の解除をする!時間を稼いでくれ」
かなり無茶苦茶なことを言っているアマミ分身体だが、絶望の淵にいるエルは信じて引き受けた
この結界、ただの結界ではない
これは魔法と、妖術を組み合わせたもので、
《結界魔法/自動修復》
《妖術/時間操作 100分の1》
この二つの効果により、現実時間の流れの100分の1にし、さらに破壊しても自動で塞がる結界を用いて魔物を全て倒すまで出れなくしていた
この時、分身体は焦っていた
確かに、エルに実践を積ませ強くしようとした
しかし、無理があれば、脱出させてあげようと
ところが本体は何を思ったのか、結界の解除条件に、全魔物討伐
を入れて来た
ため息をつきながら、分身は、エルを助けに行くのであった
◆◇
下級のモンスターどもを薙ぎ払い、時には魔法で吹き飛ばし、災害級の魔物達の攻撃を受けようが、死なない、疲れない彼は、挑み続けていた
最初は、ゴブリンや、スライムにも苦戦していたエルだったが、レベルが上がり力を得るごとに、魔物と戦い経験を得るごとに、どんどん強くなっていた。
切り裂き、焼き払い、ねじ伏せ、躱し、さらに追撃する
この動作を幾ら繰り返しただろうか?
無我夢中で敵を倒していた彼は結界の解除のことを忘れ、貴族を忘れ、無能者と呼ばれた過去を忘れひたすら戦い続けた
人族全てに備わっている《無限の可能性》はそれに答えるように、エルを強化した
より速く敵を討つ為に
より強くある為に
より正確にある為に
全ての魔物を倒した後、
本来の人族の限界を一時的に突破した彼は新たなスキルを得ていた
《特殊スキル/限界突破》
さらに、ほぼ1人で倒した彼は新たな次元の強さを得ていた
=======================
名前 エルドラン=D =ハーツ
種族 人族
Lv 11→188
職業 貴族 魔法剣士 new
年齢 16
状態【気絶】
スキル
魔術【Lv3→61】
剣術【Lv5→87】
棍棒術【Lv5】new
盾術【Lv6】new
隠密【Lv3】new
礼儀作法【Lv68】
言語理解【シーア語】
気配感知【Lv23】new
魔力感知【Lv12】new
魔力回復【Lv2】new
学問スキル
算数【LvMAX】
理科【Lv2】
科学【Lv1】
物理【Lv15】
暗算【Lv13】
魔法スキル
超重力魔法【Lv3】new
火属性魔法【Lv15】new
土属性魔法【Lv7】new
生活魔法
特殊スキル
限界突破 new
覇気術【Lv4】new
種族スキル
無限の可能性+1 new
称号
弟子
窮地を乗り越えし者【速度2.5%up】【運+20】new
限界を超えし者【速度10%up】【経験値上昇1.5倍】new
超越者【種族の壁を一時的突破可能】new
=============
「おめでとう!我が弟子エルドラン。これで君はようやくスタートラインに到達した!安心して眠りたまえ」
その言葉を聞いた彼は
「やっぱり、師匠の魔法だったか……」
そう呟きながら眠りについた
これ以上は無理そうだと判断したアマミは、分身を元に戻してから、男爵家に戻り、部屋にエルを寝かせに行った
それから、彼は隣国に向けて飛び出していた……
魔法の実験をする為に
◆◇
最後に
フレアメデオである
名前からしてやばい魔法だがさすがに街から離れることにした
魔の荒野と呼ばれる土地がある
どこからともなく湧き出す大量の魔物を恐れた各国は魔の荒野に結界を貼り封印していた
実は誰にも知られていないが一体がダンジョンと化した土地であった
ところがある日、轟音とともに天空から降り注いだ星は結界を破壊した他、魔の荒野に着弾後全てを吹き飛ばし巨大なクレーターを作った
灼熱の星は地面にぶつかった瞬間、あたりを火の海にし、遅れて衝撃波を飛ばした
地面を溶かし、ダンジョンコアぶつかり消滅させた
以後、魔物は発生しなくなり、各国は神の裁きを受け魔物が消えた土地=聖地としたのはまた別の話
「いやー、すごい威力だなぁ」
その結果魔の荒野は消滅
魔法実験は成功
荒野は火の海と化し、地面はマグマのような状態なった
それに伴い、周辺の気温は上昇、煙により大雨が発生
各国は大慌てであった
大量の魔物をダンジョンごと吹き飛ばした結果、アマミのレベルは上昇していた
=======================
名前 アマミ
種族 神族 【中位神族】
Lv 374→411
職業 剣刀士〈妖〉破壊神
年齢 1700?
状態【良好】
スキル
剣刀術【MAX】
拳闘術【Lv 125】
美術【Lv 366】
魔法スキル
超重力魔法【Lv24】
妖術スキル
鬼火【Lv--】
妖気【MAX】
霊魔法【Lv20】
種族スキル
神眼〈鑑定、熱感知、鷹の目、暗視〉
神気術【MAX】
信仰【 1→3589】
浄化【MAX】
眷属召喚【狛犬、????...etc】
無限収納
言語理解【全】
称号
破壊神【威力30%上昇】
魔物の天敵 【魔物に与ダメージ20%上昇】
放火魔【火属性5%上昇】
師匠〈鬼〉【---】
=============
「ついに破壊神になってしまった」
納得の称号である
あれだけ破壊したなら当然であろう
さて、
先ほどの魔法のことを話そう
フレアメデオについて説明しよう
フレアメデオとは
重力魔法と四属性魔法を合わせた究極混合魔法である
土属性〈砂、土、石、鉄〉
水属性〈水素、酸素、水、氷〉
風属性〈空気、ガス〉
などを重力魔法で圧縮、星を形成し、
火属性〈火、熱〉
で星を太陽のようにもやし、核融合させた状態で天空から対象に向けて放つ魔法である
天空から堕ちる衝撃によりさらに威力が上がり、着弾地点はクレーターになる
この惨事を目の当たりにし、なんかこの場にいたらやばいかもと感じた破壊神 (仮)は「おれしーらねっ!」
と言いながら逃げたのであった
「逃げたじゃねえ、戦略的撤退だ」
そういいながら…
読んでいただきありがとうございます