第2話
すいません。投稿するのを忘れてました。
タタッ
ドス
「グヘ」
男たちの方へ走って取り出した短剣で1人目の男を倒す
「な、テメェ」
野郎が動揺している隙に2人目に短剣を刺す
と、見せかけて、股間を蹴り上げる。
「オフゥン」
(うわ、イタソー)
2人目の男が悶絶するのを確認していると
「チッ」
3人目の男が舌打ちしながら、腰に下げていた剣を抜いて切りかかってきた。
キン、キン
リーチは向こうの方があるため、こちらの間合いを入らない様に攻撃してくるので、こっちは防ぐしかない。防ぎきれずに肌にいくつかの裂傷を負う。しかも、後ろに少女を庇っているので逃げられない。
(マズイ、このままじゃ押し切られる。)
俺はワザと足をつまづかせて態勢を崩して隙を作る。そこにケリをつけようと男が踏み込んでくる。俺の間合いに。
ザシュ
斬りつけたが態勢を崩していたので浅かったようだ
「このクソガキが!」
男が距離をとりながら剣先をこちらに向けてくる。
「ぶっ殺してやらぁ」
男の持つ剣の刀身に紅い紋様が浮かび上がる。
「魔導具だと⁉︎」
魔導具というのは魔術式が彫られた道具のことで、通常魔術師が術式に魔力を流すことで込められた魔術を発動させられる。中には魔力を流さなくても、魔術を発動させられるものがある。当然高いけど。
「どうしてただゴロツキが、こんなに高価な物をもってんだよ」
「死ねぇ、クソガキ」
そして剣に込められた魔術が発動する。
発動した魔術は火球。一般的な術式の一つだ。ただし、火球の大きさは俺の背丈ほどあったけど。
狭い路地なので火球を避けられる余裕が無い。
(ああ、これ死ぬな。女の子を庇って死ぬカッコイイ死に方だしいいか。来世ではハーレムつくますように。)
そう、俺はこの時死んでいた。
一陣の風と共にその美しい少女が俺の前に現れなければ。




