2/56
第0話
初投稿です。 これからよろしくお願いします。
「男ならハーレムを目指せ! 」
そう父さんは言っていた。
まあ、言った直後に母さんに殴り飛ばされてたけど。というか、わずか十歳の息子と九歳の娘の前でそれをいう父さんはかなりの人だと思う。当然悪い意味で。
話を戻すが俺も父さんの言うことには賛成だ。
だってそうだろ、かわいい女の子(複数)とイチャイチャしてたら誰だって楽しいに決まってる。
でも平民の俺に複数の女の子を養う財力もない。
重婚するのもできない。
どっちも手に入るのは貴族だけ。
貴族になると領地を治めて収入が手に入るし、なにより、重婚が許される。
だから、俺は貴族になるために、この帝立高等魔術学院に入学しようと決めたわけだ。
母さんに馬乗りで殴られて血塗れになってるのに嬉しそうな顔をした父さんを見ながら...




