11話 ゼニガメ最後の偽善活動
全員は落とし穴を恐る恐る覗き込む。
じろう「上がってくる様子はないな、、」
ゼニガメ「殺したのかなぁ…」
かなちょろ「人を殺しちゃった……」
じろう「かなちょろ大丈夫だよあれは人じゃない」
そう言ってジャイアンを見るじろう
ジャイアン「は、はははは!!俺のおかげ!お前ら感謝しろな!」
ちーぎゅ「みんな下を確認しに行こうあの化け物があんなので死ぬはずがない」
ジャイアン「指図すんな!!」
そう言ってジャイアンは先に降りていく。
続いてみんなはジャイアンの後を追う。
ジャイアンはのんきに歌を歌う。
ジャイアン「暗い方ばっか見てないで♪!」
ジャイアン「ウラッパッパッパ!パラリラ♪」
ジャイアン「踊れよ!!!!」
ちーぎゅ「ジャイアンうるせーな」
じろう「俺たち毎晩聞かされてるから」
ジャイアン「魔界学校の優等生!」
ゼニガメ「ガンが進行しちゃうよぉ…」
ジャイアン「華やかな我が魔力!讃えよ!!」
かなちょろ「うぅ〜、、うぅーー、、」
じろう「どうしたのかなちょろ」
ジャイアン「イナイナイばぁ!でこっち向いて!」
かなちょろ「耳がきもちわるいよぉ…」
ジャイアン「ブチギレ発狂パラダイスっ♪!!」
「「ヴボォオオオオオオオオ」」
ジャイアン「あ!?おい!!俺の歌邪魔すんな!」
ゼニガメ「邪魔してないよ!」
ジャイアン「嘘つけ!汚ねえ声が聞こえた!」
ちーぎゅ「汚ねぇ声はどっちだよ」
かなちょろ「もうそろそろ1階だー!」
ゼニガメ「ジャイアンの歌聞いてたらもうつきそうなのなんかやだなぁ…」
ジャイアン「う、うわぁあああああ!!!!!」
すると先に1階についたジャイアンが腰を抜かして指をさし叫んでいた。
じろう「まさか!」
じろうたちが降りてジャイアンが指差した方を見るとそこには大きな穴が空いていた。
ジャイアン「なか!なか!!」
恐る恐る深さ20メートルはあるであろう穴を覗き込む。
そこには今にもよじ登ろうとする入江の姿があった。
顔はこっちをガン見しなから、登っては落ち、登って落ちを繰り返していた。
ちーぎゅ「しぶといな」
ゼニガメ「かすり傷ひとつ付いてないよぉ」
ジャイアン「は、早く埋めてしまえ!!!!!!」
じろう「こんなでかい瓦礫持ち運ばないよ、」
ゼニガメ「上がらせなければいいんでしょ」
そう言ってゼニガメは食糧庫から油などを持ってくる。
ジャイアン「何してんだよ!!ほんと使えねぇな!」
じろう「ジャイアンどう見ても登らないように油でぬるぬるにするんでしょ」
ゼニガメ「せーかい!」
そう言うとゼニガメは油を穴に注ぎ始める。
油は入江の足元までの深さになり登っては落ちるを繰り返している入江は油でぬるぬるになっていた。
ちーぎゅ「なんかエロいな」
ゼニガメ「入江ってこんなにバカだっけ、」
ちーぎゅ「食欲で自我を失ってるだよ」
ジャイアン「よーし!じゃあまた1曲歌ってやる!!」
ちーぎゅ「ジャイアンまだ安全になったわけじゃない」
じろう「だよね、食欲のためにここまでするヤツがこんなので止まるわけない、いずれ出てくる」
かなちょろ「じゃあ逃げ出そうよじろー、、」
ジャイアン「は?そんなことさせねーぞ!ここは俺の城だ!お前らは奴隷!奴隷がここから出ていくことは俺が許さない!!」
入江「ウボァ、ウボォアォオオオ…」
グギュルルルルルルルルルル〜
塔全体に入江のお腹の音が鳴り響く。
ちーぎゅ「あんだけ食ったのにマジかよこいつ」
ゼニガメ「ばけものだよぉ…」
ゴクッゴクッゴクッ
すると入江は足元に溜まった油を飲み始める
じろう「まじかよ…」
ジャイアン「ははは!!油飲んでやがる!!油飲んでももうぬるぬるで登れねーっての!」
かなちょろ「お風呂の水抜いてるみたいだ」
入江は油を飲み干す。
入江「ゲプッ…」
するとまた入江は穴を登り始める。
だがまた落ち、そして登りまた落ちを繰り返す。
ジャイアン「バカだこいつwww」
じろう「なんかさっきよりも登る高さ増えてない?」
ちーぎゅ「なんかぬるぬるも少なくなってる気がする」
入江の体には変化が起こっていた。
油を飲んだことにより油への適応
入江は油のぬるぬるに適応し壁を登り始める。
その時間油を飲んでからおよそ10分。
ガシッ!!ガシッ!!!
ゼニガメ「ね、ねぇ入江登ってきてない、、?」
ちーぎゅ「油でぬるぬるなんだぞそんなはずは…」
ガシガシガシガシガシッ!!!
その姿まるで壁を這い回るゴキブリ
かなちょろ「うわぁああああ!!」
ジャイアン「こ、こっちにくる!!」
じろう「もっと油を注ぐんだ!!」
全員は急いで油を注ぐ、が入江は止まらない
入江「ウボォアォオオオ…!!!!!!」
ガシガシガシガシガシガシ!!!
ゼニガメ(みんなここで食われちゃう…)
ゼニガメ(みんなに出口だと嘘ついて、たくさん死んで、俺はいいことせずにここで食われるのか…)
ゼニガメ(俺は本当に愚か者だ…)
ゼニガメ「そんな油程度じゃ、入江は止まらない…」
じろう「そんなこと言う前にゼニガメも油注いでくれよ!!」
ちーぎゅ「そうだぞ!まだ希望はあるかもしれない!!」
ジャイアンは耳を塞ぎ目をつむりながら歌を歌っている。
かなちょろは怯え、じろうにしがみつく。
ゼニガメ「ごめん……みんな、、、俺の油流し込み作戦のせいでみんなが喰われちゃう…」
じろう「弱気だなゼニガメ!初めてじゃないだろ!失敗は」
ちーぎゅ「油のタルをぶつけたら落ちるんじゃないか」
ゼニガメ「無理だ…もう逃げられない……」
するとゼニガメはポッケから一つのビンを取り出す。
[睡眠薬]効き目抜群!!不眠症でも2年は寝れる!
ゼニガメ(睡眠薬、、、これだ…!)
ゼニガメ(でもこんな小さなものが入江に効くかどうか…まず入江がこれを食べ物と認識するか…)
ゼニガメ「はっ…..」
ゼニガメ「うぅううおぉおああああああ!!!!」
とっさにゼニガメは穴に向かって走り出す
ちーぎゅ「ゼニガメ!?」
じろう「おい!あぶないぞ!」
ゼニガメは手に持った睡眠薬をビンごと口に入れる。
バリィイン!!!
睡眠薬はゼニガメの口の中で割れる。
ゼニガメ「自分を信じることを!!!!!!!!」
ゼニガメ「うぉおおおおおおお!!」
ゼニガメは穴に飛び込む
入江は口を大きく開け落ちてくるゼニガメを待ち構えた。
かなちょろ「ゼニガメー!!!」
ちーぎゅ「なにしてんだよあいつ」
じろう「楽な道を選びやがった」
ガブッ!!!!!!
[15番 ゼニガメ:丸呑み]
ゼニガメの体内で広がった睡眠薬はゼニガメを食べた入江に効くほどの効果まで増えていた。
穴に落ちていく入江。
ドシィーーーーン!!!!
じろう「どうしたんだ?」
入江「グゴゴゴゴゴゴゴゴ」
ちーぎゅ「ね、ねてる、」
かなちょろ「これってゼニガメのおかげ…?」
じろう「ゼニガメ、、お前ってやつは」
ジャイアン「お?寝たの!なんだ雑魚じゃん!」
さっきまで怯えながら歌っていたジャイアンが堂々と歩いてきた。
ジャイアンは寝ている入江に向かってマシンガンを撃つ
ドドドドドドドド!!!
ジャイアン「気持ち悪りぃんだよ!!」
ちーぎゅ「おい!起きるだろ!」
じろう「頼むからやめてくれ」
ジャイアン「あ?俺に指図すんのか?」
かなちょろ(まだジャイアンがいたぁ……)
入江「ぐごごご、ぐっぐごっ!!」
その時間およそ3分
睡眠薬の効果に適応し始める入江。
ちーぎゅ「おい、いびきが途切れ途切れになってきてないか…」
じろう「うそだろ…」
ジャイアン「おれのせいじゃねーし!!」
入江の目が開く。
その目はじろうたちをガン見する。
ジャイアン「ひ、ひぃええええ!!!」
かなちょろ「お、おきたぁ!!」
じろう「にげるぞ!!」
じろうたちは出口の方に走る。
ガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシ!!
ついに穴から出てくる入江。
入江「ボォア…ボォア…」
ちーぎゅ「あの入江が息切れ?」
じろう「気のせいだろ、くるぞ!!」
入江が猛スピードで突進してくる。
じろうたちは間一髪のところで塔から抜け出す。
すると外に二人組が待ち構えていた。
すずさん「何か出てきましたね」
リーア「タクサンオトコガイルヨゥ!!」
すると森の方から鎖鎌を振り回しながら歩いてから人影。
ひまかれ「みつけましたよジャイアン…」
ジャイアン「うわ、ひまかれ…」
別の森からも二人組。
るりまる「いたいた!!」
れーし「僕がやるよぶっ殺してやる」
後から遅れて1人。
社不「なんだ、るりまるとれーしもこいつ追いかけてたのか」
るりまる「あら社不さん、見逃したのに死ににきたんですか?」
社不「ちがうよぉ〜」
すずさん「このでかいの臭いです、めざわり」
リーア「コイツオトコダヨ!コイツモコロスネ!」
ひまかれ「邪魔だなぁあのデカいの、殺すか…」
入江を取り囲むように集まるすず、リーア、るりまる、れーし、社不
ちーぎゅは叫ぶ「みんな!やめとけ!死ぬぞ!!」
ひまかれ「そんなこといいからさぁその後ろに隠れてるジャイアン差し出してよ」
ジャイアン「ひぃいいいい!!」
すずさん「死ぬことを計画に入れるバカがどこにいるんですか」
リーア「ダマルネオトコ!!ソコデマッテロ!コイツノツギニブッコロシテヤルネ!!」
れーし「あの外人うるさいなぁ…」
るりまる「そんなこと言ったらダメですよれーしさんw」
社不(あいつの目とかには弾効くのかな…)
ちーぎゅ「あいつらやるきだぞ…」
じろう「かけてみるしかないな」
かなちょろ「が、がんばれー!!」
ジャイアン「そうだぞーひまかれはしねー!」
入江「ウボォアォオオオ…オオオオオオ!!!」
入江は戦闘体制に入る




