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褪せる日

作者: タマネギ

湿った風が吹いて、

弦を揺らしている。

膨らんだ葡萄の実、

夏が近づいている。


早いものだな。

今年も半年過ぎた。

なんにも変えてない、

言葉も生んでない。


だから思うのか、

癒やされた日のこと、

あなたはどんな風ですか。

元気にしてますか。



裏道の蛍袋、

ひっそり愛らしい。

霧の立ち込める朝、

おはようと独り言。


返事みたいに、

烏が懸命に鳴く。

子育てをするという。

足早で歩いた。


だから思うのか。

心配するだけで、

あなたはどんな風ですか。

坂道の街で。



あなたの文を読んで、

それから画面を閉じる。

バスの窓に目をやり、

曇り空を確かめる。


梅雨は明けたのか。

まだ明けていないのか。

なんにもわからずに、

紫陽花褪せる頃。


だから思うのか。

答えなき人生、

あなたはどんな風てすか。

幸せ感じてよ。

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