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補足─キャラ編①─


*リゼラ


 「あとがき」で書いた通り、刀を振り回す黒髪美少女が見たいなぁという軽い気持ちから生まれました。キャラとしては大変気に入っていますが、書いていて偶に面倒くさくなることがあります。


 顔立ちも含めて生まれついて身体のスペックが、元々高いこともありますが───目を惹くような美貌と頭の回転の良さは、【魔力循環】によって底上げされているという設定です。能力の高さについては、元々のスペックに加えて、根っからの生真面目さで努力を重ねた結果です。


 両親のネグレクトで貴族令嬢としての教育を受けられず、前世の記憶を頼りに生きてきたため、感覚が前世寄りになっています。前世では父方の大叔母や祖父母から行儀作法や礼儀を叩き込まれたために、“年長者は敬わなければならない”、“謙虚でなければならない”という思いが強いです。


 普段大人びているリゼラが、“全員でお出かけ”に子供のように喜んでいたのは、前世でも今世でも家族みんなで出かけた思い出などがなく、無自覚にそういうのに憧れているからです。


 前世では読書の傾向がミステリ寄りだったので、某女子高生のいうところの“探偵脳”になっちゃっています。作中でも、何かある度に検証してしまうのはそのせいです。人によってはウザいと感じるだろうな~などと思いつつ、書いています。


 前世では一族が集まって住んでいるような地方の閉鎖的な町で生まれ育ちながら、“結婚がすべてではない”という考えを持っているのは、高校で出逢った友人の叔母がお一人様を満喫しているのを目の当たりにして、「そういうのもアリなんだ」と衝撃を受けた経験があるからです。

 前世でも今世でも、“必ずしも結婚する必要はない”と考えつつも、無意識下では将来的には誰かと結婚して子供を産むことを想定していた───そんな感じです。


 美少女である自覚がないのは、異性に言い寄られたことがないからです。

 一見すると華奢なリゼラは、嫁に野良仕事や介護を熟せるような頑健さを求める庶民にとっては結婚相手として対象外なので、庶民にはそれほどモテません。

 美貌が武器になるような商家の子息、妻に頑健さを求めない貴族の子弟には狙われていたものの、何のアプローチもなかったのは、未成年を口説くのは憚られ、成人するのを待っていただけです。


 鏡を見れば自分の容貌が優れていると判るのではないかと思うかもしれませんが───普段自分の顔は小さな手鏡で局所的にしか見ないのと、ドレスアップの際に全身を見ることがあってもドレスや全体の印象に眼が行きがちなのと、例え顔を見ても化粧とヘアアレンジの賜物だと思っているからです。

 ノルンの少女姿が自分に似ているとの指摘を否定したのも、このせいです。銀髪で印象がぱっと見では大きく違っていることに加え、最初に美少女認定してしまったので似ていると認めるのは烏滸がましいという意識が根底にあるのも、駄目押しとなっています。


 ジグの言動については、「皇都編第十三章―愚か者たちの戯言―#1」の時点で、“冗談で口説き文句を言えてしまう人”という認識を持ってしまったため、本気に取っていません。

 ルガレドを揶揄うネタ、もしくはルガレドとレナスとじゃれ合うネタにされているだけだと思っています。ちなみに、レナスはジグに便乗しているだけだと考えています。

 ジグとレナスには、ずっとルガレドの傍にいてもらいたいとリゼラ自身が望んでいるので───関係性が崩れることを無意識に恐れ、本能的に本気に取らないようにしているというのもあります。


 ジグとレナスが四六時中護衛していることに関しては、彼らは職務で監視しているのであって───リゼラとルガレドの遣り取りなどは全力でスルーしてくれていると信じています。


 「皇都編第十六章―真実の断片―#2」のあれこれについては、実はルガレドの仕出かしたこととリゼラの“夢”は別物です。ちなみに、身体が強化されているリゼラには鬱血痕なるものはつくことはありません。




*ルガレド


 正直、ここまで束縛系になるとは思っていませんでした。目指したというか、予想していたのは溺愛系のはずだったんですが…。

 まあ、でも、リゼラが嫌がっていない上、本人も大概なので───お互い様ということで。


 ルガレドは生い立ちのせいで趣味らしい趣味がないので、話題や周囲との遣り取りがリゼラ関連一辺倒になって、ちょっとマンネリ化してしまいました。

 リゼラ寄りの男性キャラは結構いるのに、ルガレド寄りの若い女性キャラがいないのは、何だか不公平な気もするので───第二部では、もっと、リゼラを介さないルガレド寄りの仲間を増やしていけたらなと思っています。


 ルガレドに関する今のところ一番気に入っているエピソードは、「皇都編第二十五章―過去との決別―#6」の突入までの流れと、戦う決意をする場面です。


Q.突然、料理を習いたいと言ったのは何故か?

「城から追われた場合、俺もできた方がいいからな。リゼだけにさせるわけにはいかない」


Q.プロポーズするとき、“妃”ではなく“妻”と言ったのは何故か?

「勿論、皇子でなくなった場合のことを考えてに決まっている。“妃”だと、皇子でなくなったら結婚しないみたいに受け取れるからな」




*ジグとレナス


 この二人が生まれたのは、ルガレドとリゼラを別行動させるためでした。話が進んだら、ルガレドはリゼラが単独行動をとるのは許さなくなりそうだし、リゼラの性分ではルガレドから離れるのは難しくなりそうなので、必要に駆られて登場させたのですが───思ったよりも、重要なポジションを担ってくれて重宝しています。

 

 リゼラへの感情については───主人公二人と長く一緒にいることになるので、ただ兄貴分として見守るだけでなく、がっつり絡んで欲しかったため、ああいう形になりました。

 私にとってこの二人は、リゼラの逆ハー要員ではなく、ルガレドの親友兼兄弟分枠です。


 リゼラとの年齢差については、作中でも語った通り、あまり年齢を意識しない環境であることに加えて───リゼラは豊富な魔力を身体に宿しているおかげで発育が良い上、立ち居振る舞いや表情のみならず言動が大人びているので、ジグもレナスも年齢差をあまり感じなかったという設定です。決して、ロリ●ンなわけではありません。


 念のために宣言しておきますが、戦闘や儀式のパートナーを務めることはあっても、リゼラの愛人になることはありません。あくまで、二人の片想いです。


 一番気に入っているレナスのセリフは、「皇都編第十章―忠誠―#5」の「リゼラ様が死地に向かうなら共に行ける」で───ジグの場合は、「皇都編第十七章―密やかに存在するもの―#7」のリゼラに頼られて反射的にナイフを投擲するシーンが一番気に入っています。

 ルガレド絡みでは、「皇都編第十三章―愚か者たちの戯言―#7」のサンルームでのリゼラについて三人で話すシーンが一番気に入っています。




*ラムルとカデア


 ラムルは、偶に見かける口ひげを生やして胸板の厚い戦闘派執事───カデアは、女性向け作品で割と見かけるヒロインの相手役に仕える乳母兼ベテラン侍女です。


 カデアがちょっとぽっちゃり体形なのに軽やかに動き回るという設定は、大昔に見たアニメ「スプーンお●さん」で主人公の可愛らしいおばさんが駆けずり回っていたイメージから来ています。

 ただ、私は何故かおばさんがぽっちゃり体形だったと勘違いしていたので、カデアをぽっちゃり体形にしてしまったのですが───後で確認してみたら、おばさんは小柄で痩せていました。

 

 ラムルの設定に関しては、スタンピード殲滅戦では上手く活かせなかったというか上手く描けなかったので、いずれ改訂するか、これから書くエピソードでリベンジするかしたいと思っています。


 ラムルは、お気に入りのエピソードが幾つかありますが───リゼラとの絡みでは「皇都編第十三章―愚か者たちの戯言―#2」のラストでリゼラを認めて一礼するシーン、ルガレド絡みでは「皇都編第二十六章―黎明の皇子―#3」でルガレドが記憶を取り戻しても潰れることはないと揺るぎなく信じていたことを態度で示すシーンが一番気に入っています。


 カデアの場合は、「皇都編第二十七章―双剣―#3」で、セアラの仇である暗殺者たちが現れたと知って怒りを露にするところと、仲間たちに指示を出すシーンが気に入っています。




*ラナ


 ラナが小柄で肉付きが薄いのは、幼少期と成長期という大事な時期に取り込む魔素が不足していた期間があったせいで、発育不良となったためです。


 病気で亡くなるまで両親と暮らしていたのに、「皇都編第四章―ロウェルダ公爵邸にて―#5」で愛された経験がないような記述があるのは、物心ついたときには父親が病気で寝込んでいて、母親はその看病で忙しく、父が亡くなると今度は母親が病気で倒れ───ネグレクトに近い状態だったからです。

 近所のおばさんが最低限の世話を焼いてくれたから辛うじて生きていられた、という感じでした。両親の死後、孤児院に連れて行ってくれたのも、このおばさんです。


 ラナに関しては、「皇都編第十九章―誓いと祝福―#1~2」で、専属にして欲しいとルガレドに懇願するところと、不老長寿についてのリゼラとの遣り取りが気に入っています。




*アーシャ


 やっぱり、可愛いメイドさんは必須だよね───という安直な考えから生まれたキャラです。テンプレ設定を詰め込んでみたものの、どうも活かせていない気がします。まあ、でも、この子の出番はこれからなので。


 今の段階では、「皇都編第十二章―忠臣の帰還―#5」のリゼラ及びルガレドとの遣り取りが一番気に入っています。




*エデル


 よくあるイケメンハイスペックな執事じゃつまらないかな───なんて安直に思ってしまった結果こうなりました。


 心情やら仲間になる過程やら、難しかったです。正直、もうちょっと上手く描けなかったのかという思いがあります。ただ、教会でのカデアとの遣り取りや暗殺者を返り討ちにするシーンは気に入っています。


 こちらも念のため宣言しておきますと、戦闘や作戦上のパートナーを務めることはあっても、リゼラの愛人となることはありません。


 エデルのリゼラに対する感情については、読んでくださった方のご想像にお任せします。

 私としては、エデルはそういった情緒が育っておらず、犬を親鳥だと思い込んで後をくっついて歩く雛鳥みたいな心情だろうと思っています。いずれ、そういった情緒が育ったら、リゼラに失恋するなり心を通わせる相手を他に見つけるなりするかもしれない────そんな風にぼんやり考えていますが、作中で描くつもりはありません。




*エル


 実は、初めて登場させた時点では、性別はどちらにするかまだ迷っていました。


 当初は、少年にしてルガレドを慕う弟分にしようと考えていましたが───私の力量では、どうも関係性や遣り取りがBのLを思わせるような気がしてしまって、その手のジャンルが少々苦手な私は早々に断念しました。

 そこで、リゼラ寄りにしてみたのですが───そうしたら、「あとがき」に書いた通り、今度はただのリゼラの逆ハー要員にしか見えないような気がしてきたので、少年にするのは諦めました。


 最終的にシェリアやセレナとは違った形のリゼラの友人となってくれたので、少女にしておいて良かったと思っています。父親であるディンドとの関係性も、父と娘の方がしっくり来たので、その意味でも正解だったと思います。


 リゼラの“記憶持ち”仲間兼悪友といったところですが───シェリアよりも先に出逢っていたら、リゼラに素性と悩みを打ち明けられ、親友となっていたのはエルだっただろうなと考えています。


 エル関連のお気に入りは、今のところ、「皇都編第十三章―愚か者たちの戯言―#6」でビバルに冷笑を向けるシーンです。




*ディンド


 初登場時、リゼラに「レナスより少し年上の厳つい顔立ちの男性」と評されていますが、それはリゼラの勘違いで、実はレナスより2歳ほど年下です。

 レナスが年相応に見えないだけであって、ディンドが物凄く老けて見えるというわけではありません。


 ディンドに関しては、イルノラド公爵家のリゼラへの仕打ちに怒って、勢いのままルガレドに下るシーンも気に入ってますが───「皇都編第二十五章―過去との決別―#6」で、会話をすることによってルガレドが方針を決める助けを担ったシーンも好きです。私の力量不足のせいであまり大したことのないシーンに思えるかもしれませんが、私としてはあれがディンドの本領だと思っています。




*セレナ


 皇都編メインヒロイン(リゼラはあくまでも女主人公)で、リゼラとは対のような存在です。


 相手役がリゼラは主であるのに対し、セレナは従者で───リゼラは父親と和解まではいかなくとも決別はしなかったのに対し、セレナは完全に父親を見限って決別し───リゼラが兄と和解したのに対し、セレナは弟と和解したという風に、諸々の設定が対となっています。


 “氷姫”のあれこれを考えるのは楽しかったです。無数の氷刃を浴びせるといったよくある魔術で、しかも無双できるような派手さははなかったので、しょぼく感じた方もいらっしゃるかもしれませんが───セレナと“氷姫”の因縁、セレナが使い熟すまでの流れが気に入っています。


 セレナに関しては、地下遺跡での父親との決別シーンも気に入っていますが、やはり一番のお気に入りはスタンピード殲滅戦の対変異種戦です。


 外見は、実をいうとアーシャとセットで考えたため、こうなりました。

 私は対になるような水色とピンクの髪色のメイドさんを何故かテンプレのように思い込んでいたのですが、該当するのは某有名作品だけかもしれないと気づいて、ちょっと焦っております。ちなみにその有名作品は未読です。アニメか何かのCMで水色とピンクのメイドさん可愛いなぁと思っていた程度です。




*ヴァルト


 「登場人物覚書」を訂正していて、初期設定が58歳になっていたことに自分でも驚きました。といっても、訂正したところで6歳しか若くなっていないのですが。


 セレナとかなりの年齢差になっていますが、この人も決してロリコンではありません。恋愛感情も出逢った当初から持っていたわけではなく、セレナが成長して徐々に惹かれていった感じです。


 セレナが自分に想いを寄せていることに薄々気づいていたものの、恋人関係にならなかったのは、ヴァルトが年齢差を気にしていたためです。といっても、若い子に手を出すのを忌避して───ということではなく、自分の老後の世話をさせることになることを恐れていたからでした。

 介護で苦労するハルドの母親の姿を目の当たりにしているため、下手をすれば子育てをしながらヴァルトの介護もする破目になると考えると、踏み出せなかった───といった感じです。


 不老長寿になれるというのも、リゼラの加護を望む理由の一つでした。


 ヴァルトのお気に入りのエピソードは、勿論、「皇都編第二十七章―双剣―#8」のセレナの危機に駆け付けた場面です。このシーン、本当は変異種を倒すところまで書こうかと考えたのですが、難なく瞬殺で終わるだけなので断念しました。




*ハルド


 ハルドはアーシャと対の存在です。といっても、将来的に伴侶になるとかではなく───アーシャとセレナがリゼラの護衛兼侍女であるのに対し、ハルドとバレスはルガレドの護衛兼侍従といった、立ち位置的にです。


 当初、ハルドはセレナに片想いしている設定にしようかと考えていましたが、二人の関係上、罪悪感が強くてそういった感情を抱くのは難しいような気がしてやめました。それに、余計な感情は入れない方が良いかな───と。


 リゼラへの感情は、作中でも書いた通り、“敬愛”です。敬いと憧れが強く、その中に淡い初恋がほんのり混じっている───といった感じでしょうか。

 自覚はしていなくとも無意識に失恋を悟っているので、ハルドの感情が発展して、ルガレドたちに参戦するようなことはありません。まあ、同じくリゼラを“敬愛”しているバレスとの絡みはあるかもしれませんが。


 ハルドのお気に入りのエピソードは、やはり「皇都編第二十五章―過去との決別―#10」のザレムの命令を突っぱねるところと、ドルトに反論するシーンです。


 


*バレス


 実を言うと、バレスとデレドのどちらを仲間にするか、ギリギリまで迷っていました。最終的にバレスにしたのは、【起死回生】を施した時点で不老長寿になるため、少しでも年齢が高い方がいいかなという理由と、デレドだとアレドと被るかなと思ってしまったからです。


 この子の出番はこれからなので、成長する様やセレナやハルドとの関係性を描けたらなと思っています。




*ミュリア


 リゼラの側近は女性にしようと最初から決めていました。

 どんな女性にしようかと考えているとき、ふとリゼラの周りには美人か可愛い子しかいないことに気づき、それならリゼラの側近は凛々しい女性にしようと決めました。


 ミュリアは体育会系な印象ですが───側仕えとして必要な知識を身に着け、洞察力と考察力を養う訓練を受けています。


 ミュリアの出番もこれからですが、スタンピード殲滅戦でのガレスと共に戦うシーンは気に入っています。




*白炎


 復活といったら、やっぱり“フェニックス”かなという安直な発想と、私の母方の叔父が「誰かに不幸があると直前に白い鳥を見ることがある」と言っていたのが頭に残っていて───純白の鳥というキャラクターになりました。


 白炎初登場の章を投稿した当時、続きを執筆する傍ら、他の方の投稿作品を読ませていただいたとき、とある作品に不死鳥と白い炎が出て来て、肝を冷やしました。急いでお互いの投稿日を確認すると私の方が少しだけ早くて、物凄く安堵をしたのを覚えています。そちらは書籍化もしている人気作なので、あのときは盗用を疑われたらどうしようと本気で血の気が引きました。

 昔読んでいた作品が別作品と酷似していたとかで削除されたという話を思い出して、しばらくビクビクしていたのも、今となってはいい?思い出です。


 白炎がリゼラの肩やジグの頭で寛ぐ様が気に入っているので、女性向け作品のテンプレよろしく美少年化あるいは美青年化することはありません。


 巫女さんと大きな白い鳥が戯れながら舞う───というイメージがとても気に入っています。




*ノルン


 テンプレといえば、やっぱりこれだよね───ということで。


 ノルンがリゼラを慕っているのは、「皇都編第五章―夜会とお披露目―#3」でリゼラが問いかけたことが切っ掛けで自我を持つことになったからです。

 本来、【案内(ガイダンス)】は事象をただアナウンスするだけの存在でした。しかし、リゼラが“AI”に対するように問いかけたことによって、自我が芽生えました。その後、リゼラに倣ったルガレドが、「皇都編第七章―拠りどころ―#2」で問いかけることによって確実に自我を持った───という感じです。

 これは、ルガレドとリゼラの濃厚な魔力をふんだんに摂取していた上で、リゼラという特殊な存在に問いかけられたことによる結果なので───他の人が、【案内(ガイダンス)】に問いかけたところで、同じ現象は起きません。


 ノルンに寂しがりやの傾向があったのは、取り巻く環境のせいで人恋しいところのあるルガレドとリゼラ───両方の性質を受け継いでいたためです。

 後半、ノルンのリゼラに対する独占欲が強くなったのは、当然、ルガレドの影響です。性分はルガレド寄り、肉体はリゼラ寄りなので───ノルンとルガレドは、まさに似た者同士ということになります。


 ノルンに関して一番気に入っているのは、「皇都第十八章―惑いの森―#4」の姿を得てリゼラに詰め寄るところから、拠点登録をするまでの遣り取りです。




*アルデルファルム


 女体化はしません。いかにドラゴンの女体化がテンプレであろうと───ドラゴンはドラゴンであるが故にカッコいいので、アルデルファルムは絶対に女体化はしません。それに、女体化させてしまうと、アルデルファルムに甘えるルガレドが妙に生々しくなってしまうので、断固として女体化はさせません。




*ネロとヴァイス


 この2頭は、昔ぼんやり考えていた話のキャラです。(ネロ)(ヴァイス)の名の通り、黒猫と白狼で───主人公の旅の相棒でした。


 心残りは、「皇都編第二十四章―妄執の崩壊―#4」で、ネロとヴァイス、ノルンの共闘を書けなかったことです。私としては、襲って来た地下遺跡の防御システムと戦わせたかったのですが、話の流れ上、断念しました。幼女と黒猫と白狼のトリオ────書きたかった…。いつか、リベンジするかもしれません。


 ヴァイスについては、あんまり活躍させてあげられなかったなと思っていますが───ネロに関しては、“やんのかポーズ”を描けたので満足です。




*ローリィとロビン


 ローリィは、リゼラが前世で読んだ『こりすのローリィ』という絵本からとったという設定です。勿論、実在しません。

 “諜報活動をする栗鼠”というイメージは、多分、某世界的有名作品の探偵コンビが由来です。


 ロビンの方は、まんま駒鳥の英語名“コックロビン”から。こちらは、多分、実写映画「秘密の花園」の庭園の入り口を教えてくれた駒鳥のイメージから、かな?


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