四話 チュートリアル!
「これでいいのかなー?見えてるー?」
配信開始のボタンを押して、出てきたカメラに向けて手を振りながら聞く。
《見えてるぞ》
《見えるよー》
《初見》
《ロリだ……》
《おい》
カメラの横に出るコメントさん。
「見えてるー?良かったー!」
《かあいい》
《ロリだ!》
《ロリだな……》
《ロリだぁ!!!》
ロリって……むう……!
「わたしロリじゃないよ!もう高校生だもん!」
《なん……だと……!?》
《うせやん》
《まじか》
《合法ロリだ》
《おい》
むむぅ……!
「もう!ホントだよ!そんな疑わないでよ!」
《wwwww》
《冗談やでぇ》
《かあいい》
「むぅ……ぷんぷん、だよ!」
《ごめんごめん》
《ところでそこって初期部屋か?》
《ぽいなぁ》
《かあいい》
初期部屋?ってなんだろ?
「なんか、自分の部屋だって言われたところだよ?」
《それを初期部屋ってんだよ》
《すっげー殺風景だからなぁ……》
《家具が何にもねぇしな》
「そうなの!ここなーんにもないの!」
座ってた椅子から跳んで降りて、手を広げる。
《ほんとに何もねえなぁ》
《木目だな》
《なんか雰囲気かぁいいなぁ》
《wwwwwww》
¥¥¥¥¥
《それじゃあチュートリアル受ければ?》
色々コメントさんと話しているとそんなコメントが目についた。
「チュートリアル?」
《ああ》
《そだよー》
「わかったー!えーと……『チュートリアル、開始』!」
瞬間、空気が震える。
周りを見るとコロシアムのようなグラウンド。
「ここどこー?」
《カード闘技場だよ》
《そこにおっさんいるから》
《ガンバエー》
こんなコメントを見ていると横から声が聞こえた。
「ヨォ!チュートリアルを受けるか?」
その言葉に返答する。
「うん!受ける!」
《ガンバエー》
《楽しみだな》
「まずはカード説明だ、ほれ」
そう言っておじさんは何かを投げてきた。
「なにこれ?」
「それは初心者用パックだ。開けてみろ」
言われたので開けて見る。
中から出てきたのはいろいろなカード。
「わあ……」
「そうだな……、対戦しながら説明しようか」
「対戦?」
「『カードセット、オープン』」
『カードバトル、開始』
おじさんが行った直後、目の前には透けている文字が出てきた。
それと、同時にカードが浮いて目の前にきた。
なんだろ?
「とりあえず俺が先行だ。まずは『ロード』。『ロード』ってのはターンの最初に一枚山札から取ることだ」
そう言いながらおじさんは右手でカードを取る。
「ふむふむ」
「最初は手札が十枚あるから、十枚引くぞ。そして、『クローズ』。
『クローズ』ってのは自分のターンを終わるときに言うんだ」
「ほうほう」
なるほどなるほど……!
「それじゃ、次は嬢ちゃんの番だ」
「うん!えーと、まずは『ロード』!それから……なにするの?」
ていうか何ができるの?
「嬢ちゃんができることは『セット』『サモン』だ」
「『セット』?『サモン』?」
ってなんだろ?
「『セット』はカードのを裏向きに置き、自分のターンに関わらず効果を発揮できる。
その効果を発動させるとき、『オープン』っていうんだ」
「ふんふん」
『セット』と『オープン』。なるほどなるほど。
「『サモン』はカードを表向きに置いて、効果などを発動させることができる。ちなみにカードには種類がある」
「種類?」
どんぐらいあるのかな?
「ああ。まずは〈武器〉カード、〈防具〉カードだ。
〈武器〉カードをサモンしたとき、直ぐに攻撃ができる。〈防具〉カードはその攻撃を防ぐことができるんだ」
「ふむふむ」
〈武器〉カード、〈防具〉カードだね。
「おっと、言い忘れていた。カードには効果、カードスキルってのがついてることがある」
「カードスキル……」
どんなのがあるんだろ?
「そうだな……。例えばこの〈武器〉カードに[貫通]ってスキルがあったら、相手の〈防具〉カードのダメージ軽減を無くせるんだ」
「ほうほう」
[貫通]……つよそう。
「するとその〈武器〉カードでプレイヤーの核、『セットカード』に攻撃できるんだ。」
「『セットカード』?」
「基本、『セットカード』には耐久値があってそれを減らし合う。で、相手の『セットカード』の耐久値を減らしてなくすと勝てるんだ」
「へー!」
「ちなみに相手の耐久値はわからないぞ」
「ほんほん」
対戦ってそんな感じなんだー!
「仮に〈防具〉カードにもスキルがあったらそれも発動できる。
たまに矛盾するような効果同士で当たるときもあるから、そういうときはあとから出した効果が勝つぞ」
「そうなんだ!」
ジャンケンでいう後出しみたいなもんかな?
「おっと、話が逸れたな。他には〈アイテム〉カードや〈トラップ〉カード、〈モンスター〉カードがある。これは出したときに説明しよう」
「はーい!」
「まずは『サモン』か『セット』だ。どっちをする?」
どっちにしよう……?うーむ……。
「じゃあ『サモン』!〈武器〉カードをサモン!それから……攻撃?」
「よし、攻撃だな。このとき、『セット』しているカードがあったら発動することができる。
俺はなにも『セット』していないからこのまま攻撃を受けるぞ」
攻撃できたの?できたの!?
「やったー!」
「これで俺の『セットカード』の耐久値は一、減ったぞ」
それじゃあ……。
「攻撃したから『クローズ』だよ!」
「よし、俺のターンだな」




