十二話 モンスターカードゲット!
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「おはよー!」
《朝早いな》
《たかしー朝よー》
《誰だたかし》
《むにゃむにゃ》
《ママー!》
「見えてるー?」
《みえてる》
《かわいい》
《見えるぞ》
「今日は森でカードをゲットするよー!」
調べたら森でモンスターカードが手に入るらしい!チュートリアルで貰ったモンスターカードがあるけど……やっぱり自分の手で手に入れたいよね!
ふんす!
《モンスターカードか》
《森に行くのか》
《ついについに》
《ほへー》
《wwwwwwwwwww》
よーし!森に行くぞー!
¥¥¥¥¥
「ついた!」
《かわいい》
《森に到着やな》
《一体なんのモンスターカードを手に入れるのか》
「えっとねー!考えてない!」
モンスターカードならなんでもいいや!
《考えてないんかい!》
《かわいい》
「でも頑張ってゲットするー!」
《かわいい》
《がんばれー》
《ファイト!》
よーし!探すぞー!
「どこだろー?」
《そんなすぐに見つかるか?》
《ん?》
《なんかガサガサいってね?》
「あ、いた!」
《草むらから何か飛び出してきたぞ!》
《なんだなんだ?》
《サルか?》
「えーと……?」
サルキー、モンスターカード。サルの〈モンスター〉である。相手の『セットカード』へ攻撃を仕掛ける。
《まんまかよ》
《草》
《木から落ちろよ》
《wwwwwwww》
「よーし勝負だ!」
《さすがにモンスターカードをゲットする方法は分かるよな》
《わからんおせーて》
《えー……》
「えーと……『銅の剣』サモン!サルキーに攻撃!それから『アピア』!」
《弱らせてカード化させるんだよ》
《ほへぇ》
ど、どうかな?『アピア』でカード化できるはずだけど……なんか光ってる。三回光った!
「やった!サルキー、ゲットだよ!」
《あぶないあぶない》
《大丈夫か?》
《消されないといいけど》
「よーし!この調子でゲットするぞー!」
なんやかんやあり……。
「モージ、ゲットだよ!」
《よかったな》
《なんか地味に強かったな》
「よーし、二枚目ゲットー!これぐらいでいいかなー?」
《もうおかえりか?》
《おつ》
《ん?なんだ?》
あれ?なんか……地面が盛り上がってるような?
「わあ!?なに!?」
《なんかでてきた》
《なんだなんだ?》
「えーと……?」
ミュサギ、モンスターカード。兎の〈モンスター〉である。相手の『セットカード』へ攻撃を仕掛ける。
カードスキル、攻撃時相手の〈モンスター〉カードを魅了し操って〈武器〉カード一つを墓地に送れる。
《ふぁ!?》
《強くね?》
《おおー》
「行ってきて!サモン、『モージ』!『サルキー』!」
《がんばれー》
《ふぁいとー!》
「お願い!『アピア』!」
ピカピカ……ポロローン!
「やったぁ!ミュサギ、ゲットだよ!」
《ぱちぱち!》
《ナイス!》
《ヒューヒュー!》
「よーし!これぐらいでいいやー!町に帰ろ!」
¥¥¥¥¥
町に帰ってきました!ただいま!あれ?あの後ろ姿……。
「クラガさーん!」
「ん?お、いちごちゃんじゃねえか」
「クラガさん、こんにちは!なにしてるんですかー?」
「ん、ああ。今から闘技場で練習試合でもしようかとな。そうだ、いちごちゃん練習試合しないか?」
え?
「練習試合?なにそれ?」
「知らないのか?練習試合ってのはカード闘技場内で出来る練習みたいなもんだ。野良の奴らや指名したやつと対戦が出来るんだ」
「ほへぇ……」
「そんで、いちごちゃん。俺と練習試合しないか?」
「うーん……うん!いいよ!」
「お、そうか!んじゃ、カード闘技場行こうぜ!」