表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋とオタクは交わらない  作者: カムカム lemon
6/8

6話 これだから2次元は…

人生の難易度が数段上がり足取りが重い暗闇の帰路。

優斗は数多の星々が己の魂を燃やし光源を発している夜空を眺め、はぁと重い溜息に続き


[これからどうすんだよ]


と、本音を漏らす。


それから数分間瞑想に耽ているとまばらに置いてある街灯の下方、街灯の光を目から滴る水に反射させまるで星の様に消えそうな雰囲気の少女が茫然と立っていた。


いや、こわっ!

一般人の捉え方とかそういったものは全く知らないが俺の感情は恐怖一色だった。それもそのはず目の前で女子高校生?わからないけど泣いてんだよ?怖いでしょ。

ラノベ主人公達は大丈夫?なんて慈愛の心で話しかけるかもしれない。でも、俺は絶対に声なんてかけない。なに?最悪?最低?チョベリバ?知らない知らないまず、ここ、この場で少女が無ければならない理由を作った世界が悪い。うん。


それからどうか良い主人公に巡り合いますようになむなむと心の中で唱えバレないようにいや、近くに行かないよう距離感を保ってその場を去る。

それから逃げ足で家まで帰る。


家に着くとすぐに荷物を玄関に置いてから隣の家に行きチャイムを鳴らす。深夜だからか[ピーンポーン]と言うチャイム音はマンション全体に忙しなく反響する。


[あー優くんだぁー!]


[おう!お休み!]


色々ありすぎて疲れているせいか思考より先に口が開き、今の自分が最も求めている睡眠の代名詞を口走ってしまうと[ん?]とやはり真白は、はてな顔になってしまった。


[いや、ごめんなんでもない、それで何作ったん?]


[うーん、それはねーちょっとまってて]


そう言い真白は玄関から踵を返し奥の方に早足で向かう。待機中俺はある事に気がついた。それはなんか良い匂いがする事だ!ご飯いや違う、なんか甘い、この甘さを表現する為の語彙がない自分を恨みつつこの匂いの正体を探る為専ら堪能する。


それから少しして煩悩から脱した。

いや、待て待て、マジで今日の俺どうしたんだ?3次元への未練はもうない筈なのになんでちょっとドキドキしてるんだよ。いや、違う展開展開がちょうど折り重なったせいだ。だって深夜じぇけーの家に居るんだよ?そりゃあ少しドキドキするよ。するよね?(強要)


1人脳内討論していると


[ごめん待った?]


タッパーを持った真白が戻ってくる。


[いや、全然待ってないよ、、、てか本当にいいのか?]


[うん、大丈夫!、はい。]


言いつつ手に持つタッパーを差し出してくる。

渡されて受け取るのと同時に中身を確認すると鳥の照り焼きからポテトサラダまで色とりどりで実際に食べていないのに絶対に美味しいと断言出来るほど完成度が高い。


[おぉ、美味しそうだな、]


[まあ、食べてみて!]


[あぁじゃあ今日は遅いから帰るわ。これ明日洗って返す。]


[うん、わかった、優くん、一人暮らしだからって適当にコンビニとかカップラーメンで済ませちゃダメだからね]


明日から自炊なんて事は出来ないと思うけど懇切に咎められ頷いて了解の意思を伝える。


それから優斗は家に戻り注意されたばかりだが今日は色々ありすぎて自炊なんて露ほどもしたくなかったのでキッチンの下の収納庫から適当に1つ握り、お湯を入れる。


なんか料理して無い筈なのに一人暮らししだしてからカップラーメン1つでも何故か料理してやった感が出て気分が高揚する。


まあ、実際自炊するとしてもカップラーメンと同レベルくらいの簡単な物しか作れないんだけどな、、

それから3分パソコンにアニメを写し完成したカップラーメンとタッパーを持ち鎮座する。


もちろん音量は近隣の方に迷惑がかからない程度ではある物の実家暮らしでは到底出来ないくらいの音に設定する。これこそ一人暮らしの特権、これこそ俺の夢見た青春。


あーこの青春(2次元)がずっと続けば良いのになと願望を口にしつつアニメ見る傍ら妖美な先生に渡された資料(リアル)に目をやる。なんかこれじゃあ本末転倒じゃね?と内心思いつつ、、、


資料には名前やクラスそして問題点など他にもその生徒の事が諸々書いてある。


[男子2人、女子2人か、それと女子がもう1人か]


その事実に再度ため息がでる。

男子2人ならまだ何とかなるかもだけど女子3人ってどうすればいいんだか。その事で頭を抱えながら資料に記されている情報を身近に置いてある手帳に丁重に書く。

手帳だけに丁重なんてね?(すいません)


改めて手帳に記した生徒に目を配る。


1、神崎(かんざき) 真斗(まさと)

クラス、1年1組

性別、男

部活、バスケ部

委員会、学芸委員

人柄、身体能力が高くそれに次いで頭も悪くなく入学わずかだが友達はかなりいる。

問題点、記載されていない。


2、澤村(さわむら) 紗奈(さな)

クラス、1年4組

性別、女

部活、文芸部

人柄、身体能力は低いが学力は秀でいる。

人見知りで物静か、まだ友達はいない。

問題点、小学校から中学校まで何度もいじめられていて不登校を何度も繰り返している。

この学校ではインフルエンザなど余程の諸事情が無ければ欠員に加算され1週間以上欠員すれば進学は不可能。


3、佐藤(さとう) 慎吾(しんご)

クラス、1年2組

性別、男

部活、なし

人柄、生まれ持った体躯で身体能力は高いが頭はあまり良くない。いつも同じ2人とつるんでいる。

問題点、中学時代何度も暴力沙汰で警察にお世話になっている。


4、桜山(さくらやま) 華菜(かな)

クラス、1年3組

性別、女

部活、女子バレー部

人格、容姿端麗でクラスの人気者?ちょーかわゆい!よしよししたい?しかも怜悧で学年主席。(先生の情報をまとめただけだから資料にはこの3倍書かれていました)


問題点、母親の他界より中学2年で不登校になり、中学3からは学校に行ったものの放心状態で今もなお精神科医に度々通っている。今、達観視して彼女を見るとごく普通に見えるがいつまた元の彼女に戻ってしまうかわからない。


[なんか改めて一瞥して見ると面倒くさそうな面子だな、、、それに真斗?に限って言えば書いてない。どういう事だよ、、、はぁ、それに比べて慎吾?見たいな奴の方は単純明白で矯正しやすそうだ、、]


みんな喧嘩して問題児なら楽なのにな、


そんな事を呟きながらあまり喉を通らない夕食を済ませてパパッとシャワーだけ浴びて久々にギャルゲーに走る。


昔攻略したやつばかりのため踏襲するだけですらすら進む。

俺は先の問題児達と投影して規制のヒントがないか凝視しながらハズレルートもわざと入りハズレ部分も頭に入れる。


それから少しして久しぶりにプレーしたため親指が悲鳴を上げ始めたのでコントローラーから手を離しベットにダイブした。

いろいろあり過ぎたせいかすぐに睡眠に入った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ