窒息
とめどなく出てくる気持ちが
哀しみを増幅させる
自己壊滅を進行させる
曇天の隙間から光が覗く
何も起こりはしない
殺風景な心
君の笑顔でさえ
今はトゲのようだ
空に散らばる 無数の星が
一個に固まり
ポトリと
堕ちた
グラスの周りに纏わり付く水の滴のように
ガラスの心に纏わり付く 泥水の滴
拭い去れない
棘棘の松が
風になびいて 枝が揺れる
それに触れたら
痛いのかな
気持ち良いのかな
苦痛の中の遊園地
観るモノが無い観覧車
馬が走り去ったメリーゴーランド
グルグルグルグル 止まることのないコーヒーカップ
溜息が
凍えてしまった
冷たくて触ることができない
見透かされていた?
トゲの笑顔が
また
心に突き刺さる
腐ったミルクのような
ドロドロした孤独
永遠に繰り返される
頭の中で鳴り響く金属音
一体誰が奏でているの?
さぁ、
出発しなければ
あなたのもとへ・・・