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彼女を知り、僕を知る  作者: akuliru
第二章 初授業
6/13

本当の理由

 病院


 ソラを見つけたこと、ソラが熱を出して病院に送ったことを担任の先生に伝えた。

 そして、先生が母親にそのことを伝え先生も今日の授業は自習にしてこちらに向かうらしい。


「お前、色んな人に迷惑かけたんだからな」


 病院のベッドでソラはスヤスヤと寝ている。

 その姿は幸福をもたらす天使の姿のようだった。

 それにしてもソラはなんで河原なんかにいたんだ?

 学校に行きたくないんだとしたら漫画喫茶で時間潰せばいいのに。

 謎が謎を呼ぶ。

 俺が深く考え込んでいるとソラの母親が来た。


「どこに行ってたのこのバカ娘!」


 ソラの体を揺するとソラはしんどそうに起きた。


「お母さんごめんね」


「なんで家に帰ってこなかったの?」


「それは・・・・・・」


 ソラは言いずらそうに言う。


「お母さんに初めてもらった指輪なくしちゃったの」


「そんなことで1日帰ってこなかったの!」


「でも、大事な指輪だったから・・・・・・」


「バカ、指輪なんかよりあんたの存在の方が大事だよ」


 そういうとソラもお母さんも泣きあいながら抱きあった。

 ソラにも良い所があったんだなと俺は思った。

 そこで、担任の先生が来た。


「どうやら無事解決したようだね」


「ソラを叱らないんですか?」


「親御さんと君に叱られただろうし、見守るのも先生の役目だからね」


 なるほど。

 先生にも色々な役目があるんだな。

 先生を尊敬していると。


「あと、今日学校に出なかったこと説明するために提出するレポート追加だから」


「えっ、そんなー!」


 俺は学校で残業することになった。

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