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彼女を知り、僕を知る  作者: akuliru
第二章 初授業
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初授業

 2日目


 担当の先生から話があり、今日俺は2-2組で数学の授業をすることになった。

 俺はとうとう夢にも描いた教師として教壇に立ち、授業を行うことになる。

 遂にこの日が来たか。


「起立、礼、お願いします」


「では、授業を始めます」


 黒板に√2+√8の足し算と√10201の計算の仕方を教えることにする。

 しかし、自分だけで計算してしまっては授業にならない。

 そこで、猫を助けるのに川に落とされた軽い復讐をするために奴を指すことにした。


「では、ソラ・ミレドさんこの問題を解いてください」


「・・・・・・」


 ん、あれおかしなこと言ったかなと思ったら奴は寝ていた。

 そこで、授業を見ていた先生がソラを起こす。

 授業中寝てる女子高生が1問目は解けても2問目は解けないだろう。


「えっ、私さされたの。はいはい、わかりましたよ」


 そして、黒板の前に立つ。


「まず、1問目は√8を素因数分解して√2×√2×√2で2√2にしてから√2に足して3√2」


「ぐっ、正解だ」


「そして、2問目は√10201を素因数分解して計算する問題だが、√10000が100であることを利用して、暗算で√10201=101となる」


「くぅ、正解だ」


 俺は苦虫を嚙み潰したような顔をした。

 周りの生徒は流石といった空気を出す。

 そして、ソラは言った。


「ばぁーーか、私に恥をかかせようと思うなんて10年早いわ」


 キーンコーンカーンコーン

 そこで、俺の授業は終わった。

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