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地球に残された囚人

作者: 久野悠葵

 「地球に未確認飛行物体が接近しているぞ」

 太郎は報告を受けると出動の準備を開始した。隊長は続ける。

「我々は皆を守らなければならない。20XX年のような過ちは繰り返してはならないぞ。」

 20XX年には宇宙からきた未確認飛行物体が墜落,爆発し多くの人が死んだ。その後も未確認物体の爆破事故が世界各国で発生。人口の99%が死んだ。暗黒の年である。

 太郎は準備を済ませるとロケット発車台にむかう。

「太郎くん,君の活躍期待しているよ。」

 第3航空警備隊の太郎はまさに今未確認飛行物体の破壊を目的に出動しようとしている。

 「はい隊長。必ずやり遂げます」

「3・2・1… ズドーン」

 ロケットが発射した。太郎は未確認飛行物体へと向かう。

 途中,太郎は未確認飛行物体から無線を受け取った。

 「我々は地球の味方だ。地球はいずれ滅びる。我々は君たちを救いにきたのだ」

 私は驚き,疑った。こんなの嘘に決まっている。ひとまず隊長に連絡だ。

 「隊長やつらから無線です。内容は…。」

「どうやら彼らは本当に助けにきたようだ」

「本当ですか。しかし…」

「私を信じろ。私達は仲間だ。」

「わかりました。ではどうしたら…」

「彼らを地球へと案内するのだ」

 太郎はこうして未確認飛行物体を地球へと導いた。そして太郎の飛行機は爆発した。僅かに残っていた人々もその爆発で全滅した。隊長を除いて。

 未確認飛行物体からでてきた宇宙人は言った。

 「助けにきたぞ」

 「ありがとう。本当に助けに来るとは。20XX年に犯した殺しで捕まったときはどうなるかとおもったが。地球への流刑,しかも地球を滅ぼせば帰られるというもんだから…。」


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