42話 動き始める本当の戦い
自我が戻った冬馬。
それを見守っていた舞美子たちは……
◇◆◇◆◇◆
冬馬が魔霊秀吉を殴り飛ばした後、すでに犬走美姫と望楼月也は根石舞美子と合流していた。社の側でじっと待機していた天端石雪も舞美子の側に控え、本丸家当主と三之丸家当主も同じくここに合流していた。そこには陰陽師の泰典の顔も見える。明日美は依然として横たわっていて、美音がその横に座ってじっと様子を見ていた。
冬馬が舞美子たちのところへ向かった頃に、ちょうどそのタイミングで魔霊秀吉がむくりと起き上がった。
「もうお目覚めのようですね」
そう呟いたのは月也である。だが、無表情のままそれを見ているだけで動こうとはしなかった。その隙に魔霊秀吉は周りをキョロキョロと見回し、
「んむむっきー! 二之丸の小僧めっ……!」
そう吐き捨てると、避難するようにそのまま真上へと上昇していった。
月也はその様子を確認すると、本丸家当主と三之丸家当主に向いた。すると、その二人はジワリと前に出て魔霊秀吉を見上げた。恐らくは月也が魔霊秀吉に不穏な動きが無いか、見張るようにでも指示を出したのだろう。雪も舞美子を見たが、舞美子は首を横に振った。これ以上は雪には負担を掛けたくない舞美子の想いだったのだ。
それを確認した月也が、今度は舞美子へ振り向いた。
「何とか復活が間に合って良かったですね。それにしても無茶をします。なかなか危険な賭けでもありましたよ?」
「それは同意だわ。危うく準が犠牲になるところだったじゃない」
美姫の語気が強くなる。自分の大事な従者の命に関わっていたのだから当然のことである。準がピンチになったのに助けに行かなかったのは、舞美子の意図的な策だったからだ。
「あの場面は二之丸冬馬君の復活を待つしかありませんでした。守護霊たちが関わっているので間に合うと思っておりましたが、ご心労をお掛けして申し訳御座いません」
「いえ、咎めている訳ではありませんよ。ただ、あなたらしくない戦術だったものですから。これも二之丸家先代当主の影響でしょうか」
舞美子はそれには何も答えず、冬馬へと視線を移した。それを気にも留めず月也も同じように冬馬を見つめた。そこには魔霊秀吉の攻撃で倒れていたはずの光太と勇一が、元気に走っている姿を見せている。
「彼等の霊力が回復しているということは、どうやら上手く『相承の儀』を終えたようですね。これもあなたの思惑通りなのでしょうね。さすがです」
月也はやや口角を上げて舞美子を見たが、舞美子はいつもの不敵な笑みを浮かべたままやり過ごす。美姫が間髪入れずに話題を変えた。
「それよりも、この先どうするの? あの子が戻ったのは良いけど、これで直輝君の情報を手に入れるのは難しくなってきたわよ。秀吉が形振り構わず暴れ出すかもしれないし、追いつめられると前回のような事もあるから……」
美姫が少し沈んだ表情を見せた。恐らくは四年前の事を言っているのだろう。舞美子もその意味を重々に承知している。そして月也もまた理解していた。
「そうですね。これ以上、情報を引き出すのは難しいかもしれません。ここは一気に方を付ける方がいいでしょう」
「……仰せの通りで御座います」
舞美子が目を瞑り頷いた。
今の状況は別段、この戦いの戦略において失敗した訳ではない。最終目的は魔霊秀吉の封印なのだ。だが、彼女にしてみれば情報を入手出来ないことは不本意なのかもしれない。どんな状況でも、彼女の手に掛かれば難なく任務を遂行する。どんなイレギュラーがあったとしても、経験を活かし、機転を利かしてクリアする。それでも、魔霊相手では不測の事態などよくあることなのである。
しかし、舞美子にとってこれはある意味、想定内でもあった。魔霊秀吉が現れること事態が絶対的な確信があった訳ではなかったが、それでも舞美子は現れると踏んでいた。そして結果、その通りに秀吉は姿を見せたのだ。これはあらゆる可能性を考え、あらゆる手段を尽くした賜物である。
魔霊は放っておけば、いつか必ず人間社会の害悪となり得る。これだけの対策を講じた中で誘き出せたのだから、最終的には魔霊秀吉の封印が最大目標になるのは当然だった。舞美子自身も発言していたが、この日の為にこの四年間、全てを費やしてきたと言ってもいい程、念入りに準備をしてここまで予定通りに事を運んだのだ。直輝の情報を入手出来ないのは妥協する形にはなるが、決して任務が頓挫した訳ではないのである。
そんな舞美子の想いが詰まった策ではあったが、実はただ一つの想定外もあったのだ。それは、二之丸家の『相承の儀』である。冬馬を見る限り、恐らくは滞りなく果たされているに違いない。その想定外に、舞美子はもう一度賭けてみたくなった。
「ですが、もう少しだけ機会を頂けないでしょうか」
これにはさすがの月也も眉を顰めた。
「どういうことでしょうか。まだ何か秘策でもあるというのですか?」
恐らく彼の頭の中では、すでに魔霊秀吉を倒す方へシフトチェンジしているに違いない。舞美子も始めはそう考えていた。
ただ、舞美子は冬馬の変化に気付いていた。もちろん、それは月也や美姫といった他の当主たちも霊力が変わったことには気が付いている。だが、舞美子は霊力だけでなく、もっと奥深くに潜んでいる冬馬の心情を見抜いていたのだ。
冬馬は秀吉の何かを知っている。
舞美子が持つ心眼の術は、読心術が出来るというだけではない。その人間に宿っている霊気を伝い、その人間の本質を見抜くことに長けているのである。そして、その人間の微妙な心情の変動を見逃さないのである。
舞美子はまた冬馬へと視線を移す。
「彼……ですか、なるほど。二之丸家の血は異質ですからね。……わかりました。あなたにお任せします」
月也はそう言ってゆっくりと頷いた。
「わたしも異論はないわ」
美姫もあっさりと同意する。元々美姫は指揮に関しては舞美子に全幅の信頼を寄せているので、小言はあるが舞美子の考えを否定することはほとんど無いと言っていい。
二人の主家から承諾を取り付けた舞美子だったが、自分の発言に対して内心では舞美子自身が少し驚いていた。理に適った策を講じることが多い舞美子にとって、この重要な局面で荒唐無稽な人の『想い』に戦いを託すなど、今までの舞美子では有り得ないことだったからだ。
夜空を見上げれば、十四夜月が微笑んでいるように見えた。
(もう少しだけ力をお貸しくださいませ、冬二様)
舞美子はそう心の中で呟いて、ほんの少しだけ優しい顔を見せた。
◇◆◇◆◇◆
冬馬が準と光太に勇一を引き連れる形で舞美子たちに合流すると、真っ先に明日美の様子を確認した。
「すみません、その女の子は大丈夫なんですか!?」
冬馬は明日美の容態が気になっていた。明日美は目を閉じていて顔色も悪く、仰向けの状態でぐったりとしている。魔霊秀吉にやられてしまったのか、それとも何か不慮の事故でもあったのか。最悪の事態が冬馬の脳裏を過るが、意外にも周りの守護師たちはそれほど悲観していなかった。
冬馬の深刻そうな顔を見て、舞美子が苦笑いで説明してくれた。
「ああ、この子やったら大したことあらへんわぁ。さっきのあんさんと同じで、調子乗って右指輪で霊気を使い過ぎただけやわぁ。今は言うたらガス欠状態やなぁ。しばらくしたら歩けるぐらいには回復するさかい、心配あらへんわぁ」
「そうだったんですね……。ああ、良かったあ……!」
冬馬は体の力が抜けて、思わずその場に座り込んでしまった。
自分が暴走したせいで誰かが死んでしまうのが怖かった。倒れている明日美を見て、ひょっとして自分が暴走している時に傷つけてしまったのかと思ったぐらいだ。いくら自我を失っていたとは言え、もしそうだとしたらどう償えばいいのか。そんな事まで考えていたのである。
ホッとしたのも束の間、冬馬はふと思い立って明日美の横まで移動した。隣で根石美音が怪訝な顔で見ているが、今は構っている暇はない。
「霊気が消耗しているだけなら、こうすれば……」
冬馬は先程の光太や勇一の時とは少し違う霊気の使い方をした。無意識のうちに、今の明日美に対して何をすべきかわかるのである。それはまるで以前から知っているかのような、不思議な感覚だった。
明日美の左手を握り、嵌めている指輪にそっと触れる。すると、一瞬白い光が輝いたかと思えば、そのまま明日美の体全体に広がっていく。冬馬は水気ではなく、金気の霊気を送り込んだのである。
「ううぅ…………うおおっ!? なんやこれ!」
意識が朦朧としていた明日美がいきなり目を見開き、グワッと上半身を起こして両方の掌を見つめた。やや青ざめていた顔も、普段の顔色に戻っている。
明日美は「ほえ?」と呟いてキョトンとした顔になっていたが、周りを見回して側でニコニコ微笑んでいる冬馬に気付き、冬馬の顔をじっと見つめた。
「ああっ! これ、お前がやってくれたんか!?」
「そうだよ」
「マジで!? そんなん出来んの!? 凄いなお前、やるやん! ありがとうな!」
そう言って明日美は「ウキャキャキャキャッ!」と笑いながら冬馬の肩をバシバシと叩いた。
「痛い……! 関西弁を喋る人って、なんでこうも叩くのかなあ……」
「むむっ! 関西弁とちゃう、あたしのは大阪弁や!」
明日美はそう言って笑いながら、またもや冬馬の肩をバシバシと叩く。
「だから痛いって……」
それでも、これだけ元気になったのだから痛くても全然構わなかった。誰かの役に立てるという、それだけで冬馬は素直に嬉しかったのである。
そんなやり取りの中、冬馬に付いて来た準が美姫の側に行って深々と頭を下げた。
「ご心配を掛けて、すみませんでした」
「別に心配なんかしてないわよ」
そう言う美姫だったが、「まあ、無事で良かったじゃない」とほんの少しだけ優しい顔を覗かせた。準は「はい」と言って恥ずかしそうに頭を掻いたが、嬉しそうな顔をしている。
「でも、いつのまにか冬馬が回復の術を身に付けたことですし、これで戦いを有利に進められるんとちゃいますか?」
それは準が何となしに言った言葉だったのだが、美姫は厳しい顔つきに変わった。
「あんたは何もわかってないわね。あれはただ霊気を送り込めばいいってもんじゃないの。見た目ほど簡単な術じゃないのよ」
「え? そうなんですか?」
準は冬馬を見た。まだ冬馬は明日美にバシバシと肩を叩かれている
「フフフッ、なかなかどうして……。根石三姉妹の属性は基本的には金気なのですが、正確に言えば土気が混じった特殊な混血なんです。だから、金気だけを使った訳ではないのですよ。水気使いが金気と土気を使い分ける。これの意味がわかりますか?」
月也がにやけながら説明する。月也に声を掛けられて驚いた準は、慌てて月也からまた冬馬に視線を移した。その冬馬は主家の二人が絶賛するほどの術を使ったというのに、鼻に掛けるどころか恥ずかしそうに恐縮していた。
それにしても、混血とはどういうことだろうか。冬馬にはよくわからなかったが、明日美と美音を見ていると褒めた言葉ではなかったようだ。二人の顔はムッとした表情をしているからだ。
舞美子はというと、平然と不敵な笑みを崩さなかったのだが、妹たちを見てやれやれといった顔で冬馬へ向いて話題を変えた。
「それより、あんさんはうちに何か言いたいことがあってここに来たんやろぉ?」
「あっ、はい、そうでした。でも、その前に一つお聞きしてもいいですか?」
「なんなりとぉ」
舞美子は相変わらず不敵な笑みのままである。冬馬もそれに慣れたのか、気にも留めずに真顔で舞美子に向き合った。
先程の冬馬の自我回復における戦いで、どうしても腑に落ちないことがあったのだ。
「ぼくを助けていただいたことは感謝します。……ですが、一つ間違っていれば準や、ど……光太さんに勇一さんが命を落としていたかもしれません。それが、あなたのやり方なんですか?」
冬馬の後ろで控えていた準が固まってしまっている。光太と勇一も同じように驚いた顔で、「何言ってるんだ!?」と小声で呟いた。それは冬馬が光太と勇一の名前を覚えたからではなく、守護師としての根本的な理念に異議を唱えたからだろう。
「冬馬、さすがにそれは失礼やぞ! それに、今はそんな事言うてる場合とちゃうやろ!」
「準は黙っててよ!」
「と、冬馬……」
冬馬が振り返って見せた厳しい顔と大きな声で、準は困惑顔になってしまった。
今までにない冬馬の気迫に準が完全に飲まれてしまったようだ。だが、それは自分の事で言ってくれているとわかっているので、複雑な想いなのだろう。光太と勇一は苦笑いに変わっている。
それでも冬馬はどうしても聞いておきたかった事なのだ。もうこれ以上は人の死を経験したくない。その想いだけが強く募っていたのである。
そんな冬馬を舞美子はしばし無言で見つめていたが、冬馬は目を逸らさない。冬馬の強い想いが伝わったのか、舞美子はおもむろに口を開いた。
「その通りやぁ」
「……! 舞美姉さん――」
美姫が何か言い掛けたところで、舞美子が強い口調でそれを遮る。
「一つ教えといたげるわぁ」
そして、舞美子の顔が不敵な笑みから厳しい表情に変わった。
「守護師とは常に命を懸けて戦うてる。今まで力と意志を紡いでこられた先人たちも、そして今を生きるうちらもなあ。たとえ自分の命と引き換えにしても、それでこの日本の平穏が守れるんやったら、それで十分に意義はある。それが『月影の者』である守護師の宿命であり、それは死ぬまで変わることはあらへん」
守護師とは悪霊から人々を守る呪術師である。今はその役割が冬馬にははっきりとわかる。父親の冬二より受け継いだ『意志』により、その言葉がすんなりと理解出来たのである。それでも、やはり素直に受け入れることは出来なかった。
そして、もう一つはっきりとわかったことがあった。それは四年前、親友もこの守護師としての宿命を背負って戦ったということだった。
「それは直輝のように、ですか?」
「――! ふふふっ、そうやぁ」
舞美子は一瞬だけ眉をピクリとさせた後、不敵な笑みを全開させた。恐らく直輝の名前を持ち出した意味を理解したからだろう。
冬馬が魔霊秀吉から得た情報に直輝のことが含まれていたのである。それでも、直輝が四年前にどんな理由で、どんな思いで戦ったのかまではわからない。それが歯がゆくて、悔しくもあった。
冬馬は舞美子を見て思った。
(この人は四年前に何があったのかを全て知っている)
冬馬には四年前の真相まではわからなかった。それでも、この戦いの意義はわかったような気がした。
――――これは四年前からまだ続いている戦いなのだ、と。
それにしても舞美子が命を懸けることが『守護師の宿命』だと言うが、果たしてそれは舞美子の本心なのだろうか。今までの舞美子の行動を見ていると、少し違うような気もする。だが、舞美子の真意は冬馬にはわからなかった。舞美子と出会ってからまだ間もないので、彼女のことを理解するにはまだ難しいのは当然である。舞美子のように人の心を読めるわけでもないのだから。
それでも、今の冬馬にはネガティブな発想はない。ポジティブ思考で考えると、舞美子の本心を聞けないということは、まだ信頼が足りないということだと考えた。それと同時に、これから守護師として生きていくには、この舞美子の協力なくしては無理だとも考えたのである。
(ひょっとして、ぼくはまだ試されているのかな。陰陽師の泰典さんが試験がどうとか言ってたし)
そう思ったのも束の間、舞美子には心を読まれてしまうことを思い出す。結局は何を考えても、今の冬馬は舞美子の掌の上なのである。それならば、自分の気持ちに素直に従えばいいだけの事、という結論に至った。
「……わかりました。でもぼくの想いは少し違います。ぼくがその守護師の宿命を変えてみせます! ぼくは絶対に誰も死なせませんから!」
月也の眉間にしわが出来る。一瞬だったがそれを見逃さなかった者は一人だけであった。もちろん、それは冬馬ではない。
舞美子が不敵な笑みに戻り、冬馬に問う。
「自分を犠牲にしてもかぁ?」
そう言うと、舞美子の目が細く鋭い眼差しに変わる。それでも冬馬は怯まなかった。
「いいえ、ぼくも死にません! 父さんと直輝の分まで生きるって決めてるんで‼」
これにはさすがの守護師たちも大きく反応した。望楼月也と本丸家当主の冷ややかな目、三之丸家当主は思案顔になり、天端石雪は真顔だが少し柔らかくなっている。だが、ほとんどは犬走美姫のように呆れ顔だ。
そんな中、だた一人だけ嬉しそうな顔をした者がいた。
冬馬に面と向かって宣言された根石舞美子である。
「それがあんさんのやり方ってわけやなぁ?」
「はいっ‼」
舞美子は一度瞼を閉じ、そしてすぐに開けると今度は真剣な表情で冬馬を見つめた。
「ふっ、よろしいわぁ。そしたら、うちらは何をしたらええんやぁ?」
この言葉に、周りの守護師たちの顔が今度は驚愕に変わった。
それもそうだろう。この戦いの指揮を任されている軍師である舞美子が、新入りである冬馬に指示を仰いだからだ。
「えっ!? 舞美姉さんが戦いの最中で人に指示を聞くなんて……」
「むう!? あいつ、只者やないな!」
美姫と明日美が目を見開いて驚いている。舞美子をよく知るからこそ、二人の驚きも大きいのだろう。二人だけではない。他の者たちも驚きを隠せないようだ。
だが、皆の驚く顔を他所に当の本人である舞美子は至って冷静である。
冬馬は上空にいる魔霊秀吉をふと見上げた。先程のダメージが少しずつ回復しているのが、今の冬馬には手に取るようにわかる。いずれはまた暴れ出す可能性が高い。それでも舞美子が張っている闇夜結界のお陰で、魔霊秀吉は逃げ出すことも出来ないだろう。普通に考えれば、包囲網さえ組めば封印までは時間の問題だと冬馬でもわかる。
だが、そんな簡単に事は上手く運べないだろうということもわかっていた。それは魔霊秀吉と父の同志から得た情報が、この戦いの最大のポイントになるということだったからだ。
魔霊秀吉を封印する前に、冬馬にはやるべきことがあった。舞美子はそれに気付いたから指示を仰いだのだろう。いくら舞美子の心眼の術でも、詳細まではわからないようだ。
冬馬は舞美子を見て、それから他の当主たちをゆっくりと見回してから言葉を選ぶように話し始めた。
「ではまず最初に、この山に入って来た侵入者を炙り出さないといけません」
冬馬のその言葉にまたも守護師たちが驚き、そしてざわついたのである。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
ついにこの戦いの真相が見えてきます。これからの冬馬の活躍に期待してください!
では、今後ともよろしくお願いします!




