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114新しいお部屋は森?

 昨日は大変だったよ。辛い物はちょっとなら良いけど、食べ過ぎは逆にお体に悪いって、ブルーベルに一生懸命説明して。お母さんも一緒に説明してくれて。


『う~ん、じゃあブルーベルのお皿に乗せられるくらいなら良い?』


 それでどうにか落ち着きました。最初レイモンドおじさんの、あの大人用の鍋サイズで食べたいって言ってたからね。それを考えれば良いかな。あの量食べたら絶対に死んじゃうよ。

 それからフウ達はブルーベルと激辛レースができなくて、ちょっと残念がってました。どこまで近づけるかやってるのにブルーベルじゃね。近づくどころか食べるんだもん。レースにならないよ。


 朝ごはんが終わって、今日はお家の中で何しようかってみんなで考えてたら、イーサンさんとグレンが入って来ました。


「ハルト、それにみんなも、準備ができたぞ」


「私もできました。まずはイーサン様の方から」


 イーサンさんを先頭に廊下を歩いて行きます。着いたのは3階の真ん中のお部屋。グレンがドアを開けてくれてみんなで中を覗きます。

 もうねビックリだよ。ブルーベルが1番にお部屋に入って、僕達も一気にお部屋の中になだれ込みます。


「わあぁぁぁぁぁぁ!!」


「凄い! 森みたい!」


「ここお家の中?」


「いっぱい!!」


『『キュキュキュイ!!』』


『ほう、これは凄いな。オニキス、人間はとうとう森を作れるようになったのか?』


『まさか! だがこれは凄いな』


 お部屋の中に森が出来てたの。人工芝のお部屋は原っぱでピクニックができるって感じのお部屋でしょう。でもこのお部屋は完璧に森なの。

 天井ぎりぎりの木が壁の所に並んでて、真ん中には所々に少し背の低い木が。もちろん床人口芝はしいてあって、でもその他に土も。それからお花もいっぱいです。

 大きな切り株の周りには小さな切り株がいくつも。


 お部屋の中を走り回る僕達。イーサンさん達がお部屋に入って来ました。


「ブルーベルは森が恋しいだろうと思ってな。ここに居る間はこの部屋で楽しんでくれ」


 ブルーベルがイーサンさんのお胸に飛んで行って、それをイーサンさんが受け止めます。ピュイピュイ、ブルーベルが泣いて、それからイーサンさんにありがとうって。僕達もみんなでありがとうします。


 イーサンさんが僕達を切り株の所に。大きい切り株はテーブルで、小さい切り株は僕達のお椅子でした。

 普通にここでおやつ食べても良いし、おもちゃで遊んでもいいし。でも他にもあって、この部屋で冒険者ごっこして遊べるぞって。このお部屋は森だからね。お父さんやお母さんにおもちゃをどこかに隠してもらって、それを探す冒険者ごっこして遊べるぞって言われました。その時にこの切り株を使うと良いんだって。


「本当の冒険でも、自然の物をどんどん使って、テントを張ったり食事の用意をしたりするからな。それの練習にもちょうど良いだろう」


 そうだよね。僕達が森で生活してた時、いろいろな物を使ってたよね。採るとコップや器になっちゃうお花とか、葉っぱを集めてベッドにしたり、洞窟がお家だったし。あっ、こんな凄いお部屋作ってもらえるなら、あのお花の食器持ってくれば良かった。う~ん残念。


「はりゅと、ぼうけんしゅびちよ!!」


「オニキスカバンにいっぱいおもちゃ持って来ようよ」


「フウは何持ってこようかな」


『キュキュイ!』


「木の実を入れてくれと」


「皆様、少々お待ちいただけますか。私からもハルト様にお渡しするものが」


 あっ、そうだった。あんまり嬉しくてグレンも用意してくれてたの忘れるところだった。危ない危ない。何か分からないけどせっかく用意してくれたのに、反省しなきゃ。


 グレンが1度部屋から出てすぐに戻って来ました。ちょっと大きな袋を持ってます。僕のオニキスリュックよりちょっと大きいくらい。グレンが僕に袋を渡してきます。それで開けてみてくださいって。

 袋を閉じてたリボンをしゅってとって、みんなで袋の中を覗きます。中には新しいちょっと大きいオニキスリュックが入ってました。グレンが作ってくれたオニキスカバンの新作です。


「グレン! ありがちょ!!」


 僕はグレンに抱きついてお礼を言いました。でも何で新作? この前作ってもらったばっかりなのに?


 僕がそう思ってたら、グレンがニコッて笑って、袋から完全にオニキスリュックを出します。それからリュックを開いて。そしたら中から木の枝で編んで作ってあるカゴが出てきたの。でもカゴなんだけど前の所が開いてて変な感じです。


「これはこうして使うのですよ。ブルーベルちょっとこのカゴに入ってください」


 ブルーベルが不思議なお顔しながらカゴに入ります。そのカゴをリュックにしまうグレン。それでリュックの蓋を閉めちゃいました。僕もみんなも慌てます。何でブルーベルしまっちゃうの!?

 

その時中からブルーベルの驚いた声が。


『何これ!? 外が見えるよ! ハルトもみんなも! 凄いすごい!!』


 外が見える? 僕達が? だってリュックに入ってるのに。

僕達はリュックの周りをぐるぐる。僕達からはブルーベルが全然見えません。どういう事?

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新、お疲れ様ですm(_ _)m イーサンさん、森を作るとは凄いですね(o`・∀・´)ノ そして、メイドイングレンの新作リュックが出てきましたねd(*´ェ`*)
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