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My Nightmare  作者: 燕尾あんす
四つ脚
12/98

黒鳥

# another side



小鳥のさえずり、そして階下から

微か聞こえてくる物音でミザリーは目を覚ました


ソファから身体を起こすと、既にベイカーは起き出して窓を開け放とうとしていた所だった


「おはようミザ」


『ん、おはよう』


顔を手で拭うミザリーを横目に見ながらベイカーはシーツを伸ばし始めた

こういう几帳面な所は礼儀作法に厳しい祖母に叩き込まれたようだ



ソファから立ち上がりベイカーが開け放った窓から外を見回すと見事な快晴だった


雲一つない空に思わず目を細める

暗雲たゆたう空よりも逆にこういう快晴の方が

なにかを予見させそうな危うさがある気がして


ミザリーは息を吐き出した



「2人とも起きてるかい?朝食を持ってきたよ」


ふいに部屋の外からレイノルドの声が聞こえてきた


ベイカーが扉を開けるとお盆の上に食事を載せたレイノルドが笑顔で立っていた


「おはようございます!頂いていいんですか!」


レイノルドからお盆ごと食事を受け取ったベイカーは一礼している


『ありがとうございます…ご馳走になります』


ミザリーもベイカーに倣って一礼すると

レイノルドは軽く手を振った


「なんのなんの、二人には恩がある。こんなのじゃいくら振舞ったって返しきれないよ」


と気さくに笑いながら背を向け階下に降りていく


お盆の上にはスープとソーセージ、目玉焼きにパンにコーヒーが二人分用意されていた


『ビー、せっかくのご好意よ。張り切って召し上がれ』


食事をとらないミザはイタズラっぽく笑ってソファに座り直した


「そりゃぁ…いただくよ。成長期だからね」


スープを飲み、パンを千切り食べ始めるベイカーを横目にミザリーは頬杖をつき、花香パイプをくゆらしはじめた



そのしばしあと


リヅにバッツ、そしてミザリーとベイカーは宿屋の前に揃っていた


「食べすぎた…」


お腹を抑えながらベイカーは目を細めてなるべくお腹を揺すらないようにしているようだった


「そんなに食べたの?ベイカー」


バッツがベイカーの周りをうろちょろしながら問う


どうやら男兄弟のいないバッツに気に入られたようだった


『ビーは急いで食べ過ぎなのよ』


呆れたように腰に手を当てているミザリーの傍らにはリヅがいる


こちらもこちらで慕われているようだった


そもそも何故揃っているのかと言うと

スラープを始めて訪れた二人を姉弟が案内してくれるとの提案を受けてのものだった


だが


「ベイカー!玉蹴りしようよ!」


「ちょっと待ってよ…まだ消化できてなくて」


とたじろぐベイカーの意志はお構いなしにバッツはベイカーを空き地があると言う方角へと引っ張っていく


『ビー、たまには良い汗かいてきなさい』


愉快そうにベイカー達を見送ったミザリーとリヅは町の中心に向かって歩き始めた


町は既に活気づき

町の人や憲兵、旅人や行商人など多様な人々が通りを賑わわせていた


そんな道すがらからでも町を囲む塀とそのへりから町の外を注視している番兵たちの様子が伺える


『ここは本当に、安全なのね』


物憂げに呟いたミザリーに

控えめにリヅは問いかけた


「ミザリーさんの家族は…もう誰も?」


『…ええ、居ないわ。私が守ろうとした母親は、結局私のために消えちゃった…その意図が、意志が私には見えないの…』


「ミザリーさん…」


なにを口に出せばいいのか、なにが正解なのか探しあぐねるかのようにリヅは口をつぐんだ


『なんてね…気にしないで。それより、あれなに?』


ミザリーの視線は二人のいる真上の空、はるか上空の黒い点に向けられていた


「えっ…あれ…鳥?かな?」


かなりの高さを飛んでいるそれは

黒いということしか目視では認識できなかった


だがその周りをそれよりも小さな点がいくつか同じように飛んでいるのを見つけた


『あの小さな点が鳥…じゃないの?』


「じゃあ、あれって…悪魔?」


少し不安そうに声が小さくなった


『大丈夫よ…あの高さを飛んでるんなら、降りてきやしないでしょ』


かくいうミザリーの発言も確信を持ってのものではなかった


リヅを不安がらせることはない

ここは安全な町なのだと揺るがぬ概念を持ち続けて欲しいという気持ちから出た言葉だった



「リヅーー」


不意に背後からやたら高い男の声が聞こえてきた


と同時に隣のリヅが苦虫を噛んだような顔をした


「最悪…」


振り返った先にはリヅと同じ頃の歳の少年が立っていた


ただ、裕福かつ大分甘やかされているのだろうことが見て取れるふくよかな顔にキチッと髪を分け

どこかキザったらしい表情を浮かべている


「ジョーン…」


リヅが言葉を漏らす

どうやらあまり関わりたくないような間柄らしい


『…知り合い?』


「一応…ここの領主さんのとこの一人息子なんです」


「一応ってこたないだろ?幼馴染じゃないか」


やはりどこかキザったらしい

自分の立場を理解しているのだろう


『幼馴染ねぇ…』

(同じ幼馴染でも…ビーとはまた違うわね)


ジョーンと呼ばれた少年はミザリーに視線を寄せる


不意に頬が薄ら赤くなっているのは見慣れない女性だからだろうか


「ミザリーさん、行きましょ」


せっつくようにミザリーの腕を取り、先を急ごうとする


「リヅっ、少しぐらい話したっていいじゃないか」


とリヅの方にジョーンが手を伸ばした



逆にその手を取ったのはミザリーだった


ジョーンがリヅに伸ばした手を

横から掴んだのだ


「いっ」


腕を掴まれたジョーンが顔を歪める


無理もない


ミザリーの握力はその見た目からは想像もできないほどに強い


『強引に誘うなんて無粋なんじゃない?』


「わ、わかった…わかったから離してくれ!」


と自分の腕を引こうとするジョーンの動きを察し、それに合わせてミザリーは掴んでいた手を離した


当然、勢い余ってジョーンはそのまま後ろ向きに転倒した


「まっ、待て」


と声をかけるジョーンを背後に

ミザリーはリヅと共に歩き始めていた


そして数mも歩かぬうちに



リヅはなにやらご機嫌になっている


「私スっとしちゃった、あいつ領主の息子だからって偉そうだししつこくて」


『…どうせ言い寄られるなら格好いい男が良いわよね』


ミザリーもふっと微笑む

思いがけぬ表情にリヅはなぜだか照れてしまった


「そういえばっ、ミザリーさんもベイカーとは幼馴染なんですよねっ」


『そうよ、小さい頃ビーが越してきた以来のね』


「へー…でも可哀想だけどベイカーじゃミザリーさんとは釣り合わない気がするなぁ」


少しミザリーがきょとんとした顔をした


『釣り合う…まぁ、あいつ機械オタクだしねぇ……』


なんとも言えない表情をしているミザリーを不思議そうに見上げながらリヅが続ける


「ベイカーは優しいけど、イマイチ男らしさが足りないっていうかそんな感じ」


リヅの女子らしい勢いに少し気圧されているようだが


『アイツはアレで良い奴なのよ…ビーの頬に大きな傷があるでしょ?あれ、私を守るためについたらしいの』


「ベイカーが?…でも、らしいって?」


『子供のころ、私とビーは村外れで待ち合わせして山に探検しに行こうとしてたの。ちょうど昨日のリヅとバッツみたいにね。でも中々ビーが来ないから迎えに行ったら、村は大騒ぎでビーは顔から血出して手当てされてるしで大変』


思い出すように空を見上げているミザリーの次の言葉を急かすようにリヅは相槌をうっている


『それで後のち話を聞いたらね、村に山犬が迷い込んで来てたって話で。村人総出で山の方へ追いやろうとしたら、その山犬がビーと私が待ち合わせしてた方向へ走り出した。このままじゃ私が危ないってビーがその山犬を他所に追いやろうと棒切れ持って立ち向かったらしいの』


「へえ!ベイカーがそんなことを」


想像もつかないのだろう、驚いたように感心している


『でもビーはそんなこと一言も言わないのよ、口止めされてたっていう母さんからやっと聞き出したんだから…変なとこでカッコつけちゃって』


「へぇー…へぇー」


なんだかにやにやとしているリヅ


『…なに?』


「なんにも?」



二人は町をただ散歩することを楽しんでいた




その頃



少し離れた空き地では


「ぁぁーー…ちょっと…終了…」


膝に手を当て乱れた呼吸を整えようとしているベイカー



「ええー!まだ遊べるよー」


元気が有り余っているバッツ

若さというものなのだろうかとも思うが

自分は数年前はこんな感じだったのかと言われれば違う


そんな気持ちでふいにため息をつく


「ほんとに汗かいちゃったよ…」


「ねぇ!ベイカー!なにあれ?」


バッツの呼びかけに同じ方向、空へと視線をやるとはるか上空に黒い点がグルグルと回っていた


「あれ…鳥?…いや違うな…この距離であれだけの大きさに見えるんなら多分実際の大きさは全長4mぐらいはあるか」


「4mってベイカーよりおっきいじゃん!そんな鳥いないよ」


「うん、だからあれは…悪魔の一種なんじゃないかな?」


「悪魔って飛べるの?」


「飛べる種類もいるのかもしれないね…僕は見たことないんだけど」


バッツはまだその黒い点を目で追っている


(あの高さ、飛行する悪魔か…まずいかもしんないな)


「バッツ!戻ろう、もう疲れちゃったよ」


「えー…まぁいいや!また明日遊ぼうね」


持ってきた玉蹴り用のボールを抱えあげ、勢いよく宿屋の方へ歩き出すバッツ


(あの黒いやつにミザは気づいてるかな?)


バッツの後を追いベイカーは走り始めた



少しして


ベイカーはバッツと共に宿屋に帰りついた


すでに宿屋前にはミザリーとリヅが待っていた


「お姉ちゃーん!ただいま!ミザリーもー!」


とリヅに飛び込んだ


「おかえりおかえり。もう…また土埃だらけになって」


『ビーと遊んでくれたのね』


「うん!楽しかった」


満足けなバッツの手を握り

宿屋の中に向かうリヅ


「私、バッツをお風呂に入れてきますね」


『ええ、私達はもう少し外を眺めてるわ』


二人を宿屋内に見送るとミザリーとベイカーは目を見合わせた


「気づいてるんだね、あれ悪魔に間違いないよ」


『ええ、でもなにか問題があるの?兵隊さんたちも何だかざわついてるみたいだけど、機械式の弩弓もあるし手馴れたものでしょ?』


そう、宿屋への帰り道ミザリーの言う通り憲兵や番兵はざわついていた

町の人たちはきっと大丈夫だろうとそこまで危機に感じてはいないようだったが、兵たちがやけにざわついていることが気がかりではあった


「恐らく…弩弓があいつらには通用しない」


『どういうこと?』


弩弓が通用しないということはこの町の守りの要が崩れる

ミザリーの顔にも緊張が見え始める


「弩弓は仕組みには多少の違いはあれど根本は同じだ、簡単に言えば威力が強ければ強いほどその砲身を固定する必要がある」


『それくらい分かるわよ、だからそれで撃てばいいんじゃないの?』


「飛んでいるって言うのが問題なんだよ、恐らくあの弩弓は砲身自体は横には360℃旋回することはできる、だけど上下に関してはそれぞれ45℃程度しか可動しない」


『それって……』


「弩弓では、あの高さにいるあいつらは狙えない。それに狙えたとしても的を絞ることは容易じゃない」


『つまりある程度低いとこまで降りてこさせないと弩弓で狙えない、でもそこまで落とす手段がないってこと?』


「そういうことだね、まさかあいつらが勝手に降りてきて弩弓で狙いをつける間大人しくしててくれるってこともないだろうし」


『…なにか手はないの?』


「今のところ検討もつかないよ…でも下降してきそうな気配もないし、番兵さんたちもただ眺めてるだけじゃないだろうしなにか策を講じてるかも」


『きっと…そうよね…』


お互いに不安な空気を感じながらも、沈黙の息苦しさから逃れる術が二人にはなかった


(っ!!?)


不意にミザリーが町の中心に目を向けつられてベイカーもそちらに目を向けた



〈ガシャーッン〉


と何かが割れるような音と共に風が布を叩くような音が聞こえた


同時


黒い影が二人の頭上3mほどの高さを異様な速さで砂埃を巻き上げ飛び抜けていった


「うそだろ!」


『降りてきてんじゃないっ!』



異変に気づいた人たちや番兵たちが道を駆け始めた


それぞれの宿や家に逃げ込もうとする住民や旅人と問題を対処しようとする憲兵、番兵たちで道が混雑していく


「な、なに?」


騒動に気づいたリヅが宿屋の扉から顔を覗かせる

後ろにはバッツを抱えたレイノルドの姿も見えるが


『出てきちゃだめ!宿の中にいて!』


ミザリーの声にただならぬ気配を感じたレイノルドがリヅとバッツを奥に促す


「ミザリー!ベイカー!二人も早く!」



薄く開いた扉から呼びかけるが


『ビー、あんたも入ってなさい』


「だめだ、僕は弩弓をなんとかしてみる」


『できるの?』


ベイカーの思わぬ発言に挙を突かれながらも聞き返すと


「やるよ、機械式だってんなら何か…手伝いぐらいならできるはずだ!」


『…わかった…レイノルドさん!リヅとバッツを守ってください!』



叫ぶと同時に二人は駆け出した


目的地は町を囲む城壁の上に設置された弩弓


『降りてきたのは一匹だけみたいね』


「わかるの?」


『たぶん、起こす羽音が一箇所からしか聞こえないと思う…周りは騒がしいけどね』


「よし…あそこの城壁を登ろう!」


100mほど先に一番近い城壁があり、その上に登る階段も城壁に沿って設けられていた


弩弓も確認できたが周りにいる番兵は使用を躊躇っているように見えた


やはり狙いをつけられないということは察していたらしい


〈逃げろ…隠れろ……番兵はなにやってんだ〉


すれ違う人たちをなんとか交わしつつもその悲鳴や怒号が耳には入る


そんな叫喚をミザリーは聞き流すこともできず走りながら顔をしかめた


(…慣れないわねやっぱり)


〈早く避難しろっ!……マカラドレイクだ!剣は通用しないぞ……〉


「はぁ…はぁ…剣が、効かない?」


『だから弩弓でなんとかするっていうことでしょ?そもそも剣なんて持ってないわよっ』


「そりゃぁ…そうだけど、はぁ…」

(あの高さならまだ狙えるはずだ、町中を飛ばれちゃ周りに人がいるから狙いが絞れない。だからまだ使う気配がないのか?)


ベイカーは大分息切れしている

旅の疲れもバッツと動き回った疲れも癒し切れぬ間の全力疾走で疲労が目に見えるようだった


そんな最中、二人はやっと城壁の上に登る階段までたどり着いた


振り返ると東の方角にそこから50mほどの位置に民家の屋根を掠るか掠らないかの高さでマカラドレイクと呼ばれた黒い鳥のような悪魔は飛んでいた


時折姿が見えなくなるのは下降して路上の人々を襲っているのだろうか


と階段から1人の番兵が焦りながら降りてきた、弩弓を使うつもりはなさそうだ


「弩弓で狙えないんですか?」


降りてきた番兵にベイカーは尋ねた


「ダメなんだよ、町の中を飛ばれちゃ…此処に設置してる弩弓は故障してるんでまともに狙えないんだ…それにあのマカラドレイク弩弓を壊して回ってる、弩弓の近くにいちゃ危ないかも知れない!」


そう言いながら番兵は槍を手に東の方角へと走っていった

町の人の保護に向かったのだろう


「弩弓を壊して回ってる!?」


二人は気づかなかったが

マカラドレイクは町中を横行しながらも城壁上にある弩弓を破壊していた

この町の城壁に設置されている弩弓は40、そのうち12が既に壊されていたのだ


『まさか奴ら知能があるの?』


「…可能性はある、上空を旋回していたこともあるいは視察めいたことだったのかもしれない、もしくは…」


ベイカーは階段上の弩弓を見上げた


『もしくは…なによ』


「カラスは光り物に目がないっていうよね」


薄明かりの中、機械仕掛けのましてやよく整備されている様子の弩弓は鈍く光っていた


〈ガシャァン!〉



城壁沿い、視界の端で黒い影が

何かを壊した音


そういうことらしい


ともかく二人は階段を駆け上り城壁の上にたどり着いた


そして弩弓の元へと駆け寄ると

ベイカーはかがみ込んだり見上げたり

弩弓の周りを調べ始め、やがてミザリーに振り返り言った


「正確に射出できるよう調整する、そんでわざわざ向こうから来てくれるってんなら迎え撃ってやる!だからミザ、5分でいい!僕にちょうだい」


普段の穏やかな表情とは違う真剣な顔

その弩弓用の工具箱がすぐ下に設置されているのを見つけ中を改め始めた


出現からこれまでの時間で多くの弩弓が破壊されていることを鑑みるとこの場の弩弓が狙われるのも時間の問題だろう


ベイカーは技術者としての腕は

ミザリーの母親に15の時に既に認められている


機械に関して直せると判断したのならその予測は恐らく間違いない


弩弓の構造を見て取り、最低5分は確実に必要だとベイカーは経験則から察していた


そして


ベイカーがミザリーの良き理解者であると同時に


ミザリーもベイカーという人間を良く理解していた


(やれるっていうんなら…やるわね、ビーは)


二人は瞬間目を合わせた



『オーケー…10分あげる、そんかわし、任せたわよ!』


冗談混じりに言うが早いか踏み出すが早いかミザリーは城壁上をマカラドレイクのいる方向へと走り始めた


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