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中華風異世界に転生しました。  作者: からあげ
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序章

この度小説を投稿しました、からあげです。

中華っていいですよね!

あ、主人公が中華オタクになったきっかけのマンガがわかる人がいたら嬉しいです(*`・ω・´)

異世界チャイナライフ



「はぁ……。」

疲労のあまり、深い溜息をついてしまった。

俺は、所謂ブラック企業に勤めている。

それはもう、墨汁やら黒猫やらが透き通って見えるくらいにはブラックの。

ここがブラック企業と知らずに就職したのは5年前、十八歳の時だが、以来ずっと有休・ボーナス・休暇なんてものはない状態で働いてきた。

……、まさか入社当日から5徹する羽目になるとは思わなかったなぁ(遠い目)。

今現在も、あと1時間で21徹目に差し掛かろうとしている。

「はぁ……。」

再び溜息をついて、今はちっとも熱中する時間がなくなった趣味に思いを馳せた。



俺は、歴史、それも古代中華の歴史が大好きだった。きっかけは、中学の時に某中華統一を目指す主人公と王のマンガを友人に薦められて読んだ事だった。暇つぶしになればいいかな、と思ったのも束の間すぐにハマった。その後学校や図書館で三国志や封神演義、水滸伝を読み漁った。

そこからは早かった。

歴史ゲームや小説は中国モノは必ず買い、そのフィギュアやらポスターを見逃さずに手に入れた。計略やら内政についても調べ上げた。

その結果、テストも歴史は常に満点を取っていた。

趣味と実利を兼ねられる、考古学者になりたかったが、親に反対されて叶わなかった。

結果、今に至る。

(クッソ……。今日も帰れそうにねぇ。三国志見たかったってのに……。)

もっとも、奇跡的に帰れたとしても、疲労でそのままぶっ倒れて寝落ちだろう。

そう考えていると、上司が手が止まっているのを目敏く見つけ、怒鳴ってきた。

「オイ!手が止まってるぞ!給料貰ってんだから仕事しやがれ!」

「……、ハイ。」

そういうお前はどうなんだよ、と怒鳴ったやりたいのをグッと抑えた。

そんな事をすれば、俺どころか周りの同期にこのクソ上司の分のノルマを押し付けられるだろう。

すまなさそうに、しかし上司への不満があるのは変わらない同期が目を向けてきたのを目の端で捉えつつ、仕事を終わらせた頃には朝の6時だった。

(ふぅ。やっと終わった……。)

霞む目を乱暴に擦って立ち上がろうとして、俺は倒れた。

「うぅ……。」

起き上がろうとしたが、力が入らない。

あ、多分死ぬな、俺。

考えてみれば当たり前だ。

食事睡眠をしないで21徹なんてすれば過労死するのも当たり前だよなぁ。

そう考えている間に、どんどん意識が曖昧になっていく。

「おい!大丈夫か!?」

俺の状態に気付いた同期の一人が声を掛けてきたが、その声も聞こえなくなり───、俺は死んだ。



ちょっとテンプレ過ぎましたかね……。

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