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自称女神と異世界生活  作者: 水野清一
第2章 最初の…
22/34

第21話 姉妹《アデルフィー》

お待たせしました。

本日2話を同時更新します。

それと、CONTINUEの方も2話更新しますので宜しければそちらもお読み下さい。


「それで………まぁ、仮にだけどもしも呪いが解呪されなかった時だけど………」


「ご迷惑なのは分かってます………それでも!」


 俺の言い方が悪かったのか物凄く焦っていた。

取り敢えず落ち着けないと………。


「あぁ、ちょっと待った!多分俺の言い方が悪かったんだと思うけどリーゼの事が迷惑とかそんなんじゃない。………えっと、リーゼの装備不可の呪いを解けるまで何度でもやってみようって言おうと思ったんだ」


「カズキさん………」


 キザったらしいセリフなのは理解しているがこうでも言わないとまた誤解しそうだったから仕方なく言ったが………早まったか?。


「………………………それでは、エレナリーゼさんの方はその様に行動するのですね?」


「……………あ、ああっ、その積もりだ」


 やっぱり早まったっぽい!?何か凄いジト目で見ていらっしゃる!と、兎に角話を進めよう!。


「………分かりました。それで明日から私達はどうしますか?」


「そうだなぁ………明日には俺が貰えるって言う家の事が分かるんだったか?」


 一応確認を含めてラナに聞いてみた。


「はい、夕方頃になると思いますが明日には連絡が来ます」


「そうか、それじゃあ夕方頃にギルドに行けば良いのか?」


「それに関してはお任せ下さい!連絡が来しだい資料を集めてお持ちします!」


「良いのか?こっちとしては助かるけど」


「はい!お任せ下さい!」


 ラナはかなり気合いが入っていた。

そこまで気合いを入れなくても………。

そう思ったが別に悪い訳では無いんだからそのままで良いか………。


「それじゃあ、頼む。なら俺達は明日リーゼの呪いにもう一度解呪を使ってから旅支度をしとこう。近場でも必要になるだろうから」


「はい、分かりました」


 フィリアが了承の返事を返してきた。

するとラナが立ち上がり言ってきた。


「それでは、私はそろそろ戻ります」


「リーゼに何か用事だったんじゃないのか?」


 ラナが来た時にリーゼを訪ねて来たのを覚えていたので聞いてみたのだが………。


「あ、はい!その件でしたら先程の話し合いで聞けましたので大丈夫です!」


「?、結局何を聞きたかったんだ?」


「エレ……リーゼが一樹様と共に来るのかです!」


「あぁ……」


 納得した。

と言うか納得してしまった。

ラナの行動原理が一体誰を中心にしてるのかいい加減分かってきたので納得出来てしまった。


「それでは、明日分かりしだいこちらに来ます」


 それだけ言ってラナは部屋を出ていってしまった。

まだ聞きたい事があったんだけどな………。

まぁ、明日聞けば良いか………。


「それじゃ、私も仕事に戻りますね♪」


「戻りますねって!?リーゼ!お前その格好で仕事するきかよ!?」


「あははぁ……男性の姿の時もこの格好でしたから慣れちゃいました♪。だ・か・ら、大丈夫ですよ♪」


 何かもう手遅れの様な気がする………。

これ……いつの間にか癖になってるって奴だよな?。

男の姿の時はまだ大丈夫だったかも知れないが今は美少女なのだ。

だから、いくら露出狂の変態でもこのままだと彼女の身が危険だ。

このまま働かせる訳には行かない。


「リーゼ………いくらなんでもその格好で仕事はダメだろ………。フィリア、悪いんだが頼めないか?」


「えっとぉ………私家事はした事が………」


 あ~ぁ……、そう言えば生粋のお姫様だったな……。

そりゃ、家事何てした事無いよな………。

どうしよぉ………。


『カズキ様、お困りですか!』


(うおっ!びっくりした!いつも忘れた頃に話しかけてくるよなお前………)


『それが私達の教示ですから!』


(どんな教示だよ!?ってか何?)


『いえ、お困りの様だったのでお声をお掛けしたのですが?』


(あ~確かに困ってるけど………宿屋の手伝い何て出来るの?)


『大丈夫です。その程度の事なら私達姉妹アデルフィーにお任せ下さい!』


(大丈夫なのかよ!?ってか実態が有るのかよ!?しかもアデルフィーって!?)


『でわ、今直ぐ行きます!』


(俺の質問には答えてくれないの~………)


「来ました!」


「「キャッ!?」」


 と言いながら唐突に目の前に15歳位の少女が現れた。

流石にいきなり目の前に現れた人物に驚いたのか短い悲鳴を二人はあげていた………うん、俺も驚いた!?。


さて、容姿の方を見てみよう。

身長は155位かな?手足は細く触れば折れて仕舞うのではと思う位細い。

髪は銀色のショートヘアで彼女に良く似合っていた。

瞳の色はライトグリーン、少し切れ長の瞳をしており見る人によれば睨まれてるのかなと思うかもしれない。

腰も細く括れている。

そして、胸はもう少しあれば世の女性は羨むのだろうがそのサイズは小さかった………。


さて、この容姿と相まってその雰囲気はどこか作り物めいた何かを感じさせた。

実際作られた存在なのかもしれない。

そんなバカな事を考えていたのだが………。

突然彼女は俺の方を向いて片膝をつき言って来た。


「初めまして我らが主にして新たなるテオス様私は貴方様に仕える姉妹アデルフィーの一人、末の妹で名前はアリエスと申します。年齢は13で趣味は料理で得意な事は家事全般です。将来の夢は一生貴方様にお仕えする事です!。まだまだ生まれたてで何も出来ない若輩者ではありますがとうか末長く宜しくお願いいたします!」


 っと、一気に自己紹介してきたのだが何かお見合いの自己紹介みたいだな………。

そんな事を考えていたのだがまだ始まりだったみたいだ………。


『アリエス~、あら?何処に行ったのかしら?仕事をほっぽり出して本当にあの子は………』


 何か聞こえてきたんだけど?しかもこの感じ嫌な予感しかしない………。


「あ!、姉さんですね。少々お待ち下さい(姉さん!聞こえますか?)」


『あら?何で念話通信で?聞こえますよ~、あなた今何処に居るのかしら?』


(私は今下界に居ます。現在新たにお生まれになられたテオス様の元に居ります)


『え?新たにお生まれになられた?どういう事?そんなの聞いていないわよ?』


(はい、つい数時間前にアテナ様の推薦でお生まれになりました。報告はその場に居合わせた他の姉妹アデルフィーが行った筈ですが?)


『聞いていないわ!?ど、どうしましょう!?何から手を付ければ!?はっ!そんな事よりご挨拶に伺わなければ!?あ!でも、ご迷惑になって仕舞うかしら?あぁ!でも!?』


 何か?すげぇ混乱してる!?。

て言うか?えっとぉ……、混乱するよなそりゃ………。

とにかく落ち着いて?念話駄々漏れだからね?。


(姉さん落ち着いて下さい。私は今その挨拶中なのですから年齢はもこちらにこられれば如何です?)


 何誘ってんの!?そんな簡単に………。


『皆も誘って行きます!』


 来るのかよ!?ってか皆!?一人でも大騒ぎなのに何人で来る気なの!?


「(分かりました)と言う事の様です」


「いやいや!と言う事です…じゃない!お前が現れただけで混乱してるのに何勝手に決めてるんだよ!?しかもただでさえ一人部屋で狭いのに何人来る気だよ!」


 そもそも軽い気持ちで家事を出来るのかと聞いただけなのにどんどん悪化してるんだけど!?疑問を解消するだけの積もりがどうしてこうなった!?。


「あ!それもそうですねでは(姉さん何人で来る気なのですか?)」


『アリエス、今ね皆に聞いたら全員行きたいって言ってるのよ~。流石に全員は迷惑になると思うのよね~。ねぇ何人なら大丈夫かしら?』


(そうですね………多くても5人が限界では?)


『そうね?やっぱりそれ位が限界よね………分かったわ!それじゃあ皆~5人に絞るわよ~♪『『『は~い♪』』』』


 おい!やっぱり分かってねぇだろ!?迷惑だから来るなって遠回しに言ったんだけど!?こいつら曲解して聞いていやがる!何とかして止めないと………。


『アリエス、そっちに行く5人が決まったから今行くわね~♪』


(お待ちしています)


「お待たせ~♪」


「「キャッ!?」」


 はい2回目~♪………何っうかもう少し考えて行動して欲しいな。

何だか疲れてきたしもう寝ちゃダメ?ダメだよなぁ………はぁぁ。

とにかく挨拶を済ましてコイツらが宿屋の手伝いをしてくれるかを確認して寝よう………いい加減ホントに疲れてきた。

そう軽く決意したのだが………嫌な予感が止まらない。

何事もなく終わって欲しいな………。





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