恋の話 〝最初〟
朝起きてまず思う
〝僕は君が好きなんだ〟
当たり前で幸せなそんな言葉を思うんだ
何で好きかと聞かれると
分からない
僕は君のことは知らないから
憶測で物は言えないんだ
それでもいいんだ
君のことを好きでいれればそれでいい
君が誰のことを好きだとしても
悲しいけれどそれは構わない
僕は好きでいたいんだ
君のことを好きでいたいんだ
あなたの横顔が好きなんだ
あなたの笑顔が好きなんだ
あなたの声が好きなんだ
それが偽物だったとしても好きなんだ
君の全てが好きなんだ
だけれど君はそこにいる
ての届くそこにいる
君の顔は真っ赤っ赤
林檎みたいに赤くなる
君の髪はさらさらで
まるで天の羽衣だ
やっぱり僕は好きなんだ
君の手紙に呼ばれてさ
木の下で待っていた
一体なんだろうって思ったんだ
どうしたんだろうって思ったんだ
僕は君の答えを待ちわびる
深呼吸を繰り返すそんな君を待ちわびる
これはもしもの話だよ
告白だったら嬉しいな
僕は君の声を待ちわびる
一縷の望み胸に秘め
君の声を待ちわびる