太陽に歌う
光が注ぐ
遥か遠い場所から
長い時間を駆け抜けて
太陽はいつもそこにあって
光に照らされ始める時が朝と呼ばれて
空に太陽が昇るたびに 人々が動き出す
ずっとずっと昔
人が人でなかった頃から
あの光は変わらず降り注いでいる
これからも変わらぬものと
つい盲信してしまうけれど
光も星 星は命
いつか消えてしまう時が来る
その頃にはこの地もなくなって
宇宙の地図は様変わりして
それをわたしは見届けられないけれど
見届けられない代わりに
わたしは歌う
どうか光よ
いつまでも
そこにあれ