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17 被災地②

「さて、まずは武器の基本から教えてあげよう。」


「よろしくお願いします。」


「この世界の武器は、3つの素材からできている。主材、魔粉、魔剤じゃ。主材は言葉のとおり、その武器の主な材料となるもののことじゃ。木や金属が主流じゃが、水晶や魔法で固体化させた液体なんかも使われるな。主材を変えれば、重さや斬れ味、耐久性が変わってくる。だから、主材は高ければ良いというものではなく、馴染むものが一番良い。ちなみに、この杖に使われている木のように、大体どんな人でも馴染むような主材もある。」


「ちなみに、そういう馴染みやすい木の価格はどれくらいなんです?」


「うーむ、安いものなら100gで9000ルビーくらいで済む。高いものなら100gで12000000ルビーじゃな。」


「12000000ルビー!?」


「そうじゃ。今は高く感じるかも知れんが、武器を色々見て回っていたらこれも端金と思えてくる。そういう物なのじゃ、武器は。」


僕が思っていた以上に、武器はお金のかかる物だった。日本なら、金で作ったとしても3600万円はかからないだろうに、ここの素材なら簡単に消えてしまうのだ。


「さて、話を戻して。次は魔粉についてじゃな。細かい定義やら製法やらもあるんじゃが、粉末状にした金属に魔力を帯びた液体を染み込ませた物を言う。魔粉の量、性質によって、その武器に宿る魔力や、魔力、魔法の伝導性が変わる。これは一番安価な組み合わせだと1g20ルビーじゃな。そこからは青天井じゃ。」


青天井……。


「あれ?どうやって固形である主材に魔粉を合わせるんですか?」


「いいとこに気がついたの。確かに、主材に粉をまぶしてもうまく馴染まない。そのために、武器を作るときは主材を粘土状にするんじゃ。すると、粉を練り合わせることができる。その上に特殊なコーティングを施す。さすれば、主材と魔粉は離れん。コーティングのメンテナンスは必要じゃがな。」


「そこらへんはしっかりしてるんですね。」


「もちろんじゃよ。さて、最後に魔剤について説明しよう。魔剤はまぁ、コーティング剤だ。さっきのコーティングの強度が決まる。割とどうでも良いように聞こえるじゃろうが、コーティングのメンテナンス費用やら頻度やら、長期的な費用が絡んでくるから、決してどうでも良いわけじゃあない。さて、武器の材料についてはこんなもんじゃろ。使い方やらは、武器ステータスという魔法と感覚で掴むんじゃ。

ほいじゃの。」


老爺は踵を返すと思えば、またこちらを振り向いてこういった。


「力は、制動できる量を緻密な計画をもって、有意義に使うものじゃ。」


一つ風が吹く。老爺は風に溶けていった。

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