8話 コロコロでも勝てるんです!
「はい、この前のお給料。この前休んだ2人さ、実は付き合ってて旅行に行ったんだって。だから給料削って2人にね。」
里騎太と俺は叔母に朝イチで呼び出されたと思った矢先突然なカミングアウトと給料袋を渡された。
確かに仲良いなぁと里騎太と話をしていたがまさか付き合ってたとは思わなかった。
「全然働いてないのに…ありがとうございます!」
叔母はまだ学生なんだから遠慮しないでいいと言いそのまま開店の準備に入ってしまった。
「なぁ、林太郎。久々にボウリングでもしようぜ。」
カコーン
という事で里騎太に誘われ隣町のボウリング場にやってきた2人は3ゲーム勝負をすることになった。
もちろん学生のノリと言えば負けた方がジュースというものだが2人は今日臨時収入が入ったので負けた方が次の居酒屋代を全持ちすることになった。
「言っとくけど俺はパワー型だからな。勢いに任せて全ピン倒すから。」
「里騎太。お前がテクニック型だって言ったらはっ倒す所だったわ。」
そうツッコんだ矢先里騎太は大きく振りかぶり11ポンドの玉をやさーしく投げた。
もちろん昔里騎太とボウリングに来た際、勢いよく投げレーンは凹みピンは凹みで大変だった。
優しく転がって行った玉は両端に触れることは無く、そのまま奈落に落ちていった。
「280対279…林太郎の負けじゃん。」
今回里騎太はターキーを何回か出したりと好調であり、負けてしまった。
「まさかお前に負けるとは思わなかった。だって拳を握ったら地球が滅ぶんだからってコロコロ投げたのに!」
次の居酒屋では遠慮なく飲んだ里騎太のせいで大破産した林太郎であった。




